ソラリスの時間 たぶん宇宙一の意味不明トンデモ映画?! 80年代の謎の名作「幻の湖」

ソラリスの時間

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たぶん宇宙一の意味不明トンデモ映画?! 80年代の謎の名作「幻の湖」 

前回、70年代に制作されたルパンとドカベンの実写版映画をご紹介しましたが・・・
実はあのふたつの怪作映画を軽く上回る奇怪な80年代の映画を、このたびまたまたDVDにて鑑賞しました。

「カオス状態に頭がクラクラする」とか、「脱力感満点 」とか「濃いい」とか色々書き連ねましたが、ルパンの実写版もドカベンの実写版も、今日ご紹介する映画を前にしたら、まだまだチョロいもんだったということがよくわかりました

モチロンあれはあれでなかなかのものだとは思いますが、「うわあ~、やっぱり昔の映画って今から見たらズレまくってる~ ぎゃはは ヾ(≧∇≦*) 」とか、「アニメを無理矢理実写化しようとするから、こんなことになるんだって~! 」とか。。。あ然として見守りながらも、まだその中に笑いがあったと思いマス。
昭和のB級作品ならではのどこか憎めないご愛嬌、それに対するB級愛みたいなモノを、個人的には感じてもいました。

でも、今日ご紹介する映画に関しては・・・



・・・まあ、とりあえず、最初にこの動画をごらんください。
BGMは、映画とは全然関係ないもので、動画をupされた方がアレンジされたものです。


「幻の湖」  (1982年/東宝創立50周年記念作品)




http://www.youtube.com/watch?v=1Daz0Ts8PN4&feature=fvw



     


念のために言っておきますが・・・これらは何本かの違う映画のシーンをつなぎあわせて作られたものではなしに、すべてが「幻の湖」という1本の映画の中に実際にあるシーンばかり。 ラストのロケット発射シーンに至るまで、です。


これを見てもなんとなしにわかっていただけると思いますが。。。
とにかくストーリー展開から設定から登場人物のセリフから、すべてにおいてブッ飛びまくってて支離滅裂のため、話の大筋というものを人に説明することができないのです!



ひとまず、この動画に出ているシーンに関しての状況説明だけを、ワタシにできる範囲で頑張ってやってみますネ。。。

■ 女(主人公である道子)が、ランニングしながら執拗に追いかけている男(昔、横浜→巨人にいた屋舖選手になぜか激似!)は、女の愛犬であったシロをあやめた作曲家、日夏という男。


「ファントムではなく、イーグルだ イーグルはすでに実戦配備についている」という前後に何の脈絡もない意味不明の独白 を発している外国人の女ローザは、実は日本に来ている諜報部員だが、映画の途中までは道子と一緒に滋賀県の雄琴にあるソープランドで働いていた。
「白い犬 白い犬 白い犬 走る女 走る女 走る女」という意味不明の言葉をタイピングしているのもこの女である。

シロが殺されたと再会した道子から聞かされた時、なぜか意味ありげな表情を浮かべる。(だが実際はシロの死とローザとは、何の関係もない)


■ 最後のシーンで打ち上げられたロケットには、道子と運命的な出会いをした、宇宙パルサー(??)であり、NASAで働く長尾という男が乗っていた。

長尾は、織田信長に殺され琵琶湖に沈められたお市の侍女「みつ」の笛を受け継ぐ子孫で(この経緯の説明のために、時代劇シーンが長々と挿入されている)、長尾が鎮魂のために吹く笛の音を道子が耳にしたことからふたりは出会ったのだ。
道子のソープランドでの源氏名が「お市」であったことからも、道子は同じ大事な存在を手にかけられた女の立場としてお市に同情、いたく共感する。


■ 映画のラスト、道子はついに愛犬シロをあやめた犯人、日夏を、まるでマラソンランナーのような冷静で計画的なペース配分で(といっても最後は疲れてグダグダ状態になるが)追い詰め、「勝ったわよ、シロ~!」 という歓喜の雄叫びを上げる。

倉田という銀行員との結婚(長尾ではありません)を控えながら、日夏を包丁でめいっぱい刺す道子。
そしてその瞬間、同時に長尾が搭乗しているロケットが宇宙に向けて発射


長尾は、このロケット発射シーンの後、スペースシャトルの外の宇宙空間にひとり出て、自分の笛を琵琶湖のちょうど上空の位置に横たえる(浮かべる)。 なぜか微妙に位置調整したりしながら。



・・・どうですか?? この動画に出ているシーンにまつわる説明だけでも、ワケわからないでしょう?!(笑)
この他にもシュールで意味不明だったり、正気とは思えなかったりする登場人物(主に道子)のセリフ、行動がまだまだたくさん出てきます。
この動画にはセリフや音声が入ってないので、これでもかなり薄まっています。。。


( 今 wiki を見てみたんですが、wikiはやっぱりスゴいです!! ちゃんとストーリーの解説がなされています。
ワタシにとってはそれだけでも十分尊敬に値するのですが、でもきっとこれだけよくできたストーリー解説を読んでも、作品の全容を理解できる人は、ほとんどいないでしょう(笑))



