ソラリスの時間 2016年08月

ソラリスの時間

昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜!

全然大丈夫じゃなかった!(爆)「だいじょうぶ、マイフレンド」は、昭和B級脱力映画の金字塔〜その1 

大阪の南森町に「駒鳥文庫」という映画関連の古書を扱っているお店があります。
古書だけではなくて、昔の映画のパンフレットなどもたくさん置いてあり、これを見るのが楽しみで2回目の訪問となりました。 
カフェもやっておられて、店主さんが入れてくれるコーヒーを飲めるところもお気に入り

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「想い出を売る店」という映画のパンフが前面に。
想い出を売る・・・こちらの古書店ともオーバーラップしますね。 さりげないこういうセンスもいいなあと思う


この日も、自分が好きだった昔の映画のパンフレットが埋もれていないか漁っていたのですが、



この映画のパンフレットが中から出て来ました。

「だいじょうぶ マイ・フレンド」。

1983年に公開されたこの映画を、覚えておられる方はいらっしゃるでしょうか

私は当時、この映画は見てはいませんが、タイトルは見知っていました。
おぼろげな記憶ではありますが、角川映画に負けないぐらい、メディアでの公開前の宣伝も大々的に行われていたような気がします。

原作・監督は、「限りなく透明に近いブルー」などのベストセラー小説で知られる村上龍氏
70年代のアメリカン・ニューシネマの代表作でアカデミー賞の候補になった「イージー・ライダー」の脚本・主演を務めたピーター・フォンダ氏を主演に配し、ワンシーンにしか登場しないチョイ役にも有名芸能人達をこぞって起用、また音楽は加藤和彦、来生たかお・高中正義・桑田佳祐、坂本龍一らが担当・・・・と、宣伝費だけではなく、巨額の人件費がかけられた、言わずもがなの超大作映画。
・・・のはずでしたが、興行的には大コケしてしまいました

こんな豪華メンバ—を揃えながらどうして派手に大コケしてしまったのか?ということにも、またそもそもこの作品自体にも特に興味を抱く事がないまま30年以上の歳月が過ぎましたが、迷作・珍作と呼ばれるカルト映画が好きな私としましては(このブログでも過去にいくつかご紹介しています。この記事の末尾にリンクあり)、その方面ではつとに知られたこの映画をやはり一度は見ておくべきではないか?と思い直し、ついにこのたび、DVDで鑑賞することとなったのです。


♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢


まず、カンタンにこの映画の概要を説明します

ある日、ピーター・フォンダ扮する宇宙人、ゴンジー・トロイメライが空から落ちて来ます。
あのスーパーマンの従弟で超人的な能力を持ちながら、突然飛行能力を失ってしまったゴンジーは、出会った若者たちにかくまわれたりしながら、ゴンジーの超人的な能力を欲する悪の組織「ドアーズ」から一緒に逃げることに・・・。

こういったさわりだけを聞くと、設定やネーミング・センス等にB級作品の要素がそこはかとなく感じられながらも、「宇宙人と地球人の若者の友情を描いた、お子様向け映画? ETをパクったような?」ぐらいの予想でまだ何とか済みますよね。
しかし、大人が見る映画としては、う〜ん、どうなんだろうか?・・・
実際に見ると、そんなヤワな懸念は、木っ端みじんになって異次元に飛び去って行きます(爆)



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冒頭の少し後に出て来る、ミュージカルもどきのシーン。 
「ミミミ」という女性役を演じる女優の広田玲央名(広田レオナ)さんと男性が、軽やかにダンスを舞い踊っています。

あれ?これって一応、SFじゃなかったの  
ミュージカルの舞台上で踊っているという設定シーンでもありません。

ちなみに映画の冒頭は、ミミミのベッド上での全裸に近いヌードシーンで始まりますw
つまり、この映画は決して子供向けではなく、大人をターゲットにした映画だったのでした


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「タモリ一義」という名前で出演されていたタモリさんほか、現在の各界のビッグネームが並ぶ。

