ソラリスの時間 大阪駅発・最後のトワイライト・エクスプレスに寄せて

ソラリスの時間

昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜!

大阪駅発・最後のトワイライト・エクスプレスに寄せて 

最近、事情によりましてショート記事を増やしております。
なもので、これまでの良く言えば読み応えタップリ(悪く言えばダラダラ〜)な長文記事に慣れていただいている方にとりましてはやや物足りない内容になっているかも知れませんが、その分更新頻度を上げてまいりますのでどうぞおつき合い下さいませ♪

ひさかたぶりにお越しの方、左の「最新記事」のカテゴリーからよろしければ最近の短記事も見てやっていただけますと嬉しいです


さて本日も昭和つれづれなるままに

・・・と行きたいところではございますが、今日はタイトルの通り、昨日〜本日にラストランを迎えた寝台特急トワイライト・エクスプレスのことを語らせてください☆
今回はちょっとセンチメンタルな鉄記事になりますが、ご容赦を。

昨日、最後の大阪発のトワイライトを見に出かけてきました。


トワイライト4

トワイライト1

トワイライト7

トワイライト6


ミーハーな振舞になっておりますが(過去には、初代の0系新幹線ラストランにも駆けつけておりますw)、トワイライトに関しましては個人的に思い入れと思い出があります。

今から20年ほど前、大阪駅から旅立つ幸運な乗客のひとりとなりました。
そう話すと「羨ましい!私も乗ってみたかった〜!」などと言っていただくことが多いのですが、実際は26年間の乗客の中で私ほどこの列車を満喫できなかった人間はいなかっただろうと思います。

その頃の私は、心の崩壊が最も加速度を増して進んでいた病の初期の時期でした。
今だったらこんな寝台特急で北海道までゆっくりと旅ができるとなれば、準備の段階からして最高に楽しい旅になったと思いますが、その時の私はなんのあてもなく、現実から逃げたいという思いだけで乗り込んだように思います。
これが私にとっての初めてのひとり旅になったのですが、心の状況と連動しているかのように身体の方にも異変が生じ、こんな時に限ってめったにない電車酔い ディナーは食べられず、車窓の景色を眺める余裕もなく、B寝台のベッドの上で薬を飲んで寝転び、ただただ電車の揺れに耐えていました。

自分でもにわかに信じられないのは、現時点で思い出せるこの時の旅の思い出というのが、チケットをとある方のご好意によって入手できたということと、ディナーの中で詰められるものだけを詰めたお弁当箱を持って、クルーの方何人かが心配そうに客室に様子を見に来てくださったこと、たったそれだけだということです
翌日は身体は元気になっていたはずですし、いくら心が不健康な状態であったとはいえ、めったにない寝台特急での旅の道中、色々なものを見聞きし感じていたはずなのに、全く思い出せないのです。
もっと言ってしまえば、この時の乗車がいったいいつの季節であったかすらマトモに思い出せない・・・。
冬ではなかったということ、おそらく夏〜10月ぐらいの期間だっただろうということぐらいしか。(ひどすぎますよね(嘆))

せっかくのトワイライトの旅が、実体のないまるで「幻の旅」のような体で終わってしまったなんてもったいない、最後にもう一度乗って今度こそ楽しさを実感したいと思いたち、1月には大阪駅の窓口に並んで翌月分のチケットを入手しようと頑張りましたが叶いませんでした。

こんなに記憶が飛び、しかも電車酔いで苦しんだ思い出しかないトワイライトにどうしてそんなに思い入れがあるの?と不思議に思われるでしょうが、この列車は今から思えば、人生の分岐点で出会った列車でした。
あの時は暗くて長いトンネルに入って行く、その入口にいた。
ラストランに立ち会うことで(もう一度乗れたら最高だったんですけど)、今はそのトンネルの出口にいることを確認したかった、かみしめたかったという自分なりの思いがありました。


トワイライト2
出発の直前まで、記念撮影の求めに応じていた車掌さん。
列車が動き始めると、中の乗客の方のみならず、乗務員さん、食堂車のスタッフの方に至るまで、皆さんが窓の向こうから手を振ってくれました。思わず感涙。。。



「ななつぼし」を初めとした最新のラグジュアリーな観光寝台特急が人気を集めていますが、あの頃、たとえななつぼしが既にデビューしていたとしても、私では乗ることはできなかった。
トワイライトだったからこそ、傷心と不安を抱えたひとり旅の若い女性でも乗る事ができたのだと思います。
名目は豪華寝台特急とはいえ、決してセレブ客のみをターゲットにした料金設定ではなく、国鉄時代からの寝台列車の古き良き面影や美点がたくさん残っていた列車でした。
(実際に車両は、国鉄時代の寝台列車の車両を再利用したものでした。そういえば「北斗星」も本日ラストランになりましたね
ひとり旅の学生から、旅好きOL、鉄オタ、ハネムーン客、ファミリー客、フルムーン旅行を優雅に楽しむ高齢者までさまざまな人が一緒に乗り合わせた列車だったからこそ、知らない人同士の出会いや交流が生まれ、それが他の列車にはないトワイライトならではの温かな魅力となっていたのではないでしょうか。

豪華でありながら、料金的にいろいろなクラスの乗客が乗車することができ、しかもかなりの長距離旅行ができる。
昨今の状況から見て、こんな絶妙なバランスの寝台特急は今後はもう二度と現れないのではないかと懸念しております

旅の醍醐味を再確認するためにも、どうか年に数回でいいので特別運行をしてほしいとせつに願っております。
(JR西日本関係者の方、もしもこれをごらんになっていたら、どうぞご一考ください!!!