ちなみにワタシは、このあまりのトンデモワールドに笑うこともできず、ただただ口をあんぐりと開けたまま、事の推移を見守っていたのですが、とうとう最後の、道子が日夏を刺すと同時に、ロケット、ドッカ~ンのシーンで、それまで知らないうちにたまりたまっていたと思われる笑いも一気にドッカ~ン と爆発してしまいました (≧∇≦*)








http://www.youtube.com/watch?v=_VY1nXxIC7o



実は、この映画と一緒に、ガメラの中ではいちばんのB級作品と言われてる「宇宙怪獣ガメラ」(マッハ文朱主演)のDVDをレンタルしていて、そのDVDの方をこれよりも先に見たのですが。。。
当時のアナログな特撮技術も演出も演技も、この映画のあまりの意味不明さ/スゴさの前では、ものの見事にかすんでしまいました


それではなぜブログのタイトルを「迷作」としたいところを、あえて「名作」のままにしたかというとですネ。。。
ワタシのような凡人にはとても理解不能なシロモノですが、ここまでシュールに突き抜けてると、もしかしたら全世界で100人、いや10人ぐらいの人間だけが「コレは映画史に残るスゴい名作だ! ブラボー!」と作品の意図を正しく理解し評価しうる、究極の天才向け映画という可能性もあるんじゃなかろうか?とさえ思えたからです
例えば、ピカソの絵が後世になってからはじめて評価されたのと同じように、です。


そう、だから実はワタシも凡人なりに、この映画を何とか少しでも理解しようと努力をしてみたんです
アマゾンのレビュー に寄せられていた一部の好意的な、意味の深い解釈なんかも参考にさせていただきながら。
そのレビュアーの方が普段から抱いている人生観とか哲学というふうにとらえるなら、知的で感性の豊かなものすごく賢い方だなあと思うし勉強になるんですが・・・そのレビューがこの映画に向けて、というのなら、やっぱりわからない。
じゃあ、そのことを表現するのに「宇宙パルサー」(そもそも宇宙パルサーって何??) を登場させる意味はあったのか という話になってしまいますから(笑)

結局ワタシが理解できたのは、「幻の湖」の湖が琵琶湖のことだということだけでした。



とにかく現時点においては、そして凡人にとっては、見れば見るほど頭がクラクラどころか、頭の内部から溶解しそうになる映画ですので、ご興味を持たれた方は2時間40分という長時間をこの映画に費やすことをご覚悟の上でごらんいただければと思いマス
後半の1時間あまりを見ただけでも、そのカオスっぷりは十分に伝わってきますが。


(上の予告編にも出ていますが、この映画の監督さんは、「砂の器」や「八甲田山」という昭和の超有名大作映画の実績がある監督さんです。 それゆえにナゼ?とよけいに思ってしまう。。。  これこそが天才、なのかなぁ・・・



追記; さらにワタシ、ない頭でいろいろ考えました(笑) 
人生も人間も、実はこの映画みたいにカオスでワケのわからないものなんだよ、ということが監督は言いたかったのではないか とか。 それぐらいしかワタシには。。。  ホントに謎だわ~。。。





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[ 2010/07/24 04:08 ] 昭和見た見たワールド 映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(10)
あけぼうさん、まいどでございマス e-454

> なんか変なクセになりますね・・・この動画wwww
> 超・珍味ってかんじで・・・
> 「まさか・・・ええ??・・・で、でも・・・もう一回見たら何かが分かるかも・・・そう、昨日までの私とは違う!」そう思って再度視聴してみましたがwやはり無理でしたww
> あの、階段をダダッと駆け下りて、着物を若干はだけながら、日夏を追いかけるシーンとかも、妙な迫力があるのが、かえってコントみたいに見えたり・・・。アレ?だってコントでしょ。コントだよね・・・?(脳、溶解中)


きゃははっi-237
あけぼうさん、無料であるいは格安で借りれるようでしたら、そして2時間40分という貴重な時間を費やしてもいい覚悟が御出来になりましたら、ぜひぜひこの映画を見ていただきたいです。

最後の追っかけシーンもすさまじいですが、途中にある追っかけシーンで、日夏に道子がいったん追いついた時の威嚇するような走りっぷりもスゴいでしょ? ヾ(≧∪≦*)

詳しくはあえて書きませんが、道子は言動がずっとハチャメチャで、コント的な見方をすると見事にツッコミどころだらけですe-327

でも連日の猛暑もありますから、この映画を見ることによって、あけぼうさんの脳みそがマジで溶け出してしまわないか、それだけが推薦者としてはゆいいつ心配です。。。(笑)
[ 2010/07/26 23:50 ] [ 編集 ]
まいどで~すe-68
なんか変なクセになりますね・・・この動画wwww
超・珍味ってかんじで・・・
「まさか・・・ええ??・・・で、でも・・・もう一回見たら何かが分かるかも・・・そう、昨日までの私とは違う!」そう思って再度視聴してみましたがwやはり無理でしたww
あの、階段をダダッと駆け下りて、着物を若干はだけながら、日夏を追いかけるシーンとかも、妙な迫力があるのが、かえってコントみたいに見えたり・・・。アレ?だってコントでしょ。コントだよね・・・?(脳、溶解中)
[ 2010/07/26 20:08 ] [ 編集 ]
まきさん、コンバンワ~ あ、いやおはようございマス i-1

