ソラリスの時間 全然大丈夫じゃなかった!(爆)「だいじょうぶ、マイフレンド」は、昭和B級脱力映画の金字塔〜その1

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全然大丈夫じゃなかった!(爆)「だいじょうぶ、マイフレンド」は、昭和B級脱力映画の金字塔〜その1 

大阪の南森町に「駒鳥文庫」という映画関連の古書を扱っているお店があります。
古書だけではなくて、昔の映画のパンフレットなどもたくさん置いてあり、これを見るのが楽しみで2回目の訪問となりました。 
カフェもやっておられて、店主さんが入れてくれるコーヒーを飲めるところもお気に入り

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「想い出を売る店」という映画のパンフが前面に。
想い出を売る・・・こちらの古書店ともオーバーラップしますね。 さりげないこういうセンスもいいなあと思う


この日も、自分が好きだった昔の映画のパンフレットが埋もれていないか漁っていたのですが、



この映画のパンフレットが中から出て来ました。

「だいじょうぶ マイ・フレンド」。

1983年に公開されたこの映画を、覚えておられる方はいらっしゃるでしょうか

私は当時、この映画は見てはいませんが、タイトルは見知っていました。
おぼろげな記憶ではありますが、角川映画に負けないぐらい、メディアでの公開前の宣伝も大々的に行われていたような気がします。

原作・監督は、「限りなく透明に近いブルー」などのベストセラー小説で知られる村上龍氏
70年代のアメリカン・ニューシネマの代表作でアカデミー賞の候補になった「イージー・ライダー」の脚本・主演を務めたピーター・フォンダ氏を主演に配し、ワンシーンにしか登場しないチョイ役にも有名芸能人達をこぞって起用、また音楽は加藤和彦、来生たかお・高中正義・桑田佳祐、坂本龍一らが担当・・・・と、宣伝費だけではなく、巨額の人件費がかけられた、言わずもがなの超大作映画。
・・・のはずでしたが、興行的には大コケしてしまいました

こんな豪華メンバ—を揃えながらどうして派手に大コケしてしまったのか?ということにも、またそもそもこの作品自体にも特に興味を抱く事がないまま30年以上の歳月が過ぎましたが、迷作・珍作と呼ばれるカルト映画が好きな私としましては(このブログでも過去にいくつかご紹介しています。この記事の末尾にリンクあり)、その方面ではつとに知られたこの映画をやはり一度は見ておくべきではないか?と思い直し、ついにこのたび、DVDで鑑賞することとなったのです。


♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢


まず、カンタンにこの映画の概要を説明します

ある日、ピーター・フォンダ扮する宇宙人、ゴンジー・トロイメライが空から落ちて来ます。
あのスーパーマンの従弟で超人的な能力を持ちながら、突然飛行能力を失ってしまったゴンジーは、出会った若者たちにかくまわれたりしながら、ゴンジーの超人的な能力を欲する悪の組織「ドアーズ」から一緒に逃げることに・・・。

こういったさわりだけを聞くと、設定やネーミング・センス等にB級作品の要素がそこはかとなく感じられながらも、「宇宙人と地球人の若者の友情を描いた、お子様向け映画? ETをパクったような?」ぐらいの予想でまだ何とか済みますよね。
しかし、大人が見る映画としては、う〜ん、どうなんだろうか?・・・
実際に見ると、そんなヤワな懸念は、木っ端みじんになって異次元に飛び去って行きます(爆)



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冒頭の少し後に出て来る、ミュージカルもどきのシーン。 
「ミミミ」という女性役を演じる女優の広田玲央名(広田レオナ)さんと男性が、軽やかにダンスを舞い踊っています。

あれ?これって一応、SFじゃなかったの  
ミュージカルの舞台上で踊っているという設定シーンでもありません。

ちなみに映画の冒頭は、ミミミのベッド上での全裸に近いヌードシーンで始まりますw
つまり、この映画は決して子供向けではなく、大人をターゲットにした映画だったのでした


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「タモリ一義」という名前で出演されていたタモリさんほか、現在の各界のビッグネームが並ぶ。

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左のタモリさんは、このシーンだけの刑事役。
人間が落ちて来たように見えた、と言う若者3人の証言を、えーかげんに受け流すタモリ氏。
映画というよりも、完全に年末のオールスターかくし芸大会の中でやっていたコメディドラマのノリです。

この映画の準主役となる若者役は、左から乃生佳之さん(モニカ役)、前出の広田玲央名(広田レオナ)さん(ミミミ役)、そして、あの渡辺裕之さん(ハチ役)

この後、ロッカールームのロッカーの中に隠れていたゴンジーと遭遇します。
そして、「ここなら誰にも見つからないよ♪」と言って、ゴンジーが善意で連れて来られた場所がコチラ↓↓↓


