ソラリスの時間
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ソラリスの時間

昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜!

38年前の百恵さんの「蒼い時」、今になって初めて読みました 

大阪北部地震の頃から、本来好きであるはずの様々なことにもやる気が湧かなくなり、グレーな時間を過ごしておりました。

大阪では阪神大震災以来の大きな揺れ、本当に怖かったです。揺れてる時間は阪神の時よりも短かった気がしましたが、座りこんで「こわ~い😫!!!」と叫ぶことしかできなかった。
うちは幸いにも、タンスの上に置いているものや花瓶が倒れるぐらいで済みましたが、食器棚の中でグラス類が一部雪崩を起こしていて、戸を開けたらいくつかのグラスやコップが落ちて割れてしまいそうなので、いまだに開けられないでいます💦

訪問履歴やアクセス状況などを見ると、地震の後にご心配いただいた方がたくさんブログに様子を見に来てくださっていたようで、お気遣いに感謝します! ありがとうございます😂



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嫌いではないはずのことにもやる気がまるで湧かなくなるというのは、地震のせいというよりも、私自身の小さな地殻変動なのではないかと思ったりします。
これまでも忙しさや様々な不調、気分的な要因でブログの更新が滞ることは度々あったけど、それらとはまた違う微妙な未体験の感覚。
白にも黒にも振り切れないモヤモヤとした時間の中、大型書店の文庫本フロアで偶々視界に入ってきたのが、山口百恵さんの著書「蒼い時」でした。

文庫本は1981年が初版ですが、ハードカバーの単行本は1980年に出版されました。
百恵さんの引退前ということもあり大ペストセラーにもなったので、当時の私もとても興味を持ちましたが、読まなくて正解でした。
小6~中1のガキにとっては、野次馬的な好奇心が満たされるだけで、この本の凄さは到底理解不可能だったと思うから。読めない漢字もあっただろうし(笑)



[「蒼い時」に見る、百恵ちゃんのココが凄いよ]

1・自分のその時々の、デリケートな感情の動きを克明に記憶している

若い頃は自分の感情に飲まれてしまって、冷静な分析や客観視なんてなかなかできないと思うのですが、百恵さんは自分の繊細な感情の動きを克明に覚えている、つまり冷静に自分の心を捉えることができていたということに驚きました。

嬉しいことがあったら喜んで終わり、悲しいことがあったら悲しんで終わりで過ぎる年齢のはずが、そこからさらに深く自分の感情と対峙し見据えていたんだと。そうでないとあそこまで詳細に記述できるほど、その時の仔細な状況や心の動きは覚えていられないはずだ、と思いました。


2・自分の気持ちに正直に誠実に書くことに徹底した姿勢

この本が出た時代は、乙女チックな少女マンガなどの影響を受けた女の子たちが、ポエムな文章を手紙や交換日記やらに綴って遊んでいた時代でもありました。(自分もまさにそうだった) ツッパリブームの始まった頃でもあり、乙女チックにまた時にはちょっとだけワルぶったりしながら、その時代の気分と表現を楽しんでいた時代とでも言ったらいいのか。

一方、百恵さんはというと、そんな若い女の子らしい飾りっ気とは無縁な質実剛健な文章を書いておられます。まあ、若いといっても20才前後にはなっておられたので、私たちのようなローティーンとは趣味嗜好もかなり異なってはいたのでしょうが。

読んでいてすぐにわかったのは、誇張も嘘もない、とにかく自分を偽らない正直な文章を記そうと努めておられること。

私なども自分の想いを伝えたいがゆえに、あるいは体裁を気にして、盛った表現や飾った表現をしてしまいがちになるのですが、そういうことはあえてすまいと努めておられるかのような強い意思が伝わってくる文章に感服しました。
誠実な方なのだと思います。



3・アイドルが自分で全て書いた文章にしては、相当なレベルの高さ


当時、アイドルの出すエッセイ本と言えば、ゴーストライターによって書かれたものであることは世間でも暗黙の了解、半ば常識でしたよね。
しかしこの本は、全て百恵さん本人の手によって著されています。それだけでも当時の常識を打ち破っていると言えるのですが、書かれている文章も上手いです。

プロの作家のような手だれ感や流麗さはないのですが、編集者の助言や直しが多少入っている可能性を考慮しても、そのかなり高い文章力に驚きました。いや、ボリュームも結構有るし、なかなかこのレベルの文章は書けるものではないですよ。風景・情景の描写もサラリと上手いし、構成力もしっかりしてるし。

