中崎町シリーズということで、今日は中崎町の雑貨屋さんで見つけた懐かしいネグリジェ人形(‘パジャマ入れ’です!懐かしいでしょ♪)の手芸本などを紹介しようと思っていたのですが。。。
先週、久々に四天王寺の古本市に行ってきて、ちょっとだけオモシロイ古本を見つけてしまいましたので、そちらの方を先に載せるコトにしマス (^^)/
ちなみに上の顔写真は、このブログにもたびたびお話が登場している「乙女スタイル」さんという雑貨屋さんの入口で見つけた昭和39年発売の「女性セブン」の中に載っていたもの☆
今回のメインではないので、コレ以外のヘン顔はまたのちほど(笑)♪
昨年ご好評?!いただいた、偶然発見した
ヘンテコ古本に関するいくつかの記事 は、本に記載されてる内容や投稿記事、写真そのものがおマヌケでオモシロイものばかりだったのですが、今回は全く違う視点のオモシロ本です。
最初は、「久々にオモロい本、さーがそっと♪」という目的で古本市に行ったのですが、人間、妙な欲がある時はダメですね、昨年ほど笑える本を見つけることができそうにない気配・・・
やがて、ぐるぐると会場内を回っている中で、百円均一のコーナーに行き当たりました。
そしてその百円という、古本の中でも安~い見切り処分的な価格をつけられた本たちの中で、マナサビイは他にはないキラリと光る輝きを放つ本を見つけるコトができたワケなのですが、それが上の、「動物と話す本」♪
昭和49年出版の本です。
この本、動物とのコミュニケーションの深め方がわかりやすく説明されている、内容自体はいたってマトモでむしろ普通に読み進めたくなるような興味深い本ではあるのですが・・・
この本の持ち主だった方が読みながら引いていったと思われる、赤ペンで引かれたナミナミ線の箇所にご注目を。
このページを見て、ん
と思ったのが最初。
え? これ、線をひくような箇所、なんかな?!(笑) と軽く立ち止まってしまった。
まああんまり神経質に考えないで、なにげに弾みで引いてしまったんだろうと、いったんは読み流したのですが。。。
コレは見開きで続いてる2ページなんですが・・・
「氷雨が降りつづいて」になぜか赤線を引いた後、さらに、
「あのー、夜分おやすみのところ、まこと恐れ入りますが、ちょっとトイレに行きたいんです」に線!(笑)
ホントに申し訳ありません、どこのどなたがこの本の持ち主だったのかは存じませんが、この方の重要ポイントっていったい何
(笑)
どう考えても、この本のポイントとは思えないような部分ばかりに線を引いておられるようにしか見えないんですけど。
さてはこれが、‘行間を読む’ということか?!
あたりまえ過ぎることを、あなどってはいけません・・・。
「できることならウマに乗って仕事に行きたい」という見出しもちょっとだけ笑えますが、
「退屈な状態におくとロクなことを覚えないのは、動物も人間も変わりはない。」・・・
「このときの感情をおさえるのは、なみたいていではない」というくだりに線を引いているのと、同じ深層心理を感じるのはワタシだけでしょうか(笑)
この本の大事なポイントというよりも、自分が常日頃感じていることに、スルスルとひかれる共感の赤ペン
わからないでもないですけど。
この本の元持ち主、マナサビイ流にプロファイリングすると、なかなか主観の強い愛すべきキャラの方(多分、おっちゃん?!)と見ました(笑)
あ、ちなみにこの線を引かれた元持ち主のおっちゃん(勝手に決めつけさせていただきますが
)の名誉のために付け加えておくと、これら以外にも線を引かれている箇所~決してマト外れではない箇所~はたくさんありますので、一応念のため♪
ところで、実はもう一冊、おっちゃん・・・とまではもしかしたら行かないかも知れませんが、とある既婚男性が元の持ち主と思われる古本を、マナサビイは同じ百円コーナーにて見つけました。
「友情と恋愛と結婚」。
世界名言全集の第二巻で、古今東西の有名な歴史上の人物の名言や、有名な作品の中に見られる名言が集められているコンパクトサイズの本、です♪
タイトルの通り、友情、恋愛、結婚にまつわるさまざまな名言がおさめられているのですが・・・
この方は動物の本の方のように波線ではなく、ご自身がお気に入りと思われる名言には、このように言葉の上に○をつけてチェックしておられます。
「友情」の項目に関しては、このようにいたって普通に平穏に読み進めていっておられるようなのですが・・・
彼の人生に何があったのでしょう、結婚の項目にくるといきなりこんなに乱れた&強調しまくった赤線が入れられています。
結婚したことをよっぽど後悔しているとしか思えないこの所業(笑)
悩んでる時に、本屋さんでこの本が目に留まったのかなぁ。(と、勝手に想像を膨らませる)
奥付を見ると昭和40年に再版された本のようだから、この名も知らぬ元持ち主の男性の方もきっと今はもうおじいちゃん、その後人生を無事に達観されたかしら。。。
ま、後々古本屋にこの本を売ったトコロを見ると大丈夫かも?!
でもよくよく考えてみると、この古本に線をひかれた方々が、この本の最初の持ち主だったとは限らない訳で。
何人かの手を経てめぐりめぐってやって来た本と考えることもできますよネ。
ワタシみたいなイイ加減な読者の元へ行き着いて、果たしてこの本たち幸せだったのかしらん
ブログネタにまでされてしまって(笑)
(あ、でもワタシ、本は売ることはあっても捨てることはほとんどありません ←これはホント^^♪)
でも、こういう何気にひかれてる線やチェックから、この本を手にした名も知らない人の人生が垣間みられるというのも、考えようによってはとっても感慨深いことなのかもなぁ。。。昭和から平成へ、時代を超えてるワケですから。
最後に、冒頭の女性のヘン顔同様、昔の「女性セブン」に載っていたヘン顔です♪
顔自体もオカシイけど、下のセリフも、今とは感覚がズレててなんか笑える(笑)
「イイ気味や、税務署が燃えとるわ。」なんて、コレ今だと問題表現として物議をかもす可能性も!
白木みのるさんと長門勇さんは、時々こういう顔をお芝居やドラマの中でもされてましたよネ。
(今ふと思いついたのですが、もしかしてウルトラクイズで活躍された長戸勇人さんて、この長門勇さんの名前をもじってご家族の方がつけられた名前なのでは?!
・・・アカン、アカン。 実はワタシもどうでもいいことに赤線ひっぱるタイプかも?!(苦笑))