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・・・アノぅ、ここってどういう場所かわかります・・・よね?!(爆)

撮影中のピーター・フォンダ氏、内心で何を考えていただろうか
スタッフや監督から、ここが日本ではどういう場所であるかということは説明を受けた上で演技をされていると思うんですが・・・
「・・・何だこれは?! とんでもない設定と演出だ・・・(オーマイガっ)」
(あくまでも、私の想像です)

ピーター・フォンダさん、よくこんな絵づらにしれっと収まってくれたものですよ(恥)



さて、一方、そんな哀れなゴンジーを付け狙う悪の組織「ドアーズ」の面々はというと、

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遺伝子工場とファミリーレストランと、精神病院の世界的なチェーン店を持っている「ドアーズ」
精神病院で人間の脳から怒りの感情を抹消して、無感情なロボットのような人間を再生産し、自社工場で労働させているという設定。

ミミミモニカの2人が、どういういきさつだったか(もうね、呆気に取られるシーンが多くて、ストーリーの脈絡立った流れが全然頭に入って来ないんですよ(爆))いったんは彼らに捕まって、この機械で恐怖と洗脳を与えられ、脳内を改造されそうになるものの、同じように「手術」を受けている人間を目の当たりにしながらも、なんとか抜け出す事ができた。
(そういえば、ゴンジーが壁を突き破って助けに来たんです、確か。今想い出した)

ドアーズのボスの役を演じているのは、根津甚八さん。
当時の根津さんは、渋くて女性からもめちゃめちゃ人気があった時期のはずなのに、なんでこの映画のオファーを受けたんだろうか?!
根津さんの白衣姿の部下役に、岸部一徳さん、「帰って来たウルトラマン」で郷秀樹役で主演した団時朗(団次郎)さんや、苅谷俊介さんの姿も


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あまりに意味不明な演出、内容に、心なしか放心状態にさえ見えて来てしまう、名優ピーター・フォンダ氏のお顔
こんな方のお顔まで間抜けに見えて来てしまう映画って、いったい・・・(@_@)
そんなアカデミー候補俳優の、危うい視線の先にあったのは



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駐車場で踊りまくる、相変わらずのミミミの姿でした。
♬目を閉じてごらん 愛が見えてくる ・・・だいじょうぶマイフレンド だいじょうぶマイフレンド♪
・・・・・


さて、この映画、ひとことで言うなら、とんでもない破壊力を持っている映画です(爆)
まさに、(爆)なのです

この映画が製作された昭和の時代は、後世に残る名作が現在よりも多く誕生した時代であると同時に、今だったら世に出ることはないであろう異色作、愛すべき?迷作・怪作が多く生まれた時代でもありました。
「だいじょうぶマイ・フレンド」もそんな作品の中のひとつ、と言ってしまえばそれまでなのですが、ある意味、私の想像の上を行っていました ll(-_-;)ll

まだこの続きがありますので、次回もストーリーを追いながら、ご紹介してまいります
今日は序の口、さらにカオスが加速して行く、後半をしばし待て!(笑)



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この手のB級脱力映画がお好きな方は、数年前の過去記事も見てやってください♪
youtubeからシェアした動画が、削除されているものも多いですが。
↓↓↓

●いったいコレは〜?!(笑)平成の超B級映画「北京原人Who are you?」
●前回の続き〜平成の超B級映画「北京原人Who are you?」
●これぞ怪作?1(笑)昭和アニメ超B級実写版映画その1〜「ルパン三世念力珍作戦」と「ドカベン」〜
●たぶん宇宙一の意味不明トンデモ映画?!80年代の謎の名作「幻の湖」
●クールに行こう、ブリーズ?!「サーキットの狼」の実写版映画

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[ 2016/08/25 17:23 ] 昭和見た見たワールド 映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(10)
ロッカリアさん、
やっぱり・・・そうですよね?! (^_^;)(笑)
私は当時この映画を見た訳ではないので、今とは違うあの当時の感覚での感想がわかりません。
が、ロッカリアさんが見て、当時の感覚においても??だったということがわかって、納得しました(笑)

角川映画、凄かったですもんね。
いつもCM流れてたし、映画の主題歌がどれも大ヒットしたり。
きっと、ロッカリアさんなら、イージー・ライダーもごらんになっていたでしょうし、あのピーター・フォンダが邦画に!!という驚きもおありだったでしょうが・・・。

駒鳥文庫、やはりご存知でしたか!e-446
パンフレット、たくさんあって見るだけでも楽しいですよね。あそこ。
人目をはばからず、パンフを漁りまくっている怪しい中年女性をお見かけになったら、もしかしたら私かもe-3e-2(笑)
ぜひぜひお声がけください!(笑)
[ 2016/09/01 07:42 ] [ 編集 ]
どもども、おジャマします。

