ソラリスの時間 ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品

ソラリスの時間

昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜!

映画が好きだった!〜昔の映画関連の文庫本とパンフレット初公開☆ 

うわっ、なんやかんやで1ヶ月近く更新してなかったよ〜ブログちゃん!!!(@^0^@)(←なんで、笑顔

ところで、みなさんは「午前十時の映画祭」ってご存知でしょうか??
全国の東宝系の映画館(全館ではないと思いますが)で、昭和の頃に話題/人気を博した懐かしの名画が午前十時から上映されるというイベントで、1週間ごとに上映作品も変わって行きます。
好評ということもあってか、東京のみゆき座と大阪の梅田の映画館では午前十時だけにとどまらず、なんと終日上映してくださっていますo(^-^)o

3年目になるイベントですので、特にうちのブログのような懐かし系ブログを見てくださってる方でしたらご存知の方もかなり多いかと思いますし、実際に何度か足を運ばれている方もいらっしゃることでしょう(*^-^)b

ワタシも、おととし最初に開催された年に1度行って以来、久々に先日行って来ました☆

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梅田のTOHOシネマのこの11月は、個人的に黄金月間なんですよ〜
先週がこの「E.T.」、今週は結局見れなかったけど「シザー・ハンズ」、そして今日土曜日からは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」・・・好きな作品目白押しッ! ≧д≦)ノ゚
なので、ずっと前から今年の11月は久々の映画の秋にしようと目論んでおりました。

「E.T.」、DVDでも長らく見ていなかったので本当に久々だったんですが、思った以上の鼻水ズルズル状態に(笑) E.T.とエリオット少年が最初に心を通わせるチョコのシーンから、もうすでにうるうるとキテしまいました
ストーリーがすべてわかっているのにこの状態、いや、もしかしたらストーリーを知っているがゆえによけいにこんなふうになってしまうのか、それはわかりませんが、とにかく今見ても素直に感動しました。

そして、ベタな感想になってしまいますが、やっぱりいい映画はスクリーンで見るのが一番!と今更ながら実感した時間でもありました


さて。
そんなふうに話しますと、本日のブログのタイトルからも、「マナサビイさん、きっと昔から映画館に通って、かなり見られてたんでしょうね〜」とお思いになる方もいらっしゃるかと思いますが、いちばん映画を見ていた10代の頃、ワタシがその面白さを堪能していたのはスクリーンでではない、ほとんどがテレビを通してでした。

3年前にも「懐かしい!月曜&水曜ロードショー」と題してブログを書いていますが、とにかくこのふたつの映画番組が当時は好きで
日曜洋画劇場、ゴールデン洋画劇場、金曜ロードショーはこの後に続いた番組で、モチロンこれらも見ていましたし、高校を卒業して大阪に出て来てからは劇場で新作映画を見る機会も格段に増えたのですが、ワタシが映画好きになった原点、キッカケと言えるのはやはり、小中学生の頃に夜更かしして見ていた月曜ロードショー、水曜ロードショーなのです。

前置きが長くなってしまいましたが、今日は、その頃に買っていまだに部屋の本棚の前列に並べている映画関連の文庫本と、大阪に出て来てから買った好きな作品のパンフレットを初公開したいと思いマス
映画好きだったくせに、ブログではこの頃の映画のことをほとんど書いた事がなかったですし〜(●´3`)〜♪



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集英社のコバルト文庫(‘コバルト文庫’自体が懐かしい〜〜!)から出ていた「青春映画グラフィティ」
この本の奥付けを見ると、「昭和55年9月25日 第2刷発行」と書いてあるので、きっとその頃に買った本。
たぶんもうとっくに絶版になっている本だと思います。

この表紙を今見ると、小中学生が読むにはちょっと大人びた雰囲気の本のように感じますよネ^^
でも、当時は映画が好きだったのと背伸びしたい年頃でもあったせいか、特にそのようには感じませんでした。

1950年代から80年にかけてヒットした名作恋愛/青春映画(洋画)のストーリーや出演俳優のプロフィールが掲載されている本で、

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↑当時、続編も含めて水曜ロードショーで何度も放送されていた「フレンズ〜ポールとミシェル〜」や、

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↑これは、おなじみの「ロッキー」
その他にも、「ローマの休日」「理由なき反抗」といったヘップバーンやジェームス・ディーンの超有名な主演作、「ウエストサイド物語」「風と共に去りぬ」といった50年代の大作から、70年代の「イージー・ライダー」、「卒業」「小さな恋のメロディ」「追憶」などなどの今となっては‘クラシック’の部類に入る名作映画のストーリー概要が綴られています。

「青春映画グラフィティ」の名の通り、「アメリカン・グラフィティ」「グローイング・アップ」「サタデー・ナイト・フィーバー」「グリース」・・・といった作品もモチロン網羅。
このへん全部、テレビで見た作品ばかりなので、書かれてるストーリーを読み返しただけでも、本当に懐かしい〜!


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デ・ニーロとカトリーヌ・ドヌーブの顔写真も、若い〜

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ロバート・レッドフォードなんて、今の若い人達は名前すら聞いた事なかったりするんだろうな。
ブラピが出て来た時、顔が若い頃の彼に似ていると評判になりましたよネ^^




その他にも、作品がノベライズ化された文庫本も何冊か持っています


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テレビで放映された映画を見て感動し、当時買ったのがこの3冊。

999はともかく、ローティーンの年齢で果たしてこんな恋愛映画の内容が理解できていたのか??と言われると、当然ですが、今にして思うと全く理解できていませんでした(笑)
でも、その純粋でロマンチックなストーリー(表面的なもの)だけは子供でも理解できたので、大人の恋愛に対する無邪気な憧れからこういう映画を好んで見たり、小説まで読んだりしていたんだと思いマス

その頃以来、大人になってから1度も読み返したことがないのは、こういうお互いが愛し合っていながら生死別しなければならないストーリーが悲し過ぎて読めなくなってしまったためなのですが・・・
長年のこのナイーブな慣習から、もうそろそろ脱却しないとね(笑) 


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「ラブ・ストーリー」、映画の邦題名「ある愛の詩」の有名なセリフ。
意味もわからないのに、こんなロマンチックなセリフが好きで、ノートに書いたりしていました(笑)

この頃は、「映画鑑賞ノート」もどきのものを自分で作っていて、テレビで映画を見るたびに短い感想を書いたりもしてたんですヨ
そのノートが今でも残ってたら良かったのにな〜!



