ソラリスの時間 幸福の黄色いハンカチ、意外なところがツボでした♪

ソラリスの時間

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幸福の黄色いハンカチ、意外なところがツボでした♪ 

高倉健1  

高倉健2

↑15年ほど前に映画館で上映を見た後に買った「鉄道員(ぽっぽや)」のパンフレットです。


2週間ほど前の高倉健さんの訃報、皆様はどのようなお気持ちでお聞きになりましたか。
私はと言いますと、自分でも「どうしてこんなに?!」と驚くほどの寂しさを感じました。
悲しいというよりも寂しい。ただただ、ぽかんと大きな穴が空いたような喪失感を感じています。

健さんが国民的大スターであったことには疑問の余地はありませんが、東映の任侠映画主演以来、特にうちの親世代から熱烈に愛され支持を受けた方です。うちの母親も大ファンでした。
そんな世代のズレもあってか、訃報以前に私が劇場やテレビで見た事があった映画と言えば、「鉄道員」、遺作となった「あなたへ」、「野生の証明」・・・実はそれぐらいしかありませんでした。
「ブラック・レイン」も「南極物語」も見ていません。
子供の頃、宣伝CMでの「天は我々を見放したか・・・!」というフレーズが脳裏に焼き付いたあの「八甲田山」ですら、ロードショー番組で昔放送された際に一部だけ「ながら見」程度にしか見ていませんでした。

そんな決してファンとは言えない私ですが、亡くなられたことを知ってからというもの、テレビで追悼の放送があるたびに昔の作品を見まくっています。

昭和の末期、石原裕次郎さん、美空ひばりさんという大スターが亡くなられた時、「昭和が終わった」「ひとつの時代が終わった」という言葉を何度も耳にしました。
その時もびっくりしましたし確かにそうだなあという気もしましたが、今回ほどの切実感は感じなかった。
まだ私も学生で、時代の移り変わりに想いを馳せるような年齢ではなかったせいもありますが、あの頃以上に「昭和が終わった」「これでますます帰れないところまで来てしまった。遠くなってしまった」という思いを感じています。

「鉄道員」を見た時も思いましたが、健さんは発するセリフがない場面でも、その立ち姿や後ろ姿だけでその主人公の背負っている十字架、生き様を表現することができる数少ない役者さんだったと思います。「背中で演技が出来る」人。
もの言わずとも哀感を表現出来るのは、その人自身が語れない哀しみを伴った人生を歩んで来た証。
男として以上に、人間として聡明であった証であると思っています。

そして「背中」以外にもうひとつ、健さんを健さんたらしめているのは独特の目元、「目力」。
最近放送があった「網走番外地」を見ながら、若かりし頃の健さんの少し切れ長で涼やかな「目」に魅入られてしまいました。
あの時代にもし自分が若い女性だったら、きっと大ファンになっていました。





さて私は先日初めて、テレビでノーカット放送されていた「幸福の黄色いハンカチ」を見ました。

小中学生の頃、テレビでよくロードショー番組を見ていたことはブログで何度か書きましたが、その時代からよく放送されていた映画だった記憶があります。
ただ、全部通しで見た事は「八甲田山」同様、一度もありませんでした。

見始めたところ、数分おきにいちいち声を上げてしまうぐらい、感動しました。
それはストーリーに、というよりも、画面に繰り広げられるあまりにも懐かしいリアルな昭和の世界に、です。

桃井かおりさんや武田鉄矢氏の70年代ファッションは言うに及ばず、

・マツダのファミリア(初代?)他、昭和レトロカーのオンパレード。そしてもちろん、カーナビなどあるはずもない内装のレトロ感。
・掲げられているお店の看板が、当然のことながらレトロ看板の宝庫!ホーロー看板も現役。
・国鉄時代の木造駅舎の佇まい。貼られているのは手書きの時刻表。
・食堂、郵便局、旅館の室内。
・流れてくるBGM(カーラジオからという設定)が、都はるみ「北の宿から」ピンクレディ「渚のシンドバッド」イルカの「なごり雪」。
・キャンディーズとピンクレディを比較した、武田鉄矢のドライブトーク。
・普通に立っている丸ポスト。
・昔の新幹線の車内販売員と看護婦さんの制服。(特に車内販売員のエプロン制服、頭に付ける白いカチューシャにはあまりの懐かしさに涙が出そうに。)
・大きなリボンのセーラー服を着た女子学生。
・ドライブの途中で、トイレのない場所で用をたすw
・カーナンバ (これも今ではほとんど見なくなりました。昭和から平成初期にかけての風俗遺産かも(笑))


