ソラリスの時間 「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」

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「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」 


   


土曜日のレイトショーで、「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」を早速見てきました!

ポイントの部分のネタバレは書きませんので、まだ見てない方も安心してごらんくださいネ(^^)/




まずワタシが<最終章>を見る前に、楽しみにしていたのはこの2つ。


<1.「ともだち」の正体はいったい誰?>

「ともだち」の正体が、原作とは変わるというのは教えてもらって知っていました。
誰になるんだろう?


<2.エンドロール後の10分間に、どんなシーンが?>

エンドロールが出た後もまだ10分あるので席をたたないように、と上映前にも映画館で言われました。試写会でもこの部分はシークレットのまま、上映されなかったらしいのですごく楽しみ。




で、実際に見ての感想はー。


1のともだちの正体に関しては、「そういうふうに持ってきたか~」と思いました。

ともだち=犯人当てのサスペンスドラマのような要素が強くて、「この人が実はともだちなのでは?」と観客に疑いを抱かせるような思わせぶりなシーンが途中から何回か挿入され、わかったと思われた後ももうひとひねり。
「ともだち」が誰かということよりも、そこに行くまでの展開の一部に原作とは全く違うオリジナルなストーリーが加えられていた点に、ちょっとびっくりしました。


これに関して言えば、原作を読んでない人の方が、純粋に「ともだち当て」を楽しめたかも知れませんネ。


そういえば、「氷の女王」としてカンナがとってる行動やスタンスなんかも原作とはまるで違ってました。
(そもそも第二章で、小泉響子と同じ高校のクラスメイトになっているという設定からして違ってるんですが。)



ともだちの正体発覚に至る一部の過程の違いといい、このあたりの違いはきっと賛否両論あるでしょうネ~。
映画は原作とくらべて、観客に面白く見せるためと、時間の短縮のために単純化したわかりやすい設定や展開になってるから。


ワタシはこれについては、やっぱり原作の設定の方が好みかなあと思いました。





2のエンドロール後の謎のシーンについては、「ナルホドな~」。

この<最終章>を見たことで、原作のコミックを読んだ時に自分なりに感じた「20世紀少年」のテーマ~過去の自分と向き合うことの大切さ~を、やっぱり作者の意図もそういうことだったんだなあ、と改めて実感しました。

そのテーマをさらにわかりやすく強調するために挿入されたと思われるのが、このエンドロール後の付け足しシーンだったんだと思います。



過去を振り返って、「昔は良かったけど、今はなア・・・」みたいな現状不満から出て来る懐古主義だけでは何も始まらない。

でも過去が積み重なって現在の状況が作られるものである以上、その原因はやっぱり過去にあるもの。

だから、そこに立ち返って、コンプレックスに悩んだり弱くてズルくてどうしようもなかったりする自分の存在であっても、そこから目を背けてしまわずにもう一度自分と向き合うことが、結果的に今の自分を認めて好きになることにつながるんだと思うんです。

自分を許し、認めることで、周りの人間や世界を許し認めるコトもできる。
そして、それによってやっと自分自身や周囲との闘いが終わって、救われる・・・。



人間ってどうしても弱いトコロがあるから、自分と向き合う勇気がなかったり、自力で立ち上がったり解決したりする意志を放棄したまま流されてしまうと、「ともだち」のようなワケのわからないまがいものにカンタンにひっかかったり、
周りの人間から認めてもらえないコンプレックスを、やはり自力で解決しないままひきずってると、「ともだち」のようなモンスターな人間に大なり小なりなってしまう可能性もあるんですネ。



個人的なコトですが、ワタシ自身も今、自分自身と向き合う努力の途中段階にいます。
頭ではわかってても実行となるとまた難しいんです、これが、なかなか。。。
 


映画をごらんになった後でもう一回このブログを読んでいただくと、きっとマナサビイが今言っている意味をより納得していただけるんじゃないかなあと思いマス (^^)b





原作では最後近くに、ケンヂだけじゃなくて、一緒に闘ったオッチョやヨシツネたち幼なじみの仲間がどこかのステージの上に勢揃いして、「世界を救った真のヒーローたちです」というような紹介をされ、拍手喝采を浴びるシーンが確かあったハズなんですが、そのシーンがなかったのは、ちょっとザンネンだったです  


血の大みそかの後に世界を救った救世主として「ともだち」が喝采を受けるシーンでの「私こそが神です」的な態度とは対照的な、モジモジ恥ずかしそうにしながらみんなが立っているこのシーンがとても好きなシーンだったので。
十数年もの間汚名を着せられ、テロリスト扱いされていたみんながやっと正式に報われるから、胸がスーッとして♪