先ほども少し書きましたように、大阪に来てからは梅田東映の映画館(今はもうありません)が入っているビルにあった映画グッズのお店で、好きな作品のパンフレットをちょくちょく買ったりもしていましたので、ここで一部ですが、初お披露目しマス〜(^-^)/♪


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左はさっき本でも持ってた「ラスト・コンサート」、そして右は「リトル・ロマンス」のパンフ。
「リトル・ロマンス」のこの女の子って、あのダイアン・レインなんですよ〜!

このふたつの映画に共通するのは、そのロマンチックなストーリーと共に、映し出される風景に魅せられた映画ということ。
「ラスト・コンサート」にはフランスのモン・サン・ミシェルが印象的な舞台として登場していて、「リトル・ロマンス」ではベニス(今ってべネチアって呼ぶ人の方が多いかな)がクライマックスの舞台になっているんですけど、その風景の美しさが当時心に焼き付けられました。

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今でこそフランス・ツアーのコースに必ずといっていいほど組み込まれているモン・サン・ミシェルですが、当時はまだモン・サン・ミシェルは日本では全然無名だった時代で、この映画をテレビで見て以来、フランスではパリ以上に行ってみたい場所になりました。
二十歳ぐらいの時に、「行ってみたい♪」と言った時もまだ友達に、「はあ?!それどこ?!(・_・;)」という顔された記憶が。でもいまだにまだ行けていなかったりするんですけどネ(笑)

ベニスの「ため息の橋」の伝説も、子供心にロマンチックだなあ〜と憧れました。
ベニスの夕景は、本当に綺麗ですもんね〜+.(・∀・).+:。
でも、この映画では、この主役の少年少女のカップルよりも、ふたりを助ける老人役のローレンス・オリビエのせつない役柄が心に残りましたね


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このあたりの映画は、先ほどご紹介した文庫本やパンフとは、雰囲気や時代がちょっと違う映画になるんですけど、一応こんなパンフも持っています、ということで
「ラピュタ」のパンフは映画グッズのお店で買ったものですが、「プラトーン」「プリティ・ウーマン」は当時劇場で見た時に買ったものです。

「プラトーン」は、この映画が気に入ったからパンフレットを買ったというよりも、きっと生々しい戦争映画をそれまで見た事がなかったので、インパクトの強さに圧倒されて買ったんだろうなあと思います。
後に見た「戦場のピアニスト」もそうだったんですが、こういう戦争映画って見終わった後、疲れすぎて席からなかなか立ち上がれなかったりするんですよね

「プリティ・ウーマン」は当時、ほぼ同じぐらいの時期に大ヒットした「ゴースト」とどっちが好みか?という話を友達としたのを思い出します。
ワタシと同年代の女性の方でしたら、これと同じような会話をたぶんやっておられたのでは??

「ラピュタ」は宮崎監督の作品の中では、「カリオストロ」に次ぐ好きな作品。
でも、残念ながらいちばん好きな「カリオストロ」のパンフレットは、持ってないんですよね〜

そういえば今回、家に残っているいろいろな映画のパンフレットを見返しながら思ったんですが、「プラトーン」のように迫力に気おされて記念品的にパンフレットを買ってしまった映画がある一方で、「カリオストロ」のように10代の頃テレビで見た映画で好きだったにもかかわらずパンフレットを持っていない作品がとても多いんです。
「E.T.」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フット・ルース」「フラッシュ・ダンス」「タワーリング・インフェルノ」「スティング」、チャップリンの「街の灯」、アニメだと「999」とか「キャプテン」、「エイリアン」、「エレファントマン」、あと当時「オカルト映画」と呼ばれた一連のホラー映画の中では「サスペリア」「サスペリア2」などなど・・・このあたりの思い出深い作品のパンフレットはことごとく持っていない ┐(´ー`)┌
20代になってから見た「スタンド・バイ・ミー」や「赤毛のアン」「カイロの紫のバラ」なんかも大好きだったのにな〜!
もっと探して買っとけば良かったなぁ〜!




それにしても。
今回久々に「E.T.」を見たり、こうやって昔の映画本やパンフレットを見直して行ったりする中で、昔みたいに映画をもっと見たいという意欲と興味がフツフツとわき始めました
プロフィールに映画鑑賞が好きと書いてるくせに、DVDやテレビを含めても映画を見るのって、年にせいぜい3、4本ぐらいだったんですよね、この十数年余り

いまだに月・水・金曜ロードショーのあのオープニングの曲と映像、それに水野晴郎さんや荻昌弘さんの解説が大好きで時々youtubeにupされている動画を見たりするんですが、もう一度背伸びしていたあの頃のようにワクワクした気持ちで映画が始まるのを待ちたい、と思うようになりました。

E.T.にしても、なにせオリジナルが1982年の作品ということもあって、今から見ると昔の映画ならではの独特の古さ、映像や演出、ストーリーのキメの粗さも感じないことはないのですが、その素朴さとヒネリのなさゆえに、より感情移入しやすく心から感動できるというのもまた事実。
そういう時間を少しでも多く持てればと。 幸い、いまだに見ていない名作も、まだまだたくさんありますから^^
それに当時は持ち得なかった大人の視点から、もう一度深く色々な作品を味わってみたいというのもあるんですよ〜




「ブレードランナー」、公開当時、周りで一緒に見ようという話も出ていたんですが、結局行かなかった。 
でも、今更ながらですが、見てみたい映画の1本です。



これぞ、まさに、ワタシが一番最初に「カリオストロ」を見た日の放送回!!!
忘れもしない1980年12月の水曜ロードショーの動画を発見! 感激〜〜☆☆☆ ≧д≦)ノ゚




