ソラリスの時間 2014年11月

ソラリスの時間

昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜!

幸福の黄色いハンカチ、意外なところがツボでした♪ 

高倉健1  

高倉健2

↑15年ほど前に映画館で上映を見た後に買った「鉄道員(ぽっぽや)」のパンフレットです。


2週間ほど前の高倉健さんの訃報、皆様はどのようなお気持ちでお聞きになりましたか。
私はと言いますと、自分でも「どうしてこんなに?!」と驚くほどの寂しさを感じました。
悲しいというよりも寂しい。ただただ、ぽかんと大きな穴が空いたような喪失感を感じています。

健さんが国民的大スターであったことには疑問の余地はありませんが、東映の任侠映画主演以来、特にうちの親世代から熱烈に愛され支持を受けた方です。うちの母親も大ファンでした。
そんな世代のズレもあってか、訃報以前に私が劇場やテレビで見た事があった映画と言えば、「鉄道員」、遺作となった「あなたへ」、「野生の証明」・・・実はそれぐらいしかありませんでした。
「ブラック・レイン」も「南極物語」も見ていません。
子供の頃、宣伝CMでの「天は我々を見放したか・・・!」というフレーズが脳裏に焼き付いたあの「八甲田山」ですら、ロードショー番組で昔放送された際に一部だけ「ながら見」程度にしか見ていませんでした。

そんな決してファンとは言えない私ですが、亡くなられたことを知ってからというもの、テレビで追悼の放送があるたびに昔の作品を見まくっています。

昭和の末期、石原裕次郎さん、美空ひばりさんという大スターが亡くなられた時、「昭和が終わった」「ひとつの時代が終わった」という言葉を何度も耳にしました。
その時もびっくりしましたし確かにそうだなあという気もしましたが、今回ほどの切実感は感じなかった。
まだ私も学生で、時代の移り変わりに想いを馳せるような年齢ではなかったせいもありますが、あの頃以上に「昭和が終わった」「これでますます帰れないところまで来てしまった。遠くなってしまった」という思いを感じています。

「鉄道員」を見た時も思いましたが、健さんは発するセリフがない場面でも、その立ち姿や後ろ姿だけでその主人公の背負っている十字架、生き様を表現することができる数少ない役者さんだったと思います。「背中で演技が出来る」人。
もの言わずとも哀感を表現出来るのは、その人自身が語れない哀しみを伴った人生を歩んで来た証。
男として以上に、人間として聡明であった証であると思っています。

そして「背中」以外にもうひとつ、健さんを健さんたらしめているのは独特の目元、「目力」。
最近放送があった「網走番外地」を見ながら、若かりし頃の健さんの少し切れ長で涼やかな「目」に魅入られてしまいました。
あの時代にもし自分が若い女性だったら、きっと大ファンになっていました。





さて私は先日初めて、テレビでノーカット放送されていた「幸福の黄色いハンカチ」を見ました。

小中学生の頃、テレビでよくロードショー番組を見ていたことはブログで何度か書きましたが、その時代からよく放送されていた映画だった記憶があります。
ただ、全部通しで見た事は「八甲田山」同様、一度もありませんでした。

見始めたところ、数分おきにいちいち声を上げてしまうぐらい、感動しました。
それはストーリーに、というよりも、画面に繰り広げられるあまりにも懐かしいリアルな昭和の世界に、です。