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左のタモリさんは、このシーンだけの刑事役。
人間が落ちて来たように見えた、と言う若者3人の証言を、えーかげんに受け流すタモリ氏。
映画というよりも、完全に年末のオールスターかくし芸大会の中でやっていたコメディドラマのノリです。

この映画の準主役となる若者役は、左から乃生佳之さん(モニカ役)、前出の広田玲央名(広田レオナ)さん(ミミミ役)、そして、あの渡辺裕之さん(ハチ役)

この後、ロッカールームのロッカーの中に隠れていたゴンジーと遭遇します。
そして、「ここなら誰にも見つからないよ♪」と言って、ゴンジーが善意で連れて来られた場所がコチラ↓↓↓


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・・・アノぅ、ここってどういう場所かわかります・・・よね?!(爆)

撮影中のピーター・フォンダ氏、内心で何を考えていただろうか
スタッフや監督から、ここが日本ではどういう場所であるかということは説明を受けた上で演技をされていると思うんですが・・・
「・・・何だこれは?! とんでもない設定と演出だ・・・(オーマイガっ)」
(あくまでも、私の想像です)

ピーター・フォンダさん、よくこんな絵づらにしれっと収まってくれたものですよ(恥)



さて、一方、そんな哀れなゴンジーを付け狙う悪の組織「ドアーズ」の面々はというと、

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遺伝子工場とファミリーレストランと、精神病院の世界的なチェーン店を持っている「ドアーズ」
精神病院で人間の脳から怒りの感情を抹消して、無感情なロボットのような人間を再生産し、自社工場で労働させているという設定。

ミミミモニカの2人が、どういういきさつだったか(もうね、呆気に取られるシーンが多くて、ストーリーの脈絡立った流れが全然頭に入って来ないんですよ(爆))いったんは彼らに捕まって、この機械で恐怖と洗脳を与えられ、脳内を改造されそうになるものの、同じように「手術」を受けている人間を目の当たりにしながらも、なんとか抜け出す事ができた。
(そういえば、ゴンジーが壁を突き破って助けに来たんです、確か。今想い出した)

ドアーズのボスの役を演じているのは、根津甚八さん。
当時の根津さんは、渋くて女性からもめちゃめちゃ人気があった時期のはずなのに、なんでこの映画のオファーを受けたんだろうか?!
根津さんの白衣姿の部下役に、岸部一徳さん、「帰って来たウルトラマン」で郷秀樹役で主演した団時朗(団次郎)さんや、苅谷俊介さんの姿も


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あまりに意味不明な演出、内容に、心なしか放心状態にさえ見えて来てしまう、名優ピーター・フォンダ氏のお顔
こんな方のお顔まで間抜けに見えて来てしまう映画って、いったい・・・(@_@)
そんなアカデミー候補俳優の、危うい視線の先にあったのは



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駐車場で踊りまくる、相変わらずのミミミの姿でした。
♬目を閉じてごらん 愛が見えてくる ・・・だいじょうぶマイフレンド だいじょうぶマイフレンド♪
・・・・・


さて、この映画、ひとことで言うなら、とんでもない破壊力を持っている映画です(爆)
まさに、(爆)なのです

この映画が製作された昭和の時代は、後世に残る名作が現在よりも多く誕生した時代であると同時に、今だったら世に出ることはないであろう異色作、愛すべき?迷作・怪作が多く生まれた時代でもありました。
「だいじょうぶマイ・フレンド」もそんな作品の中のひとつ、と言ってしまえばそれまでなのですが、ある意味、私の想像の上を行っていました ll(-_-;)ll

まだこの続きがありますので、次回もストーリーを追いながら、ご紹介してまいります
今日は序の口、さらにカオスが加速して行く、後半をしばし待て!(笑)



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この手のB級脱力映画がお好きな方は、数年前の過去記事も見てやってください♪
youtubeからシェアした動画が、削除されているものも多いですが。
↓↓↓