このトランペットの音色に酔いしれてしまいそう。。。この映像と音楽だけで、非日常の世界へ一瞬にして持って行かれます。
・・・やあ、映画って、本当にいいものですネ ゚.+:。(´∀`)゚.+:。

とりあえずは来週、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、20年以上ぶりに大きなスクリーンで見て来よ〜♪
テレビでは数年前にも見たんですけどネ。


(懐かしの動画コーナーも久々に更新☆金曜ロードショーのOPを入れました〜(^-^)/





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[ 2012/11/25 03:02 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(20)

ついに満を持して最愛の「ルパン三世・カリオストロの城」、申し訳ない、語らせてください!(^^;) 




http://www.youtube.com/watch?v=OkqvtFRllrY&feature=related

( あ~、この歌、何度聴いてもいい歌~♪  インストゥルメンタルもいいですよねん~




金曜日の夜、「ルパン三世・カリオストロの城」の放映が日テレ系でありました。


この映画、最低でも2、3年に1回ぐらいは放映されてるので、またこれか~ と思われた方も大勢いらっしゃるかも知れませんが、今回は金曜ロードショー25周年記念月間ということで初の超高画質放送、なおかつ地デジ対応TVではシーンガイドが画面に映し出されると新しい試みがなされていました。
うちのTVはまだアナログなのでザンネンながらシーンガイドは見れませんでしたが、画質はほんとにすごくクリアでキレイになっていてびっくりしました!  
今年の新作アニメかと見まがうぐらいの、鮮明画像!


でもそれ以上に、1979年の上映以来31年めの現在においても、この作品自体の持っているオリジナルな輝きが色あせることはありません



ワタシがカリ城に初めて出会ったのは、忘れもしないちょうど30年前の12月。
クリスマスのちょっと前、家でこたつに入って、向かいのお店で買ったバタークリームのミニケーキ(表面はチョコ )を食べながら、水曜ロードショー(当時は金曜でなしに水曜だった)で放送されたのを見ました。

見た翌日、同じクラスでやはりこれを見ていた女の子と「良かったよな~、すっごい良かったよな~ 」としゃべり倒し、授業中もこの映画のことで頭がいっぱい。。。!
電撃的な一目惚れの恋 をしてしまったかのような興奮冷めやらぬ状態で1日を過ごしたのを、今でも鮮明に覚えています。

小学校5、6年の時から中学の頃まで、TVで放映される映画が好きでよく見ていて、どんな映画を見たかという記録をノートに書いていた時期もあったのですが(このノートが今残ってたら良かったのにと思う )、思春期の多感な時期に見た映画とはいえ、ここまで克明に見た時期から見ている状況、見た後の興奮具合まで覚えている映画は、後にも先にもこの作品だけしかありません。

大人になってからは子供の時よりも映画館で映画を見る機会が増えたこともあって、誰と一緒に見たとかどんな精神状態の時に見たとか、そういった状況を詳細に覚えていることは多々ありますが、それでも見た日のあくる日の晩までずっと余韻に浸っている状態が続いた映画というのはなかったので、やはりそういう意味では、今の時点でいうならワタシの人生ベスト1の映画と言ってもいいと思います


その時以来TVですでに7、8回は見ているので、展開やセリフを熟知しすぎていて、最初に見た時のようなハラハラドキドキしながらの作品世界への入り込み方はさすがにもうできないというのが正直な所ではあるのですが・・・
それでも、何度見ても、おとといの夜に見た時点でも、いまだ胸にきゅんきゅん来るシーンがあるというのがスゴい!
だってもう30年に渡って見続けてるんですよ~!(カリ城みたいな男性と結婚できたら女性もシアワセやろな~(笑))


そういったワタシが大好きなシーンも含め、カリ城のどこが魅力なのかを今回は自分なりに徹底解剖、というよりもおさらいしてみました^^♪ 
これからは完全にワタシのシュミの領域で暴走させていただきますので(予告)、見たことがない方、ご興味ない方には全く面白くないかもしれませんが、ゴメンナサイっ






1.泣ける映画だけが感動する映画ではないと、ワタシに初めて教えてくれた映画!

先ほども書きましたように、ワタシは小学校の高学年の頃からTVで放映されるいろんな映画を見ていました。
思春期の始まる時期だったこともあり、ちょっと背伸びした恋愛映画は特に興味があってよく見ていましたが、それも含めたいわゆる‘感動的な映画’が好きでした。

その感動的な映画というのは、ひとことでいうと「泣ける映画」
最近で言うと、セカチューを見て涙する(涙したい)若い子たちと似た志向だったのかも知れません。

「ラスト・コンサート」のような愛する人の指揮するコンサートを見守りながら静かに息絶えて行く映画だったり、「E.T」や「さよなら銀河鉄道999」「二十四の瞳」のような別れのシーンが印象的な映画だったり、「チャンプ」や「キタキツネ物語」のように小さな子供や動物がラスト近くで可哀想にも亡くなってしまうシーンがある映画だったり・・・。
見ている途中やクライマックスシーンで思わず泣けてしまう映画=感動的な映画という気がしていました。


でもこの映画を見終わった後、なかなか消えない余韻にずっと浸りながら、ワタシは当時子供ながらに気づきました。
「涙が出ないのに、感動する映画があるんだ。。。」と。

決して涙なしでは見られないというような悲しい映画ではない、さわやかな余韻が残る映画なのに、どうしてこんなに胸がいっぱいになるんだろう?! こんな感動の仕方があるんだ。。。


コミカルな中にあふれる、オトナのセツナさとペーソスを感じ取れていたゆえ・・・かどうかはさすがに怪しいですが(笑) 
いや、でも分析はできなかったけど、コドモなりにどこかセツナいものを感じ取っていたのだけは確かだった。。。と信じてマス(笑)


ともあれ、カリ城に出会ったのを機に、ルパンというアニメ、そして映画そのものがますます好きになりました。





2.映像(絵)と音楽のセンスがスゴい!