映像化したら間延びしてセンスのないシーンになってしまいそうですが、エンドロールの背景にでも何秒かでもいいから流してくれたら、良かったのになア。。。



「20世紀少年」見てると、友達、それも子供の頃からの幼なじみっていいもんやなあって思わせてくれます。
それはたぶんこの映画のいちばんいいトコロです♪

特にケンヂと、ワタシがいちばん好きなオッチョとの関係、ケンヂとユキジとの関係なんか、離れてて長いこと会ってないのに、お互いを思いやるココロや信頼関係がバッチリ。
<最終章>には、それが印象的に描かれてる場面が多いですヨ。




<最終章>まで映画見て面白かったという方もイマイチよく展開がわからなかった方も、以前から言ってるので、クドいようですが、ぜひ機会がありましたら、コミック読まれることをおすすめします。

コミック、中盤から後半にさしかかるあたりが特に面白いです。
ワタシも映画最後まで見てまたもう一度読み返したくなったので、年内には、レンタルして再読したいです♪




☆今までにマナサビイがUPしてる、「20世紀少年」についてのレビュー記事です♪

「20世紀少年、全巻読みました♪」

「20世紀少年 第二章~最後の希望」



      





↑昨年全巻読んだ時に、こちらのサイトにTBさせてもらいました m(_ _)m





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20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗@映画生活





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[ 2009/09/03 21:11 ] 昭和見た見たワールド 映画・アニメ映画・映像作品 | TB(9) | CM(6)
えいさん、ごぶさたしてました。
来ていただいてうれしいです♪


> 試写会で観た後、本編も見ました。
> 試写バージョンは、それはそれで完結していたと思うのですが、
> なにか、これだけの三部作にしては
> 胸にグッとくるものがありませんでした。
> あの「再会」がまず胸に響かない。
>
> でも、真のエンディングで泣かされました。
> ただ、あまりにも急すぎる展開。
> 映画としては、ちょっとどうかという疑念も残りますが。



そうですね~! 確かにそういわれてみると
思ったより再会のシーンが、ぐっと来なかったような。。。

筋書きを原作で知ってるからかなあとも思うのですが、
やっぱりあれだけの長編マンガを映画にすることに
そもそも無理があったのでしょうか・・・???

でもそうするとやっぱりあのラストのシーンがあって
良かったですネ。


まるで実体のない記号のようにつかわれてた「ともだち」という言葉が、
「友達」に変わった瞬間でしたe-77
[ 2009/09/05 23:22 ] [ 編集 ]
こんにちは。

試写会で観た後、本編も見ました。
試写バージョンは、それはそれで完結していたと思うのですが、
なにか、これだけの三部作にしては
胸にグッとくるものがありませんでした。
あの「再会」がまず胸に響かない。

でも、真のエンディングで泣かされました。
ただ、あまりにも急すぎる展開。
映画としては、ちょっとどうかという疑念も残りますが。
[ 2009/09/05 14:44 ] [ 編集 ]
かみぃさん、わざわざスミマセン!

まあコメントが届いてれば、それでいいですヨe-461

また行かせていただきますネ~e-454
[ 2009/09/05 03:42 ] [ 編集 ]
すみません。
やっぱりトラックバック届かないようです。
FC2ブログでも届いているところもあるので、ちょっと自分では原因も対処もわからないってのが正直なところです。
これに懲りず、また覗きにきてください。
[ 2009/09/05 01:36 ] [ 編集 ]
かみぃさん、先程はどうもでした。
ブログ早速見に来ていただいてありがとうございマス^^♪

TBの報告、わざわざスミマセン。。。今もう一回TBさせていただきました♪


> 映画の方は、原作未読の自分には納得の落としどころでした。
> ともだちの正体は、体格からなんとなく察しが付いていたので、それほど驚きはありませんでしたが、エンドロール後の後日談が切なかった。
> あの短いエピソードが長かった三部作をぎゅっと引き締めてくれたように思います。



ワタシも最後の10分のあのシーンは、良かったと思いマス。
あれがなかったら、ある意味すごく単純な終わり方でかなり物足りなかったと思うので。


コミックまた通して読みたいです!


かみぃさん、またブログに遊びにいかせていただきますネe-454
「ほったらけの島」もちょっとだけ今気になっています♪
[ 2009/09/04 00:29 ] [ 編集 ]
稚拙当サイトにてコメントありがとうございました。
同時にトラックバックもされたようなんですが、届いておりません。
もう一度送ってみてもらえませんでしょうか?

映画の方は、原作未読の自分には納得の落としどころでした。
ともだちの正体は、体格からなんとなく察しが付いていたので、それほど驚きはありませんでしたが、エンドロール後の後日談が切なかった。
あの短いエピソードが長かった三部作をぎゅっと引き締めてくれたように思います。
[ 2009/09/03 23:45 ] [ 編集 ]
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Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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