●いったいコレは〜?!(笑)平成の超B級映画「北京原人Who are you?」
●前回の続き〜平成の超B級映画「北京原人Who are you?」
●これぞ怪作?1(笑)昭和アニメ超B級実写版映画その1〜「ルパン三世念力珍作戦」と「ドカベン」〜
●たぶん宇宙一の意味不明トンデモ映画?!80年代の謎の名作「幻の湖」
●クールに行こう、ブリーズ?!「サーキットの狼」の実写版映画

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[ 2016/08/25 17:23 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(10)

レトロ・フューチャーな風景遺産〜大阪市大正区・工場クルージングフォト〜 

・・・・・・・
60年後のある日。


「・・・ここが、《オーサカ》と呼ばれていた都市の跡なのね。」

「ああ、どうやらそうらしい。《オーサカ》と読める表記が色々なところで残されているからね。」

「地球であんなことがなければ、この都市はまだ今でも生き続けていたでしょうに・・・。
でも、不思議ね。地球人はもう一人も存在しないはずなのに、煙が上がっている工場が見えるわ。
他の星からも偵察に来て、残された工場で何かやっている者がいるのかしら。」

「いや、そうではない。あれは工場が発している声なのさ。
あの日以降も、あの日以前と同じように、ずっと煙を吐き続けているんだ。
人間は絶えたが、人間達が造った鉄の塊だけは生き続けているのさ。
還らぬ主と過去の時代を、今でも待ち続けているかのようにね。」

・・・・・・・



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昨年からずっと下書きに置いたまんまになってた写真を、今更ながら公開させていただくことにしました。
なんか、自分では公開したような気がしているんですけど、up済の過去記事を検索してもそれらしいものが見当たらないので(やばいぞ!記憶力(^_^;))


これらは、昨年の夏、『Taisho リバービレッジ』という期間限定イベントの中で行われた、大阪の大正区周辺でのクルージング・ツアーに参加した時の写真です。

工場鑑賞クルージングというと工場夜景を見るための夜の時間帯のクルーズの方が一般的ですが、これに参加した事で、むしろ場所によっては夕方のクルージングの方がいいかも知れないと思いました
沿岸に建つ工場や廃工場のフォルムと質感が、非常に見ごたえがあるからです。 

さらには、お天気が不安定だったこともあり、そのおかげで少し特撮作品的なニュアンスの写真が撮れました。
時折小雨を浴びせかける鉛色の空は、工場の佇まいにあまりにもよく似合いました
上から4、6枚目のシルエットになった工場は、マニアの間で名高い中山製鋼所の工場で、松田優作さん出演(遺作)のあの「ブラック・レイン」の撮影が行われた場所です。
運河に浮かぶ要塞のような、非現実的な存在感に心を奪われます。


昭和の時代に描かれた空想世界・近未来世界を彷彿とさせる風景が広がる場所。
夕日に照らし出される老いた工場たちの姿に哀愁を帯びた美しさが感じられるという点においても、私にとっては懐かしい既視感のある風景そのものなのです

だからこそ、冒頭のような異星人の会話が頭に浮かんで来たのですが・・・こんな虚しい近未来はフィクションだからこそ楽しめるもの。
永遠にスクリーンの中だけのものであってほしいですよね
(シン・ゴジラでも観に行くかな




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[ 2016/08/19 19:23 ] ●レトロスポット(大阪、関西) | TB(0) | CM(16)

教科書シリーズラストは、ほのぼのレトロ癒し系♪昭和30年代半ば〜40年代半ばの1年生の国語の教科書 

時間が急に空きましたので、予定外になりましたが、自分が70年代末(昭和50年代)に使っていた音楽の教科書と共に図書館で見つけた、昭和30年代半ば〜40年代半ばの1年生の国語の教科書をシェアさせていただきます
(ちょびっとだけなので、あんまり期待はしないでください(^_^;))

実は、音楽同様、国語の教科書も自分が実際に小学生の時に使用したものを探しました。
特に探していたのが、小学1年生の時の国語の教科書!
だっていまだに、最初の方のページに出て来たフレーズを覚えているんですもん。