カリ城を語る上で、ワタシが外すことができない大好きなシーンはいくつかあります。
ラストの銭形警部の名セリフや、城にしのび込んだルパンが悲しみと絶望に暮れるクラリスの前で可愛いミニ手品をしてみせるシーンは、このアニメを1度でも見たことがある人にとっては印象に残る超名シーンなので、あえてここではもう触れないことにして。
それ以外で、個人的に特に選りすぐりの大好きなシーンについて。。。と言われて思いつくシーンは2つ。

オープニングで、国営カジノからまんまと盗んだはずの大金がゴート札と言われる偽札であることに気づいたルパンと次元がその謎を探るべくカリオストロ公国へと向かうシーン。
もうひとつは、ラスト、ルパンたちが万感の想いを胸にカリオストロ公国から去っていく時のシーン。

この2つのシーンに共通するのは、どちらも「炎のたからもの」というこの映画の主題歌とも言える曲がBGMに流れることです♪♪♪


え?じゃあシーンというよりも単にこの曲が好きなだけでは??(笑)と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、この曲自身が単体で持っている魅力をさらに倍増させるかのような、シーンとのマッチ具合がハンパないのです!

特にオープニングの方、夕暮れの中愛車のフィアットを走らせながら、そして時には車を停め星空のもと葉巻をくゆらせながら、カリオストロへと向かうルパンと次元の道中は、本人達も知ってか知らずかどこか哀愁の予感に満ちています。 
背景を彩るオレンジ色、薄紫やピンク色の夕景、映し出されるシルエットがとても美しくロマンチックなのですが、そういった絵と、哀愁に満ちたバラード調のこの曲は見事に一体化、すでにオープニングのこの時点で「わ、この映画はきっとステキな映画に違いない。。。!」とわかる、神シーンなのです


(オープニングのシーンは コチラ に動画がupされています♪ 曲は原曲とは異なりMIDI風にアレンジされていますが。)



さすが宮崎駿監督作品だけあって、カリ城は背景の描き方とか色使いがとても優れていてキレイなのですが、個人的にはこの夕景のシーンにも表れているピンク系の色使いがとても気に入っていて、後にクライマックスシーンでのローマ時代の遺跡が水の底から出現するシーンも、確かこういうロマンチック系の色彩がちょっとだけ使われていたように思いマス。このシーンも美しかったなあ。。。

このローマ遺跡出現シーンのBGMとして流れる「回想のミステリアス・ジャーニー」というインストゥルメンタルの曲もハズせない大好きな一曲

カリオストロから去って行くルパンたちのバックに流れる「炎のたからもの」は、ラストシーンということで、見ているワタシも万感がこみあげてきての感動、という要素が大きかったと思います。

途中で挿入されるカーチェイスシーンなどのアップテンポの曲も含め、とにかく、これまでのアニメ映画の中ではダントツいちばんの音楽センスを誇る作品であることは間違いないのではないでしょうか?


(ただルパンに関して言うと、この映画に限らずTVシリーズも含めて、神曲 の宝庫なので、音楽に関しては、またべつの機会にあらためてその魅力を書きまくりたいと思いマス。)



ついでに付け加えさせていただきますと、これ以外に、映像とセリフの組み合わせの絶妙さが光るシーンも実はあります。

ラスト近く、インターポールがやっと重い腰を上げて偽札製造の現場捜査・摘発のためカリオストロにやってきて上空のヘリから捜査陣が落下傘で降りて来るシーン。空からまるで草花の綿穂や白い花びらのようにゆっくりと舞い降りてくる落下傘の群れを見ながらの、クラリスのひとこと。
「行ってしまわれるのですね。。。」

遠くに見える古城と空を眺めているルパンとクラリス、ふたり並んでの別れの前の淋し気な後ろ姿。
そしてそれとは対照的などこかのどかで平和にも見えるフワフワとした落下傘の群れの対比が、詩的でスゴい~!!!(感涙)






http://www.youtube.com/watch?v=iV_5i-Bscoo&feature=related






3.コミカルさとロマンチックのバランスがスゴい!

1でも少しだけ書きましたが、ルパンの魅力というのは、アウトローの痛快さと同時に、コミカルな中に垣間見える大人のセツナさやペーソスにあるとワタシは思っているのですが、カリ城はさらにそのバランスが絶妙です。

というのもTVシリーズや劇場化作品第1作「ルパンvs.複製人間」(マモーが出て来るやつ)にくらべて、コミカルな描写とロマンチックな描写のメリハリが格段に大きくなっているからです。
メリハリが大きくついていればいいというものではないでしょうが、この作品に関しては、そのことがこの作品世界へと見ているワタシたちを引き込む大きな要因になっていて、ドラマチックな感動を高めているように思いマス。


カリ城のルパンは完全に宮崎監督流のアレンジがなされていて、もともとのルパンよりも優しい善人に描かれているのが物足りないという、原作マンガやTVの1stシリーズからのコアなファンの方の感想も少なくないようですが、根本にある「ルパン的美学」はこの作品においてもやはり失われてないようにワタシは感じます。


ーーー悲しみを知らない人間に喜劇は演じられないーーー


この作品の中でも悲しい時窮地に陥った時ほど、のんきに構え、陽気におどけて見せ、笑って見せるナイーブなルパンの姿が見られます。
孤高なアウトロー、ルパンの宿命なのかも知れませんが、こういうコミカルな一面(またはクールな一面)とナイーブでロマンチックな一面、両方を併せ持っているのがルパン自身の最大の魅力であると同時に、ルパンという作品世界の魅力であるとワタシは思ってるのです^^♪



映像的に言うと、コミカルな場面からロマンチックな場面あるいはシリアスな場面へのスイッチ具合も、これまた絶妙
こういった場面転換のうまさが、この映画の独特のテンポの良さにつながっているような気がします。

<例;クラリスのいる城の北の塔へたどりつくまでの、アニメならではのルパンの笑えるシーン(城壁を垂直に駆け下りたり、その勢いでジャンプして三段跳びのように塔を渡って行ったりする)→ クラリスのもとにたどり着いてからの優しさあふれるロマンチック手品シーン。

伯爵にやられて重傷を負い、寝かされていたルパンが、目覚めた途端に「血がたりねぇ~!食いもん持ってこい~~! 」の後、志村さんのスイカコント的な超人的な勢いで食べまくるシーン(笑)→ シリアスな表情で、クラリスとの10年前の出会いを語り始めるシーン、など。。。>





4.愛すべき大人ワールドがスゴい!

