ソラリスの時間 20世紀少年-第2章-最後の希望

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20世紀少年-第2章-最後の希望 




先日レイトショーで、公開が始まったばかりの「20世紀少年-第2章-最後の希望」を観てきました。

原作のコミックを昨年全巻読んでいたワタシとしては、第1章はあくまでも序章という感じであんまりピンと来なかったので、映画は見てもこのブログには感想をアップしてなかったのですが、やっと本格的に面白い部分までやってきたなあという印象です。

2000年に起きた「血の大晦日」はすべてケンヂ一派の仕業とされ、それを撃退し、世界を救ったとされる「ともだち」は救世主として世界中からあがめられている西暦2015年の社会。
「ともだち」による洗脳は浸透し、疑問をわずかでも持つ人間は「ともだちランド」で従順な人間になるように‘再教育’される。貧富の差、治安の悪さは拡大しているものの、大多数の人々は「ともだち」を信奉し、まもなく始まる万博の開催に心を躍らせている・・・どこまでもキモチ悪く、恐ろしい社会。
そんな中、「血の大晦日」の真相を知っているがゆえに、この現状にどこまでも反発するケンヂの姪カンナを中心に第2章は展開して行きます。

原作と明らかに違うのは、途中から登場する女子高生の小泉響子と同じクラスにカンナが生徒として在籍していること。原作では、カンナは高校には通っておらず、映画よりもさらにアウトロー的な存在として描かれていて、小泉響子がカンナに初めて会った時、世間でもっぱら噂されている冷酷な‘氷の女王’というイメージとは程遠いカンナの実像に驚く場面があるのですが、おそらく2時間半という映画の時間の枠におさめるために、ストーリーをアレンジしているのだと思います。

第1章からも感じていたのですが、これ以外にも、やっぱりどうしても、映画化にあたってストーリーや描写が省略されている部分がかなり多いですね。

例えば、「血の大晦日」のクライマックスで、「ともだち」がつくった巨大ロボット相手にケンヂたちが決死で闘いを挑む場面がほとんど描かれていないこと / オッチョが「死の収容所」を脱出するまでの過酷な経過と脱出する時のスリリングな場面が思ったより詳しく描かれていないこと / 「ともだち」組織によって殺された敷島教授の娘が風俗嬢として働いている店でもある場面が繰り広げられるのですが、そこがすべてカットされていて、何カットかの映像だけで彼女の存在が表現されていること / カンナの母でありケンヂの姉である失踪中のキリコには恋人がいたのですが、その恋人の存在も、その彼が「ともだち」一味によって自殺に見せかけて殺される場面もまったく出てこないこと /などなど。

映画という時間に制約のある媒体上、仕方がないのですが、本当はもうちょっと原作通りに詳しく描写してほしいというのがホンネです。

だから、ワタシは原作を読んでいて人物の関係性やストーリーの流れが把握できるので、いよいよ佳境に入ってきたこの第2章を楽しめたのですが、映画だけしか見ていない人には、登場人物が多くスピーディーなこの映画の展開はどういうふうに映るのだろう、と逆に思ったりもします。
ただ、このスピーディな展開のおかげで、2時間半の上映時間があっという間というのもあるのですが。


この「20世紀少年」の映画のいちばんいいところは、キャスティングのほとんどが原作とくらべて違和感がないこと。
原作の映画化でガッカリすることってこのキャスティングがイメージとかけはなれていることが一番だと思うのですが、その点はかなり安心して楽しめます♪


この間TVでも映画公開に合わせて、第1章を少しアレンジした作品が放送されていましたネ。
第1章を観てから第2章を観るのはモチロンですが、できればぜひコミックの原作を読んでから映画をごらんになることをおすすめしマス♪  コミックは読み始めたらハマりますヨ^^b   
特にこの第2章に該当する中盤から後半にかけてはすごく面白いです。
(コミックの感想『「20世紀少年」全巻読みました♪」』  過去記事ですが、以前やってたエキサイトのブログからこちらの新しいブログの方にお引っ越しさせました。こちらもぜひごらんくださいネ^^)


せっかくここまで見たら夏に公開される最終章もぜひ観なければ・・・☆



「20世紀少年、全巻読みました♪」の記事もこのブログにupしてますヨ~





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[ 2009/02/04 01:40 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(2) | CM(6)
ketchup36ozさん、はじめまして☆
コメントの承認とレス、おそくなってスミマセン。

>でも本作は、前作以上に絶妙なキャスティングを楽しめました!