これ、もしもDVDで見ていたら、一時停止を延々と繰り返しながら見ていたと思います。
いちばん感動したのは、上にも書いたように新幹線の車内販売員の制服と、あとは、町並み(看板類)ですね〜

「ALWAYS〜三丁目の夕日〜」という映画を数年前に見た時には感動しましたが、美術的な事に関して言えば、まあ言ってもCGで再現された町並みです。
メリハリをきかせて誇張的に再現しているものと勝手に思っていました。
でも、この映画の中に映り込んでいるリアルなあの当時の町並み、1軒1軒のお店に掲げられている看板を見た時に、あれは決して誇張ではなかったんだ、と思いました。

子供の頃は思わなかったですが、今から見ると当時の看板ってなんて賑わい感があってカラフルなんでしょうか〜!
決して洗練はされていませんが、色彩と活気に満ちあふれた看板を見て、ああ、私が見ていた、生活していた昭和の町はこんな感じだったのか・・・と感動してしまいました

映画のストーリーと全く関係のないところで、泣けた私(笑)
どうぞご容赦ください(笑)

おそらく暮れ〜お正月あたりにも地上波でいくつか放送がありそうな予感がしますので、過去に見た事がない高倉健さんの映画をまだまだ見て行こうと思っています。


(6日前に久々のブログ更新をしたばかりなのに、本日また更新♪
どうなってるんだ、私。
久しぶりに来てくださった皆様、ひとつ前の記事もごらんくださいますと嬉しいです


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[ 2014/11/30 19:23 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(10)
昭和メルヘンスタイル♪さん、コメ返おそくなってしまってすみません!!

私も「黄色いハンカチ」は全部通しで見た事がなかったんですよ。初めて通しで見ました。
信念のある目・・・私もそう思います!
ほんと、おっしゃる通りで美学を貫いておられたなあと。人間的な温かみと聡明さと両方がにじみでておられましたね。

江利チエミさん、最近の若い人は知らないだろうなあ(笑)
遺作になった「あなたへ」で、江利チエミさんの「テネシー・ワルツ」が流れる場面があるんですけど
今見たらまた違った感慨に包まれそうな気がします。
私も古き良き昭和映画に浸る年末年始になりそうです。

コメントありがとうございました〜〜(^-^)/ ♪
[ 2014/12/06 17:54 ] [ 編集 ]
大泣きしました!健さんの映画は、ぽっぽやで知りました。健さんの心に響く演技が忘れられず印象に残っていました。大変恐縮なのですが、黄色ハンカチを見たことがなく。。。どうして黄色のハンカチを見て他の人が騒いでるのかようやく分かりました!
健さんは、まさしく背中で演技できる俳優さんだと思いました!目も切れ長で信念のある目をされていてかっこいいですね!黄色ハンカチの武田鉄也さんと桃井かおるさん、倍賞千恵子さんとてもいいですねっ!健さんみたいな俳優になりたい!と思う俳優さんが沢山いると思います。健さんから人間の美学みたいなものを学んだと思います。健さん天国でどうか江利チエミさんとどうかお幸せにと思います。健さんの映画これからですが拝見させて頂きたいと思いました!