前の「3.コミカルさとロマンチックのバランスがスゴい!」と少しダブってしまうかも知れないのですが、そもそも大泥棒という悪役が主役であり人気者にもなっているこのルパン、単純明解な構図ではない、「○○なのに☆☆」という相反する要素が共存する大人っぽさが、TV、映画問わず、独特の‘味’につながっているように思いマス。


ご存知ルパンの宿敵、銭形警部ですが、ルパンの非凡さ、才能、人となりをどこかで認めているフシがあり、巨悪を企む大悪党の前ではことさらルパンの凄さをアピールをしてしまうことも。^^;
カリ城のように城を抜け出すまで協力してタッグを組むというまでの展開になることはまれですが、TVシリーズでルパンが死んだと思われた時も一瞬号泣したりと、ルパンに対する並々なら愛着を感じることもしばしばです(笑)

そしてある時は味方であり、ある時は敵、またルパン達とお宝を奪い合うライバルにもなるクールな不二子も、実は心の底ではルパンを愛しているフシもあり、そういったビミョーな関係も大人ワールドだなあと思うのですが・・・


この映画の中で、大人を感じさせるせつないけどステキなシーンだなあと思ったのはやはりベタになってしまいますが、ラスト、一緒について行きたいと胸にすがりつくクラリスを抱きしめようとして、必死に思いとどまるルパン。。。もう、これに尽きます(笑)

今でも覚えているのですが、初めてTVでこのシーンを見た時は、子供だったゆえ意味がわからなかったんですよ。
どうしてルパンはクラリスを抱きしめてあげないんだろう  どうして抱きしめようとしている腕を無理矢理必死に下ろそうとしてるんだろう と思ってました。


ルパン、やっぱりいいですよネ~。。。(しみじみ)


細かい部分で言うと、いつもはシャイでクールな次元がクラリスからもらった(クラリスが次元と五右衛門のお守り代わりに置いて行った)ティアラ をいつもの帽子の上からちょこんとかぶって敵相手に奮闘するシーンが、何とも言えず微笑ましい♪   
大人の男性の可愛さが表れてるシーンだなあと見るたびに思う、コミカルで何気ないけど大好きな一コマです。


( TVシリーズの話になってしまいますが、このカリ城のようなロマンチックな純愛シーンはほとんど出て来ないのに、エンディングバラードなどには、「愛(LOVE)」がタイトルにつけられた曲が多いというのも、大人なルパンワールド、ニクいなあ~♪と思いマス。)




5.不二子とクラリスに見る女子の魅力!

TVシリーズの時点から不二子には、子供心に憧れを抱いていました。
カリ城の不二子はルパンを助けることはあっても裏切ったりはしないので、TVシリーズとくらべるとびっくりするぐらい毒がないのですが、TVシリーズを見ていた時も、「あ~、コイツ、またルパンを裏切ってるわ~! 悪い女~ 」とは思っても、エンディングで不二子が夕暮れの中ひとりバイクを駆っているシーンが映し出され、テーマ曲が流れ始めるたびに、「・・・カ、カッコイイ~。。。(惚)」

オトナになったら車よりもバイクの免許取って、不二子みたいにカッコ良く夕日を浴びながらバイクを駆れる女性になりたい!と思っていたこともマジでありました(笑)(結局どっちの免許もとらずじまい)
美人でクールでカッコイイ大人の女性=峰不二子という図式がワタシの中ではカンペキに出来上がっていたらしく、ワタシ自身は全く覚えていなかったのですが、20代であった同窓会の時、「不二子みたいになりたいて、言うとったよな~ と久しぶりに会った同級生の女の子に暴露され、そんなことまで言ってたんかと自分で呆れ返ってしまいました


この映画に出て来るクラリスのお姫様らしい純粋さ、可愛らしさ、ケナゲさは言うまでもないことなのでもうここでは触れませんが、ワタシがもし男だったらクラリスと不二子を足して2でわったような女性が理想かな~(笑)

一見全く対照的に見えるふたりだけど、アウトローを貫く不二子と、悪に屈しない芯の強さと気高さを持つクラリス、生き方に一本筋が通ってるトコロは実はスゴく似てるし、そういうところは同じ女性としてもいまだに憧れなのです
ルパンって遊び人で頭がいいだけあって、さすがオンナを見る目も上等ナリ~(笑)
どっちの女性も実際は、かなり非現実的な設定ですけどネ



幽閉されている北の塔からクラリスを救い出し、自らも城からの脱出を図ろうとする不二子が、クラリスのもとへやってきたときのふたりの会話。
クラリス「あの方(ルパン)をご存知なの?!」
不二子「・・・(中略)・・・恋人だったこともあったカナ。」
クラリス「・・・捨てられたの?」
不二子「私の方から捨てたのよ(^^)♪ 彼、筋金入りの女ったらしよ、気をつけなさい


めずらしく優しいお姉さん目線で語る不二子と、それに聞き入る恋する可愛いお姫様、クラリス。
このふたりの短い会話シーン(プチ・ガールズトーク)もほんとに何気ないけど、ワタシは好き




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




30年前、この映画を初めて見た水曜ロードショーの解説者は故水野晴郎さんでした。
名作・傑作と賞賛される映画、ワタシ自身もそう感じる映画は過去にもあまたあれど、水野さんの「やぁ~、映画ってほんっとにいいものですネ」という決まり文句がこんなにあてはまる映画があるだろうかと、あれから30年後の今でさえ思う。