ほんとにその通りですね!
第二章になってからのヨシツネとマルオなんか、メイクやカツラのうまさもあるでしょうが、第一章以上に原作に近い感じがしました。

脇役では小泉響子や13号、例の警官、春波夫なんかも原作そのまんまの絶妙のキャスティングと思いましたが、その中でも特に仁谷神父は、この人以外いない、というぐらいのハマリ役だと思いました。

最終章に登場するケロヨン役の宮迫はちょっと違うかなあと思うのですが(個人的にはもうちょっとおっちゃんぽい感じの人の方が合ってると思う)。。。
最終章もいまから楽しみです^^♪
[ 2009/02/11 15:11 ] [ 編集 ]
こんにちは。

個々のキャラに関する重要なエピソードが省略されているのは、原作ファンとしては残念ですよね。

でも本作は、前作以上に絶妙なキャスティングを楽しめました!
[ 2009/02/08 15:29 ] [ 編集 ]
スナドリネコさん、はじめまして~(^^)/

小泉響子はぴったりのキャスティングですネ。映画みてても全然違和感なかったですヨ。

まわりには原作を読まずに第一章の映画だけ見てるという人が、結構いるので、原作を読んでるワタシとしては、あの面白さが伝わってるかなあとつい心配になるんです(笑)
映画の感想を聞かれるたびに、「第二章、一章よりも面白かったけど、マンガの方をまあ一回読んでみて!」と、答えてます。

第二章は、ちょうどいい感じのところで終わりますヨ。
最終章への期待が盛り上がる感じで良かったです!

[ 2009/02/07 08:37 ] [ 編集 ]
えいさんへ

ごぶさたしていました☆ コメントありがとうございます。

確かに第一章よりは二章の方が全然おもしろかったですよネ(^^)/

>ともだちの正体は、原作と変わりそうですね。

誰になるんでしょう? 
途中、あのパレードでの事件以降、ともだちの発する「声」が微妙に
変わったような気もしますし・・・ どちらにしても楽しみです。

コミック読み返したいです~!







[ 2009/02/07 08:22 ] [ 編集 ]
はじめておじゃまします。

原作、映画第1章を観た者です。
この第2章に登場する
小泉響子はまだパンフレットでしか
お目に掛かっていないのですが
“キャラそのまんまやん♪”というあの表情を見て
期待大。ヒロインよりも楽しみな存在です。
(今、ドラマ「銭ゲバ」にも出演中ですな)

TVで放送されたダイジェスト版。
私も、原作を読んでいない人の目に
どう映ったのか心配になりましたv-388
(心配する必要はないのにね…)

第2章がどのあたりで終わるのか
気になります!!


[ 2009/02/04 14:48 ] [ 編集 ]
こんにちは。

数年前、「20世紀少年」が映画化されたらいいのにと
話した時の
知人の答えは
「実写では無理でしょう」というものでした。
それが実現したのですから感慨深いものがあります。
というわけで、
ぼくはこの「第2章」はちょっと甘い点数になりました(汗)。
「第1章」は映画的な快感に乏しかったのですが、
今回、まあ、ここまでよくコンパクトにまとめたなと。
ともだちの正体は、原作と変わりそうですね。
[ 2009/02/04 11:03 ] [ 編集 ]
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「20世紀少年 最後の希望」ユナイテッドシネマ豊洲で鑑賞 すみません、2部作で完結と思ってました。 (いつも最初から謝っているのがなさけない) 第一部のキャラクターにこれでもかという新しいキャラクターが加わってお祭り状態ですが、それがまたおもしろくて、
[2009/02/04 17:18] てんびんthe LIFE
※画像は映画のプレス。オモシロい作りなので携帯で撮影してご紹介。 -----あれっ、この映画、 最初は「大晦日」に喋ると言ってなかった? 「うん。最初はそのつもりだったんだけど、 これが予想以上にオモシロくって…。 第1章 『20世紀少年』にがっかりした分、 その罪...
[2009/02/04 11:04] ラムの大通り
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MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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