桃井かおりさんや武田鉄矢氏の70年代ファッションは言うに及ばず、

・マツダのファミリア(初代?)他、昭和レトロカーのオンパレード。そしてもちろん、カーナビなどあるはずもない内装のレトロ感。
・掲げられているお店の看板が、当然のことながらレトロ看板の宝庫!ホーロー看板も現役。
・国鉄時代の木造駅舎の佇まい。貼られているのは手書きの時刻表。
・食堂、郵便局、旅館の室内。
・流れてくるBGM(カーラジオからという設定)が、都はるみ「北の宿から」ピンクレディ「渚のシンドバッド」イルカの「なごり雪」。
・キャンディーズとピンクレディを比較した、武田鉄矢のドライブトーク。
・普通に立っている丸ポスト。
・昔の新幹線の車内販売員と看護婦さんの制服。(特に車内販売員のエプロン制服、頭に付ける白いカチューシャにはあまりの懐かしさに涙が出そうに。)
・大きなリボンのセーラー服を着た女子学生。
・ドライブの途中で、トイレのない場所で用をたすw
・カーナンバ (これも今ではほとんど見なくなりました。昭和から平成初期にかけての風俗遺産かも(笑))


これ、もしもDVDで見ていたら、一時停止を延々と繰り返しながら見ていたと思います。
いちばん感動したのは、上にも書いたように新幹線の車内販売員の制服と、あとは、町並み(看板類)ですね〜

「ALWAYS〜三丁目の夕日〜」という映画を数年前に見た時には感動しましたが、美術的な事に関して言えば、まあ言ってもCGで再現された町並みです。
メリハリをきかせて誇張的に再現しているものと勝手に思っていました。
でも、この映画の中に映り込んでいるリアルなあの当時の町並み、1軒1軒のお店に掲げられている看板を見た時に、あれは決して誇張ではなかったんだ、と思いました。

子供の頃は思わなかったですが、今から見ると当時の看板ってなんて賑わい感があってカラフルなんでしょうか〜!
決して洗練はされていませんが、色彩と活気に満ちあふれた看板を見て、ああ、私が見ていた、生活していた昭和の町はこんな感じだったのか・・・と感動してしまいました

映画のストーリーと全く関係のないところで、泣けた私(笑)
どうぞご容赦ください(笑)

おそらく暮れ〜お正月あたりにも地上波でいくつか放送がありそうな予感がしますので、過去に見た事がない高倉健さんの映画をまだまだ見て行こうと思っています。


(6日前に久々のブログ更新をしたばかりなのに、本日また更新♪
どうなってるんだ、私。
久しぶりに来てくださった皆様、ひとつ前の記事もごらんくださいますと嬉しいです


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[ 2014/11/30 19:23 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(10)

まだあるんです!35年ぶりにこんなお店に行って来ました。   

およそ35年ぶりにこんな場所を訪れました。


987ふじや書店2


「昔ながらの町の小さな本屋さんが存亡の危機にあるこのご時世、この本屋さんはまだ健在のようですね
「違うんですよ。ここは本屋さんじゃないんです。」
「でも、書店って書いてあるじゃないですか。・・・あ、そうか、古本屋さんですね。」


「いいえ、古本屋さんでもありません。 ここは貸本屋さんなんです。」


貸本屋なんてまだこの時代にあったのか!とお思いの方、きっとたくさんおられることでしょう。
私と同世代の方で、貸本屋を知らない、実際に利用した経験がないという方もおられます。
貸本屋の全盛期は1950〜60年代半ば、昭和でいうと20年代後半〜30年代あたりといったところでしょうか。

田舎や下町というのは都市部に比べると時間の流れが遅く、文化の流行り廃り、栄枯盛衰の進行速度がゆるやかです。
私が育った岡山県の田舎町には、昭和50年代にまだ貸本屋さんが存在していました。
小学校の先生の実家が貸本屋さんという、今から思うと何とも昭和を感じさせるシチュエーションですが、私はそこで、マンガの単行本(コミックス)を時々借りていました。
1冊50円だった記憶があります。
友達が前原滋子さんのマンガが好きだったので、その影響で借りて読んでみたりもしました。
(前原滋子さん、ってわかりますか〜?!(笑))



987ふじや書店4

実はこちらのお店、7、8年前にTVの「劇的ビフォーアフター」でリフォームを行ったお店です。

その放送を見ていた私は、いつかこのお店を訪ねてみようと思っていました。
田舎も含め、こういう業態のお店はとうに絶滅していたと思っていましたので、まさかまだこんなお店が実際に残っているなんて思ってもみませんでしたから。