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[ 2015/03/13 23:14 ] 2015年2月からのショート記事 2015年2月からのショート記事  | TB(0) | CM(14)
しろくろShowさん、トワイライトにハネムーンで乗られてたんですね〜e-420

先日テレビで、昔ハネムーンで乗って想い出があるという男性の方がインタビューに答えておられるのを聞いて、ああ、いいなあ〜と思っていました。
プランの中で選択できるんだったら、チケットが取れるかどうかの心配もいらないし、いいですね〜。

やはりハネムーンだけにロイヤルですか(羨)。 私も個室でもう1回乗ってみたかったなあ〜〜e-455
シャワーの事も全く思い出せなくて(というか、しんどかったからもしかしたらシャワーをパスしたのかも?)、ほんとにトホホな旅の想い出ですが、もう1度リベンジで乗りたかったという意味も含めて、惜しいなあと思います。
サンライズ瀬戸とかまだ残っている寝台急行はあるんですけど、寝台に乗るのは北へ行く旅の方が似合うなあと思うんですよねえ。。。
[ 2015/03/17 18:43 ] [ 編集 ]
あけぼうさん、またもや面白ご家族エピソード(笑)、ありがとうございますe-402

たまたま記念にご両親が乗ったトワイライトが、途中下車になるってスゴいアクシデントですね!e-451
最初から運休するケースは台風や冬のシーズンにありがちな気がしますが、まさかですよね〜。
ある意味忘れられない体験だと思いますが、
そう考えると、私以上にトワイライトを満喫できなかった方もおられたんだということで、
何かホッと?(笑)いたしました(^_^;)

自分の想い出とも絡めるとどうしても湿っぽい記事になってしまって
upしてから軽く後悔したんですけど、なんかこうおかげさまで笑い締めができそうで良かったです(笑)

[ 2015/03/17 18:23 ] [ 編集 ]
こんにちは。

私も一度だけ搭乗したことがあったのですが、一二年前の新婚旅行で北海道に行ったとき、帰りの便で利用しました。旅行会社のフリープランの中に「片道だけ選択可」というのがあって(^_^;)ならば旅の最後に札幌から大阪までこれで戻ってこようということでチョイスした記憶があります(行きは関空から飛行機で千歳入りしました)

席はロイヤルだったかな?向かい合わせのソファーがボタン押すとベッドになるというものでした。かなり面白かったのでまた乗ろう!と思いましたがそれっきりで、結局二度目はありませんでした(ーー;)

二〇分しか使えないシャワーをなんとか一人二回ずつ使おうと(__;)夫婦で時計見ながら交代で入ったのも懐かしい思い出です。

思い出深いものがまた一つ無くなるのかと思うと本当に寂しい気がいたします。
[ 2015/03/17 16:38 ] [ 編集 ]
マナサビイさんとはまったく違う意味で、
ウチの両親もこの列車を満喫できなかった人のパターンです。
父の定年退職記念で乗ったトワイライトだったんですけど、
台風直撃の影響で、途中で下車することに(笑)
いったい、何のために
高いお金出して乗ったんだか分かりゃしないヽ(`Д´)ノ
このたびのニュースを見ながら、
母がその時のことを思い出して
ブツブツ言っておりました(;´∀`)
[ 2015/03/17 12:49 ] [ 編集 ]
見張り員さん、こんばんは〜〜e-454

>でもこれから先の人生に期待しよう、とあの晩の「みずほ」に誓っています。
ぐっと来ました〜!e-420 

高校の時にすでに列車の中からそういう人生模様を感じとっていたなんて、感性が鋭くて大人っぽかったんでしょうね。みずほの中でこれから先の将来のことなど、ほんとに色々と考えておられたんでしょうね。
小説を書かれるのが昔からお好きだったというのがわかる気がします。
私は何も考えてない脳天気な子でしたから、後になってよけいにしわよせが(^_^;)(苦笑)

昔からある寝台列車はやっぱりいいです。
観光列車は観光目的の人しか乗りませんからね。
色々な思いや目的を持った人、その人生を運んでいる列車が好きです。
[ 2015/03/16 18:37 ] [ 編集 ]
まきさん、こんばんは〜e-454