「さいた、さいた、さくらがさいた。きれいにさいた。」
「ふえだ、たいこだ、ほんもある。うれしいな。ありがとう。」


自分が1年生の時の年度を考えながら、いろいろと教科書をあたってみましたが、残念ながら見覚えのある教科書は図書館にはありませんでした。

でも、その探して行く過程で見つけた、私が小学生になる前、生まれる前の国語の教科書が、非常にほのぼのとして可愛らしかったので、急遽少しだけですがご紹介することにしました
あんまりウケは期待出来なそうな気がして、自分だけでコッソリと楽しもうと思っていたんですが(笑)
懐かしく思っていただけたり、独特のレトロ感を喜んでいただける方がいらっしゃると嬉しいです



まずは、1971年(昭和46年)の国語の教科書より♪


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私が使っていた教科書も「あたらしいこくご」というタイトルでした。(よく覚えてますでしょ?!(笑))
これよりも私の入学年に近いはずの、1974年出版の同タイトルの教科書も一緒に中身を確認したのですが、ザンネンながら明らかに違っていました。


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自分が使っていたものではないので、音楽の教科書のような強烈な懐かしさは感じませんでしたが、この挿絵がとても気に入りました
この町の風景がのどかで、とても良くないですか
私が地方の田舎で暮らしていたからかも知れませんが、この山も田んぼもある小さな町の風景にノスタルジーを感じます。 
線路も見えてて。町を見下ろせる小高い場所があって。
低い屋根の家並みの感じがまた、いいんですよね〜



だんだん、年代が古くなって行きますよ。 
次は、1968年(昭和43年)出版の国語の教科書。

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この場面、さきほどの1971年出版の教科書の場面と似てますよネ。
でも、こちらは先生がいなくて児童だけが描かれていて、小高い場所から見下ろしているのが学校。
子供達の服装にも違いがある。
この絵も好きです。子供達の表情が愛らしい、可愛い!


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先生と子供達の表情や動きに、何とも言えない温かみを感じます
先生のファッション、木造の小さいうさぎ小屋や、屋外の手洗い場の感じも懐かしいですネ。


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質の良い絵本のようなアート性を感じる挿絵。
挿絵を描かれた方のお名前を控えるのを忘れてしまいましたが


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可愛らしくて素敵な目次ページ
教科書ってこんな感じだったかなあ?!
もっと無機質なイメージがあったけど、違ったんですね。

お花の向こう側で遊んでいる子供達。
教科書の目次というよりは、これもまるで絵本の目次のよう



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最後は、1959年(昭和34年)出版の1年生の国語の教科書。
あの柳田國男氏が教科書の編纂をされていたんですね

昭和30年代ということもあり、前の2冊とくらべても、表紙絵からしてかなり違います。
今の60代の方が使っておられた教科書なんですね、考えてみれば。


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走っているのがまだSLであること、踏切待ちをしている人の服装や髪型、乗っているリヤカー付き自転車などからも時代がわかります。
今でも、地方に行けば、列車の事を「汽車」と呼ぶ習慣が残っている所が結構ありますが、こういうSLが走っていた時代からの名残なんですよね、きっと。(私も岡山にいた頃も、普通に「汽車」と呼んでいました)

今よりも、優しくて穏やかな時間の流れを感じる日常風景。
図書館で何度も繰り返し眺めてしまいました。



見ていると何とも言えないほのぼのとした気持ちになれる、昔の教科書たち。
いいですね
1年生の教科書なので挿絵が多いこともあるでしょうが、その挿絵にまた味わいがあります

自分が1年生で最初に使った国語の教科書、他の図書館にも出向いて、ぜひともいつか再会したいと思います


今、真夜中の0時ではありますが、室内の温度、30度を超えています。
まあ、毎年夏はこうなので諦めていますが(^_^;)
お盆疲れ、暑さ疲れを癒すには、ぜひ当ブログをごらんくださいませ!(推奨 笑)
ではでは〜〜〜
(スマップ、やっぱり解散してしまいますね。仕方ないんでしょうけど、なんだかな〜



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プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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