社会の歪みを映し出したり、問題を提起しているようなシリアスな映画でもなければ、人間とはこうあるべきということを主張している映画でもない。
のちの宮崎アニメ、ジブリ作品の「もののけ姫」や「千と千尋~」のように観客に意味を問うような高度で複雑な映画でもなければ、人間の深淵に迫るような難解で芸術的な映画でもない。

どこまでも誰にでもわかりやすいザッツ・エンターテインメントに徹していながら、「楽しい映画」と評してしまえば言葉足らずな気がするし、「素晴らしい映画」と評してしまえば、ルパンが持っている独特の世界観、軽妙洒脱な味を消してしまってるような気がして、かえって申し訳ない気がする。

そこで登場するのが、水野さんの番組の締め言葉であった「いいものですネ」。
・・・そう、一見曖昧にも聞こえるその言葉通りの「いい映画」とか「ステキな映画」いう形容がいちばんピッタリの映画のような気がするのです。

ストーリー、展開のテンポ、プロット、セリフ、絵、音楽。。。個々で見てもほぼカンペキと言っていい作品なのに、これがすべて一緒になると、カンペキという言葉ですら足りないぐらいの、独特のルパンの世界、オンリーワン・ワールドになって、ワタシたちファンを魅了してやみません.:♪*:・

 



このブログのサイドバーにもずっと、ニコ動で視聴できるルパン・サウンドのコーナーを設けてるぐらいのファンにもかかわらず、ルパンに関する記事を1度も書いてなかったのは、ワタシみたいなんがこの作品についての魅力分析なんぞしてもいいんだろうか(できるんだろうか)という思いもあったゆえです。

要は好きすぎて書けなかった、というコト♪(笑)

でもそうはいってもこのままスルーするわけにはいかない、いつかはやっぱり書かずにはいられない、と思ってたので・・・自分の鑑賞記録用に保存しておくという意味でも、ブログという場を借りて今回書けて良かったなあと思いマス。

ストーリー説明も何もないのでこの映画を見たことない方にとってはほんま、何のこっちゃ~だったかも知れませんが。。。
ワタシのこんなにアホみたいにダラダラ長い偏愛暴走記事におつきあいいただき、読んでいただきまして心より感謝です

そして、カリ城を1度も見たことがないという方、「ルパン」の映画版を見るというよりも、宮崎アニメのドラマチックコメディワールド?を堪能するつもりでお子さんとご一緒にでもいいので、もしよろしければ1度ごらんになっていただきたいです。。。♪



もう1度、大人のままで、30年前の何にも知らずに初めて見た時の状況に戻ってこの映画を見られたら、どんなにシアワセだろうーーー という、ワタシの想いを見知らぬアナタに託して。。。







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[ 2010/10/10 15:39 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(16)

前回の続き~平成の超B級映画「北京原人 Who are you ?」 

( 前回の続きです。

・・・と言いたい所なのですが、その前に少し日も開きましたので、再び前回のブログの最初のところからコピペして載せておきます~

前の内容を覚えておられる方は読み飛ばしていただくも良し、もう一度最初っから読んでいただくも良し♪
ではいざっ )



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



突然ですが、みなさんは今までに、「誰やねん?!」と叫びたくなった映画ってありますか
「誰やねん?!」 ・・・ワタシに対して、とかではありませんヨ(笑)、 他でもない、映画自身に向かってそう叫びたくなった映画のことです。


今日ご紹介する「北京原人 Who are you ?」という映画は、これまでにご紹介してきたような昭和のB級映画にあらず、なんと平成9年、あのタイタニックやもののけ姫と同じ年に公開された、驚きの迷作映画です。

CGも何もまだない時代だったからこんな作品しかつくれませんでした、なんて言い訳はすでに通用しない時代に突入してからのこの作品。。。 それゆえにある意味、今までにご紹介した昭和のB級作品以上にナニコレ (@ @)な異様な脱力感に、DVDを見ている間、ワタクシさいなまれ続けました。


つたない説明になるかとは思いますが、ストーリーの順を追って、この、ある種正体不明な映画の突き抜けっぷりをご紹介していきたいと思います。






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映画の最初の方に出て来るスペースシャトル発射シーン

「幻の湖」のラストの意味不明なロケット発射シーンをほうふつとさせるかのようなシーンですが、この映画に関してはこのシーンが、意味不明ワールドへの輝かしい幕開けのシーンになります。


2001年、この日本初の有人スペースシャトルには、生命工学研究所の研究員が極秘の重大実験を遂行するために搭乗していました。
それがどんな実験かというと、第二次大戦中に中国から奪った北京原人の頭蓋骨からDNAを採取・増殖させ、それを元に北京原人を現代に蘇らせるという実験なのですが。。。



しかし、オイ、ちょっと待てヨ・・・?! ( ここで早くも第一の関門 )


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この実験をするために、なんでわざわざ宇宙まで行く必要が

(地上でも十分に行えるし・・・)


極秘中の極秘実験にもかかわらず発射の模様が全世界に衛星中継されるような舞台をわざわざチョイスするわ、
このシャトルの乗組員、どこをどう見ても緒方直人氏を始めとする生命工学研究所の所員3人しか見当たらないわ(生命工学研究所のメンバーが‘混じっている’ことになっていますが、ちゃんとした訓練を受けていると思われるマトモな宇宙飛行士が、他には見当たりません)・・・

いきなり見事なまでにツジツマの合わないシーンの連続なのです



映画の中で、遺伝子がどうとか空間転移がどうとかいろいろ小難しげなことを研究員たちしゃべってて、たぶんそのために宇宙で実験する必要があるんだということをなにげにアピールしてたんじゃないかと思いマスが、これきっと理系の人でもまったく意味がわからんと思いますよ??