しかし居住区のすぐお隣の区だというのに、訪れるまでに何という時間がかかったことか(笑)

番組にも出演されていた80歳過ぎのおばあちゃんが、変わらずお元気に店番をされていらっしゃいました。

開店から半世紀以上を経たお店、ひと昔前の人気作品も結構たくさん置かれているだろうと想像していましたが、現時点で若者や子供達に人気のあるマンガが大多数。
いや、現実の生業として考えると、それがむしろ当たり前ではありますけどね。

私ですら最近のマンガには疎いのに、よくご存知で揃えておられるなあ〜と思っていたら、お店の若い常連さんがご好意で仕入れまで担当してくださっているとか。
昔のマンガだと「エースをねらえ!」や「キャプテン翼」は見かけましたよ^^♪



987ふじや書店1

私は、「ベルサイユのばら11巻」を借りて帰りました。
お店の番台の下の棚に並べられていたのを見つけたのですが、これ、約40年ぶりに描かれたというベルばらの続編、今年出版された本です

オスカルやアントワネット亡き後、残された主要人物がどうなったか、そのエピソードが描かれています。

987ふじや書店3

小学生の頃、テレビで放送されていたベルばらのアニメを毎週見ていましたが、子供だったせいか、やはり単純に主人公であるオスカルとアンドレの2人ばかりに注目していました。
しかし今思えば、アンドレ、そして男装の麗人であるオスカル以外にも、女心をくすぐる魅力的な男性がなんと多いことでしょう!

ドラマやマンガにおける大ヒット作の重要なファクターとして、主人公以外の脇役、殊に男性陣に魅力的なキャラクターが多いということが挙げられるかと思いますが、ベルばらはまさにこの法則があてはまっていた作品だったんだなあと、この本がキッカケで再認識(再評価)しました。

特に最後のアランのエピソードが良かった。
フェルゼンの相変わらずの一途さにも、キュンキュン来ましたよ


九州からお嫁に来たおばあちゃんが、幼かったお子さん達の面倒を見ながらこのお店を切り盛りしてこられたこと、昔はこの周辺に10数件あった貸本屋が今ではここのお店だけになってしまったこと、ビフォーアフターでリフォームしてからの裏話、と色々なお話を聞かせていただきました。
お客さんが少なくて、とおっしゃっていましたが、最初にうかがった時も借りた本を返却にうかがった時もご近所のお客さんが来られていて、お店の綺麗さとも相俟り「現役」のお店だということを実感。

時代が移り変わっても、変わることなく現役のままお元気でがんばっておられるおばあちゃんとこのお店に、あなたもしっかりやりなさいよ!と背中を押してもらっているような、そんな気持ちになりました。

ふじや書店さんは、大阪市福島区、JR東西線の海老江駅から歩いて4、5分のところにありますよ







2ヶ月間ブログを放置していた間も見に来てくださっていた皆様、本当にありがとうございます!
更新をしていないにもかかわらず、ランキングボタンを押してくださっていた方までおられたのですね。
ログインしてそれを知り、ビックリしました。 心より感謝、そして感激しております

この秋、現実の生活においても、また表には表れない自分の意識の中でも大きな変化があり、そういった変化をキッカケにこのブログに関してもどうするべきか考えておりました。
と言えばカッコいいのですが、本当は処理しきれないぐらい自分の中に様々なものが流れ込んで来て、落ち着いてブログを書く気分にどうしてもなれませんでした。 
悪い方に変化したわけじゃなくて、いい意味での変化(結果的にそう言えるものになると信じている)だと思うのですが、この落ち着かない感じはもう少し続くかも。
しかしブログを2ヶ月もほったらかしということにはならないかと思います

最初のごあいさつにも書いていますように、少しだけ形式や体裁を変えながら、基本は前と変わらない感じでやっていきますので、どうぞ皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます




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プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

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