> こういう意味不明なものって訳が分からない
> ですけどおもしろいですね~。今の時代じゃ
> 考えられない大らかさを感じます。きっと
> 時代のなせる技だったんでしょうねぇ(笑)


ほんまにそうですよネ~^^
前にupしたアニメの実写版映画とかもそうですけど、いろんなところに「手作り感」が出てますし、
演技とかも(笑)
この意味不明さも、おおらかさのなせるワザなんでしょうかe-3e-3(笑)


> マナサビイさん、ステキなものを紹介
> して下さってありがとうございます。
> やっぱり昭和って時代はいいものですね。
> また楽しみにしていますよ。


ありがとうございマス~ e-420
昔の迷作、じゃなかった名作映画の感想、また近々upすると思いますので、また見てくださいネ~♪e-454
[ 2010/07/26 04:15 ] [ 編集 ]
こういう意味不明なものって訳が分からない
ですけどおもしろいですね~。今の時代じゃ
考えられない大らかさを感じます。きっと
時代のなせる技だったんでしょうねぇ(笑)

マナサビイさん、ステキなものを紹介
して下さってありがとうございます。
やっぱり昭和って時代はいいものですね。

また楽しみにしていますよ。
[ 2010/07/25 20:30 ] [ 編集 ]
パチン・カーさん、はじめまして~!e-454

> 足あとからたどってきました。
> 凄く楽しいブログですね!!
> これからちょくちょく遊びに来ます。
> よろしくお願いします。


楽しんでいただけて、良かったです~~~e-349
見る人によっては激しくひかれてしまいそうな
こんな濃いいブログですが、これからもどうぞよろしくお願いいたしマス♪
[ 2010/07/25 04:01 ] [ 編集 ]
足あとからたどってきました。

凄く楽しいブログですね!!

これからちょくちょく遊びに来ます。

よろしくお願いします。
[ 2010/07/25 00:26 ] [ 編集 ]
ぺんちゃん、コンバンワ~e-416e-417

> ぺんちゃんの溶けた?脳みそでも理解できない秀作なのですね、うーんv-12



ぺんちゃんが v-12 と感じるのは、本当に素直なもっともな感想ですよ~
「何だ、これは~!?」のオンパレードですから。
本編はもっと強烈で濃いいですよ~(笑)

ワタシ、最後の方わかったようなこと書いてますが、そうでも思わないと、頭が果てしなくe-327v-19状態になりそうなので。。。(笑)
あんまり意地悪な見方もどうかというのもあるんですが、ほんとに謎です、この映画は!


見に来ていただいてうれしいですe-454
少しでも笑ってオモシロ気分を味わっていただきたかったんですが。。。笑うことも出来ないぐらい濃いい映画で。。。かたじけないっi-201(笑)


[ 2010/07/24 21:51 ] [ 編集 ]
あけぼうさん、まいど~~~ e-320

> え~っと、動画を見て、wikiも読んで・・・いまだに咀嚼しきれていないあけぼうですw
> 久しぶりに本気で目が点になってしまいましたwww
> 確かにマナサビイさんが、もしかしたらこれはとんでもなく深い何かが秘められた名作なのでは・・・と深読み(?)したくなる気持ちも分かります。


本編を見たらもっと目が点ですよ~e-451
主人公の女性の思考回路と行動とセリフがめちゃめちゃというか。。。e-274
ワタシもあんまり意地悪な見方はしたくないなあと思ってるんですが、
どういう意図でこういう映画がつくられたのか、ほんまにわかりません e-350
東宝創立50周年記念作品というのが、漫才で言うボケのまえふりみたいな感じに思えるでしょ?!
ここまで来ると(笑)


> なんかもう逆にそう思いたいってかんじwww

ワタシもまったく同じ境地ですwww  
[ 2010/07/24 21:33 ] [ 編集 ]
ぺんちゃんの溶けた?脳みそでも理解できない秀作なのですね、うーんv-12
[ 2010/07/24 14:47 ] [ 編集 ]
え~っと、動画を見て、wikiも読んで・・・いまだに咀嚼しきれていないあけぼうですw

久しぶりに本気で目が点になってしまいましたwww

確かにマナサビイさんが、もしかしたらこれはとんでもなく深い何かが秘められた名作なのでは・・・と深読み(?)したくなる気持ちも分かります。
なんかもう逆にそう思いたいってかんじwww
[ 2010/07/24 12:09 ] [ 編集 ]
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プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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