その証拠に、この実験の顛末がどうなったかと言いますと・・・

実験が無事終わろうとしていた矢先に、シャトルが隕石にぶつかってしまい、細胞分裂・増殖に成功し始めていたカプセルが宇宙空間から地上のどこかに落下してしまうのですが、 その落下場所が、何とも都合良く、日本の国土である沖縄の無人島であった、ということだけならまだしも。。。
その後ただちに帰還して、カプセル回収のために沖縄の島へ向かった緒方直人氏と女性乗組員の竹井が見たのは、



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北京原人ファミリー・・・って、 ええっ


シャトルの中で分裂を始めたばかりのアメーバ状態だった細胞が、わずか10日間かそこらで人間になり、しかもその間に次世代の子供まで生まれてたって、そんなムチャな~!(爆)

アメーバがいったいナニ食べたら、ここまで進化できるんだろ??(笑)




上の場面にもあるように、原人を発見したふたりの研究員が裸になる必然性がどこにあったのか(特に女優さんの方 )というトコロも、Amazonなどのレビューではツッコミどころになってるようなのですが。

この平成が誇る怪作を、ブログを見てくださっているみなさんに紹介するという重大任務を遂行しなければならないB級研究員のワタクシとしては、これ以降のこの作品のなりゆきを考えると、こんな些細なことにいちいち突っ込んでいては身が持たないので、あえてスルーとさせていただきます。


そうここまでは、ほんのおさわり、めくるめく異次元脱力ワールドへの入口にすぎないのです・・・!



というわけで、書き続けてたらあんまりにも長くなってしまいそうなので今日はココまで♪
次回は、ワタシがこのDVDを見ている最中に思わずのけぞった(もしかしてこれが腰を痛めた原因?(笑))3大迷場面を中心にお届けしたいと思いマス。





・・・あ。 ちなみに、生命工学研究所を事実上牛耳り、このキテレツな北京原人復活プロジェクトを指揮しているのは、



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霊界からの使者、丹波哲郎氏。

そして丹波氏、すでにシベリアで、マンモスの化石の遺伝子とゾウの遺伝子とをかけあわせた「象マンモス」 なる生物を誕生させているのですが、そこの研究所の所長というのが






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佐藤蛾次郎氏、です。


くれぐれも言っておきますが、これはあくまでも真面目に作られた映画であり、決してウケ狙いのコメディ作品ではありませんので念のため。(制作費20億円以上/東映)




では、皆々様方、心して次回を待たれよ~!     ウパ~ッ!(叫)


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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




ハイ、ではココからが前回の続きになりマス



ありえなさすぎるいきさつを経て、緒方直人氏たちの所属する生命科学研究所(生命工学研究所、ではなしに科学の方でした、スミマセン)が仰天の北京原人復活実験を成功させたこと、その指揮をとるのが丹波哲郎氏であること、シベリアの研究所の所長は佐藤蛾次郎氏であること、などなどを先のように前回説明させていただいたワケなのですが・・・



さて北京原人復活という、それこそ世界を揺るがすミラクルプロジェクトの成功、みなさんならどのようなカタチで世間に向けて発表するでしょうか


学会で発表する、マスコミを集めて記者会見する、TVの衛星中継やインターネットを通じて原人の生映像を世界中に公開するとか・・・まあ普通に考えるとそんなトコロですよね。



しかし、さすがは丹波氏、考えることが常人の域を軽く超えていましたーーー







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・・・関東実業団対抗陸上競技大会。  


ま、まさか?!    そう、そのまさか、です。 


原人の驚異的な運動能力を見せつけることで、その存在を世にさりげに示そうと、なぜか思いついた丹波氏。
主催者や関係者にも北京原人であることは当然秘密にして、あくまでもフツーの選手として 大会に出場させることに。

緒方直人氏と女性研究員が安易な思いつきでつけた、「フジ タカシ」「ヤマト ハナコ」という大昔の演歌歌手のような名前で晴れて出場です





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ハイ、君、こっち来て~


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いくらごまかしてみても、この通りの原人顔です




そればかりか、


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こんなハチャメチャなありさまでも、



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こんなにすぐ目の前で、やりたい放題やってても、

大会関係者誰ひとりとして、彼らがフツーの人間じゃないことに気がつきません。




そして、




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それを普通に笑って見てる観客・・・  |||| (-_-;) ||||



日本人は、いつからみんなこんなにアホになってしもうたんや~

どっからどう見てもフツーの人間には見えんやろ~  気づけよ~、ええかげん(- -;)







実はこの陸上競技大会の最中に、子供原人がジョイ・ウォン扮する中国の美人TV局スタッフに連れ去られてしまい、それに気づいて追いかけてきた原人タカシが横浜の中華街にある大型レストランに乱入します。


建物の屋根と天井をつきやぶってのアクション映画ばりの派手な乱入シーンの直後、レストランのステージ上に登場したのは、なんとあの世界の、プリンセス天功!  



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そして、天功氏もまた、この突然の乱入者(見た目も挙動も不審)に何の恐れもギモンも抱くこともなしに、それどころかマジックへの参加を優しく促します。

さすが世界のプリンセス天功、アラブでVIPに油田をプレゼントしてやると言われたことのある御人だけあって、人間のスケールがケタはずれにデカいわっ!


・・・とは言ってみても、そこはマジックも天功氏も知るはずのない原人サイド、子供を奪われかけたことでカッカしているし、暴れだしたりするのでは。。。 
子供を連れてこのレストランから一目散に逃げ去る(子供を奪った相手から逃げ去る)ということも考えられるけど。。。









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・・・あ。意外と素直に参加するのね?! (ドテッ)



というか、というかですネ。 

  

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これ、どう見ても自分からすすんでイソイソとボックスに入ってるように見えませんか

( ちなみにDVDの映像で見たら、さらにムダのない素早い動きがわかりやすいです



原人さん、こんなマジックなんか見たことないハズですよね、当然のことながら。

なのにこのあまりにも段取りをわきまえた、スムーズな入り方は一体・・・?!