落ち着いていて精神年齢が高いというだけでなく、こういった面でも頭の良い方だったんだ~と今更ながらよくわかりましたね。


4・ UFO? 不思議体験の記述も

夜中に自宅の2階で寝ていると、眩しい強い光が差し込んできて、マスコミだと思い怒って窓を開けて見ても誰もいない。それがその夜だけ何度も繰り返されたという話。
確かに照明や車のライトの反射だとすぐにそれだとわかるだろうし、2階なのだからベランダにでも侵入しない限り、そこまで眩し過ぎるというのもありえない。

百恵さんのような人が、こういうもしや⁉な不思議な体験があるとなぜかちょっと嬉しい(笑)
売名目的の嘘を言うはずのない人だからこそ、もし本当にそっち系だったとしたら、アブダクション(宇宙人に誘拐)されて無事戻ってきてから詳細を報告して欲しかった気もします(笑)



その当時の女の子らしからぬ質実剛健な文章を書いておられるという話をしましたが、お母さん宛ての手紙として記された文面を始め、書かれているエピソードには昭和の空気が漂っています。
昭和40年代前半~半ばには横須賀あたりもまだ未開発で田舎のエリアがかなりあったんだなあとか、新聞配達のエピソードとか。

そう考えてみると、その時代の女子らしからぬと最初に感じた百恵さんの文章も、余分な雑音がない分、その時代をかなりリアルに映した読み物にもなっているような。
今だからこそできる楽しみ方、読み解き方でもあります。



グレーゾーンに引きこもっていた間の数少ない、私の欲した娯楽が本を読むことと(と言ってもこの本だけだけど😅)、ライアン・ゴズリング様の出演作のDVDを見ることでした。
「ラ・ラ・ランド」も「きみに読む物語」も「ブルーバレンタイン」も見たよ~😍

こんなにハマった外国人俳優は初めてなので、どうぞ温かい目で見守ってやって下さい(笑)

(コメント欄、次回あたりからちょっとの間閉じるかも知れませんがごめんなさい🙏 )



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鉄道ノスタルジー~遺構と線路跡とすすきの原を進む列車・JR因美線・美作河井駅 

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前回に続いて今回も、因美線沿線の無人駅を。
岡山県最北端の駅、美作河井駅。昭和6年開業。
前回の美作滝尾駅同様、開業当時のままの駅舎が今も残されている。


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上り下りの列車が行き違う複線だった時代に使用されていた線路の跡。
急行列車が、この駅に停まっていた時代もあった。



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冬場、鳥取から来る除雪車の向きを変えるために使用されていた手動の転車台が線路脇に遺跡のように残されている。
その傍らにあった、おそらく除雪車を転車台に引き込んでいた短い線路の跡。



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すすきの中を分け入るように進んでいく列車を、ホームから見送った。



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⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐


私の故郷の町(合併前の町)にはJRの駅が3つあって、美作河井駅はそのうちのひとつの駅なのですが、私自身はこの駅で乗り降りした記憶がありません。
私の実家があった最寄りの駅から見ると、津山とは反対方面、つまり鳥取方面へ向かう列車に乗ることになるため、同じ町内でありながらも全く縁のない駅でした。

そういうこともあってかこの駅に降り立つと、懐かしいというよりも、自分が一人の「旅人」であるという想いが強くなりました。
すすき野の中を埋もれるようにして進んでいく1両の列車は、一人旅立っていく人の後ろ姿のようにも見えて、物悲しささえ感じました。

そんな私の安っぽい感傷はさておいても、鉄道マニアのみならず旅好きの方にも是非おすすめしたい駅です。
あと、写真を撮るのが好きな方に。

詳しくは、トラベルジェイビーに書いた拙記事「日本の原風景!山間の岡山県北~鳥取を走る因美線、鉄旅の見所は?」 もご覧いただけますと良いかと😄


[おまけ]


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津山駅近くにある「津山まなびの鉄道館」に展示してある懐かしの国鉄車両(私もこの列車に毎日乗っていました)や、ホームの柱に取り付けられていた駅名のプレート、切符発券用のスタンプ。


ブログ村の登録カテゴリーを、「昭和レトロ」➡「写真」に初めて変えてみました😋 すぐに戻す予定ですが、たまには気分を変えて😁
⬇⬇⬇
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プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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