トワイライト、お乗りになった事なかったんですね。
そうそう、そのフェリーは、これよりも昔、学生時代に乗りましたよ〜♪
敦賀と舞鶴から出てる新日本海フェリーですよね (o^-^)b 

北陸新幹線、またルポお願いいたします(笑)
私が行ってた頃はず〜っと工事してましたが、テレビで見ると金沢駅もキレイになっていますね〜。
それと高岡と糸魚川の駅周辺が今どうなってるのかなあと思っているのですが。。。

私も郡上八幡は最初行った時に、わ〜〜と思いましたね。
そうそう、高山にくらべて知名度は低いけど、郡上八幡に行った時の方が感動しました☆
夜通し踊るという郡上踊り、私も見てみたいです!e-446
[ 2015/03/16 18:06 ] [ 編集 ]
苦しい時を過ごした列車だからこそ思い入れがあるんですよね。きっともう少し年齢を重ねたときその当時のことは今思うよりもっと素晴らし思い出になるのではないかと思います。

私は高校の修学旅行で寝台列車「みずほ」に乗りました。B寝台の狭い中ではあったものの列車の揺れの中あれこれ考え事をしました。途中停車の駅ではホームに立つ人の中に「人生」を見ていずれ自分も人生という荒波の中に翻弄されるんだろうなあ~なんて思って、それは悪い意味ではあたりましたw。
でもこれから先の人生に期待しよう、とあの晩の「みずほ」に誓っています。

豪華な列車もいいですがやっぱり、国鉄当時のあのいかにも『寝台列車の旅』をもう一度味わいたいですね。
[ 2015/03/15 19:28 ] [ 編集 ]
こんばんは、マナサビイさん。

トワイライトエキスプレス、僕も1度は乗ってみたいなぁって
思いつつ結局は乗れずじまいでした。これで北海道に行って
帰りはフェリーっていうのが昔からやってみたかったのに・・・(^^;)

昨日は北陸新幹線で大騒ぎだった金沢ですが混んでるって思って
行きませんでした。落ち着いたらゆっくり行ってこようって
企んでいます。駅のテナントも新しくなったみたいなので
楽しみ♪

郡上八幡はホントいいところですよ~。
高山ほど有名じゃないので人はそれほどいないのですがしっとりと
落ち着いたいいところだなぁって思っています。水もキレイな
ところが気に入っています。今年の徹夜踊りは郡上八幡に行きたい
ですね。マナサビイさんもまた行けるといいですね。
[ 2015/03/15 17:20 ] [ 編集 ]
鍵コメさん、ありがとうございますe-454

忘れず見に来てくださっていることだけでも嬉しいのに、
いつも応援してくださってるなんて、なんてありがたいお言葉でしょう (//∇//) 
鍵コメさんの素敵な世界、復活されることを楽しみにしております。
ありがとうございます (//∇//)

[ 2015/03/15 13:17 ] [ 編集 ]
ももぴーさん、早速見に来ていただいて、ありがとうございます♪

撮ってる場所はたぶんももぴーさんのおられた場所よりも後ろだと思うんですが、それでもこの程度しか撮れませんでした〜e-444

大阪から姫新線直通の急行列車・・・懐かし過ぎて涙が出そうです。
私が住んでた田舎の駅にもその急行は停車していて、姫路のところで以前にもちらっと書いたと思うんですが
その電車に乗って、幼少時は大阪に行ったこともあったんです。
もうすぐ廃止になるなんて知らなかった頃、田舎の元実家の近くにある線路沿いのポイントで急行電車の写真、何枚か撮ったんですよ。なのに、なぜか今探しても見当たらないんです。
「砂丘」でしたよね。
[ 2015/03/15 13:10 ] [ 編集 ]
リラさん、読んでいただいてありがとうございますe-446

そして重いお言葉、きっと私などよりもさらに苦悩されていたことでしょう。
お察しいたします。
でも!ブログってやっぱりいいな♪と思います。
いろんなことを経験して乗り越えてきた人がネットの上ですけど、偶然出会ってつながってる。
励みになります♪(^o^)/

北陸新幹線や北海道新幹線も乗ってみたいんですが、なんとか両立させて欲しかったです〜〜!
[ 2015/03/15 12:48 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2015/03/15 01:40 ] [ 編集 ]
マナサビイ様、今晩は。

10番線へ会いに来られていたのですか。
本当に一つのドラマですね!
でも・・、メジャーな話題は取り上げられますが、大阪から姫新線直通の急行列車などが廃止になったことも我々にとっては大きな出来事。

また一つの時代が終わりを告げますね。
[ 2015/03/14 21:24 ] [ 編集 ]
こんばんは。
人生は、いろんなことが起こりますね。
私にも20代の頃、かなり辛かった時期がありました。やはり暗いトンネルに入ったような感じでした。
でも、あの時人生を終わらせなくて良かったと思います。

トワイライト・エクスプレス、北斗星、昭和の車両が消えていくのはさみしいですね。
[ 2015/03/14 20:42 ] [ 編集 ]
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MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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