[ 2014/12/03 08:19 ] [ 編集 ]
コメントありがとう〜〜!
そう!!ひとことで言うと「泥臭い」(笑)
相変わらずなんて的確な表現なんだ(笑)
3人のやりとり、会話、行動も本当に昭和してる ( ´艸`)
もう1回味わいながら見てみたい気がしています。
黄色いハンカチ、好きだったのね^^♪

ジョニー大倉さんも最近亡くなったよね。
たてつづけに亡くなられて、時代の移り変わりを知らされてるようで寂しいですよ。
[ 2014/12/03 07:30 ] [ 編集 ]
しろくろShowさん、またもや驚きました。
文太さんまで亡くなられてしまうとは・・・ (*´Д`)
今年の年末年始の深夜映画は任侠映画が多くなりそう。。。
追悼の気持ちでトラック野郎も見ます。

昭和の古い映画は数ありますが、ロードムービーだから
よけいに町並みのカットが多かった、印象に残ったかも知れません。
そうそう!!つきあっていた彼女からの手紙!(笑)
忘れていましたが、あれもお〜〜っと思いましたよ!
いい空気が流れていた映画でしたね^^
[ 2014/12/03 07:21 ] [ 編集 ]
あの時代に北海道に行かれてたんですね〜〜!
あのファミリア、実際にたくさん走ってたんですか〜!i-34
よっちんさんにとってはあの映画の世界、格別なものなんでしょうね〜(*^.^*)

周遊券を持って鉄道とバスとヒッチハイクの旅・・・
そういえば、私が学生時代に北海道に行った時(この時代から10年ぐらい後ですが)も
周遊券使ったような。
ユースホステルに泊まったりしましたよ。
よっちんさんの原点はこの時代にあったんですね♪

いつも応援ありがとうございます^^♪

[ 2014/12/03 07:07 ] [ 編集 ]
黄色いハンカチ、大好き!
何か泥臭さが、昭和って感じで見入っちゃう…

そう言えば、菅原文太さん、ジョニー大倉さんが
天国に旅立ったね・・・
どんどん、昭和・子供の頃の証みたいな物が
遠くへ行ってしまっているような気がして、心寂しいな~
[ 2014/12/02 02:26 ] [ 編集 ]
こんばんは。

健さんとのお別れ気分も溶けないうちに文太さんまで亡くなってしまうとは、ホントに寂しいですねー・・・(T_T)

それとリアルな昭和の風景が随所にある「ハンカチ」ですが、言われてみるとなるほどでと。それも九州から始まってゆうばりですから、日本の縦断するような形であの頃の空気を切り取っているのは何とも言えない郷愁濃度の高さを感じてしまいます。

最初に武田鉄矢がフラれたのもラインやメールじゃなくて手書きの手紙というのがいいですね(^_^;)
[ 2014/12/01 22:54 ] [ 編集 ]
学生時代に
北海道にはまっていて
何度か長期旅行をしました。

あの映画がちょうどその時期なんですよ。
内地ナンバーのファミリアが
いっぱい走っていたなぁ(*^_^*)

私は周遊券を持って鉄道とバスとヒッチハイクの旅でしたが。

応援ぽち
[ 2014/12/01 20:27 ] [ 編集 ]
あけぼうさんもそう思いましたか?! 
ねえ、何かこう、自分でも不思議なんですけど。。。
高倉健さんは、いい意味での昭和の香り・美点をずっと
変わらず持っていらっしゃった方のような気がしますよ。だからよけいに寂しさがあるのかなあ。

後を追うように、菅原文太さんもお亡くなりになりましたね。
何だかなあ・・・(寂)




> 私も特にファンだったということもなく、代表作すらも見たことがなかったというのに、健さんの訃報に接して、なんともいえないさみしい気持ちになったんですけど、その気持ちをマナサビイさんが全部代弁してくれたって感じです。そうまさに、後戻りできない、遠くなってしまった…昭和…っていう気持ちですよ~~。
[ 2014/12/01 18:58 ] [ 編集 ]
私も特にファンだったということもなく、代表作すらも見たことがなかったというのに、健さんの訃報に接して、なんともいえないさみしい気持ちになったんですけど、その気持ちをマナサビイさんが全部代弁してくれたって感じです。そうまさに、後戻りできない、遠くなってしまった…昭和…っていう気持ちですよ~~。
[ 2014/12/01 17:13 ] [ 編集 ]
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MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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