特殊メイクをバッチリ施し、体つきから動作、時々発する奇声に至るまで、カンペキなまでの原人を演じていた役者さんの‘素’が思わず出てしまった瞬間。。。 ワタシは見逃さなかったゾ~(笑)


プリンセス天功さんに気を遣ったのかな~





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ボックスの中にいともたやすくおさまった原人くん。きゃはっ。


プリンセス天功氏が登場という時点ですでにあわわ、なのに、 このマジックシーンはなかなかのモンでした♪






そして最後にご紹介したいのは、クライマックス近くのシーン。



どういうシーンかと言いますと・・・先ほどの中華街のレストランでのひと騒動の後、原人親子はジョイ・ウォンら中国のTV局のスタッフに連れられて、中国へ向かいます。
北京原人の化石骨が発掘された現場へ案内された後、なぜか万里の長城へ・・・


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何かを感じ始めている原人タカシを凝視するジョイ・ウォンお姉さん。




万里の長城には野生の本能を目覚めさせる何かがあるんでしょうか、原人親子、着せられていた服を脱ぎ捨てたかと思うと、いきなり雄叫びを上げ始めます。


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「 ○※▲%#&*☆£ ~ !!!」 ( ← うわぉあ~~、みたいな感じの雄叫び )


すると・・・







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な、なんと!!!

中国・万里の長城で原人親子があげた雄叫びが、シベリアの研究所にいる象マンモスにまで聞こえた!?  
(そ、そんなアホな。。。)



しかも象マンモス、原人の雄叫びに呼応するかのように鳴き声をあげるだけにはとどまらず、


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オリからものすごい勢いで脱走!



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研究所の建物もブチやぶり、



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ロシアと中国との国境も強行突破!!!



そしてついには。。。


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シベリアからモンゴルの平原までやって来ちゃいました~~~(笑) 


ん?! モンゴル


「センセイ、質問!

「はい、そこの君!」

「でも、すぐ上の画像では象マンモスと一緒に原人さんもいたみたいだったけど、確か原人さんは中国の万里の長城で雄叫びを上げたんですよネ?  ここは、万里の長城ではないんですか



ハイ、それが。。。

原人さんも万里の長城から、2日もたたないうちに、なんと徒歩でモンゴルまでやってきたんですね~、これが



しかも、



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美人のジョイ・ウォンお姉さんもこの通り一緒にネ♪  


・・・って、ええええっ



万里の長城からモンゴルまでは1000キロ近く。(わざわざ地図で調べました)
この距離を2日で歩いた原人もありえないけど、それ以上に、驚異的なのはむしろこの女性!(笑)

北京原人云々と騒ぎ立てる前に、世界はむしろ、1000キロを2日で歩くジョイ・ウォンにこそ注目すべきではないのか  (笑)


丹波哲郎氏も常人ではありませんが、この方も決してタダモノではありませんでした。



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・・・以上が、ワタシがこの映画の中で特に色めきたった3大迷場面なのですが、実はこの他にもビックリするようなナニコレ?シーンは多々あります。


例えば、

■ 研究所内で、女性研究員の竹井が、原人タカシに突然襲いかかられそうになるシーンがあるのですが、それを見ていた丹波氏、助けに入るどころか逃げ出した竹井に向かって曰く、
「 体を張るぐらいのことは科学者として当然の行為だぞ!」 

丹波さん、やはりここでも人智を超えていました。    
(というか、こんな発言自体、人道的に許されるの?! )




■ 女性原人ハナコを記憶再生装置にかけ、50万年前の記憶を蘇らせ、その脳内映像を見ようとする丹波氏。
その結果、彼女が太古の時代に見たと思われる山の映像が脳内記憶として抽出されるのですが。。。

しかし、よくよく考えてみれば。。。
宇宙での実験によって人工的につくられた、いわゆるクローン人間であるハナコたちにそもそも50万年前の記憶などあるワケがないのでは・・・?!(笑)



他にも、原人ケンジが車より速いスピードで道路を走ったり(ちなみに先ほどの陸上競技会では驚異的な世界記録をマーク。子供を追いかけるためにそのまま走って行っちゃったけど)、プリンセス天功のマジックの前に、子供原人のケンジが中国雑技団のアクロバットの一番上にいる人の頭上にジャンプしてひょいと飛び乗ったり・・・    

まあとにかく、全編に渡って矛盾だらけで何でもアリの、ある意味とてつもないハイテンション・ムービーなのです・・・






この映画は、以前「幻の湖」をDVDで見た頃にAmazonや他の方のサイトで知って、ヘンなモノ好きの血が騒ぎ、近いうちにぜひとも見たいとお目付けしていた作品 で。


タイトルにもある、Who are you ?というのは、公開前に誰が北京原人役を演じているかというのがシークレットになっていたことも掛け合わせての意味があったようなのですが。。。
最初にも書いたように、ワタシは何よりもこの映画自体に、「・・・誰やねん?!」と問いただしたいっ!!!(苦笑)


「幻の湖」とは違って、この映画が伝えようとしたかったメッセージ(小さなエゴにとらわれず、立場を超えて相手を純粋に思いやり心を通わせることのたいせつさ、シンプルに生きることのたいせつさ ということだと思う )そのものは、とてもわかりやすいものだし、子供から大人まで共感を得やすいものだと思うんですよ~。
宇宙人と原人という違い、いきさつの違いはあれ、「E.T」に近いテーマの作品だと思いますし。


だから、もう少しなんとかならなかったのかと思うと、逆にとてももったいない気がします。 せっかく巨額の製作費を投じてるんだから・・・



原人タカシ役を演じているのは、以前このブログにも書いたことありますが、昔「ただいま放課後」というたのきんトリオ主演の青春ドラマに先生役で出ておられた本田博太郎氏です





追記 ; しかし考えようによっては。。。
これだけインパクトがあってB級好きを堪能させてくれるという点では、中途半端な記憶に残らないフツーの映画よりもアートとしてはある意味成功と言えるのかも


ヘンなもんに時代は関係ないっ! やっぱりキワモノはオモロいじょ~~~! ウパー!(爆) 




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[ 2010/10/02 04:08 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(4)
プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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