♪だいじょうぶマイ・フレンド〜
いや〜、耳につくフレーズで、公開当時ずっと口ずさんでいましたね。
内容はマナサビイさんが書いておられる通り、ハチャメチャでしたね。
角川映画がブームになり、邦画にもジョージ・ケネディが出る時代になったんだなぁ…と思っていたら、まさかの、ピーター・ホンダ出演!
これ以上の話題はありませんでした。
原作も読みましたが、村上龍とは信じがたい内容でした(笑)

「駒鳥文庫」へ行かれたんですね。
映画本(高いけど)懐かしいのが沢山揃ってますよね。
私もパンフいっぱい買ってます。
偶然、出会うのを楽しみしています〜。(映画のシーンのようにね)
[ 2016/08/31 23:18 ] [ 編集 ]
てんさん、

突っ込みどころだけは、相当ありますよ〜i-229
見ている方がちょっと恥ずかしくなってしまうんです。
ピーター・フォンダさんや根津甚八さんの内心の心情を勝手に慮ってしまったりしてi-229
ギャラが貰えるから、割り切ってできるんでしょうね。

主題歌、ご存知でしたか〜!
ぜひぜひ、DVDを見ながら一緒に口ずさんでいただきたいです。
全身の力が抜けるかも知れませんe-446(笑)
[ 2016/08/27 20:27 ] [ 編集 ]
りんりんさん、

りんりんさんも、こういうのお好きですもんね〜i-229(笑)

主題歌、映画の中で流れているのをきいても、なぜかもうひとつ想い出せなかったんです。
CMなんかで聴いているなずなんですけどね。
でも、これを見たことで、この歌が頭を離れなくなりました(爆)

私も当時、見てなかったので、こんな内容だったの〜?!e-451 と口あんぐりになりました。
リアルタイムで見た方は、これをどんな気持ちで見てたんだろう?とふと思うのでした。
[ 2016/08/27 20:06 ] [ 編集 ]
ダリルジョンさん、

私もほぼ同じで、映画自体は見てなかったので、タイトルと、ピーター・フォンダや根津甚八、それぐらいしか知らなかったんです。
CM、結構やってた記憶はあるんですけどね。
今回初めて見て・・・ある意味良かったですi-229(爆)

そうですね、おっしゃる通り、80年代の香りがムンムン漂っていました。
製作費をたくさんかけることができた時代ですもんねe-229
次回の内容になるんですが、サイパンロケも行われていて、西部警察もどきのド派手なカーチェイスもあります。
ぜひ、楽しみに?しておいてください!(笑)

[ 2016/08/27 19:54 ] [ 編集 ]
軍曹亭!さん、

当時観に行かれてたんですか〜!i-229
ピーター・フォンダ目当てというのはわかりますe-287
特に当時は、洋画>邦画という感じだったですし、あんな有名な俳優さんが日本の映画に出演してくれるなんて、レアなケースですもんね!

気になっていた女の子と観に行かれて・・・大丈夫でした?!(笑)
内容が内容なだけにi-229
でも、いい想い出として残っておられるのでしたら、良かったですe-266
誰と一緒に映画を観に行ったか、という記憶は、映画の内容以上に鮮明に覚えているものですよね、なぜかe-446

[ 2016/08/27 19:37 ] [ 編集 ]
広田レオナも、主題歌?の『だいじょうぶマイフレンド』も知っておりますが、こんな映画だったとは知りませんでした!
う~わ~~~
ある意味楽しめそうですが、一人でDVDとか見たら、心の中でのつっこみが溢れ出してしまいそうですね(笑)
[ 2016/08/27 09:22 ] [ 編集 ]
こ、これは・・・!(笑)
主題歌のサビだけはなぜか歌えるのですが内容は全く知らなかったので
お話を聞いてそんなある意味すごい映画だったのか、と(笑)
後半が待ちきれません!(笑)
[ 2016/08/26 09:24 ] [ 編集 ]
映画タイトルと、ピーターフォンダ
くらいしか記憶にありませんでしたね。

80年代のバブリーな造りで、
当時を彷彿させると言ってもいいでしょう。

学会に発表級です!
[ 2016/08/25 23:45 ] [ 編集 ]
懐かしい〜!
当時観に行きましたわ!
確か高校1年だったかな。話なんかより「ピーター・フォンダ」目当てで・・・
確かクラスメイトで淡い恋心を抱いていた「あの娘」と。
どうしてるかなぁ。あの娘。
もしかして孫の1人もいたりするのかなぁ〜!
って事で、ではまた。
[ 2016/08/25 20:53 ] [ 編集 ]
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プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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