ソラリスの時間 ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品
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ソラリスの時間

昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜!

2018あけましておめでとうございます!ヾ(´∀`*)ノ 年末年始もトコトン昭和三昧でしたよ〜 

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あけましておめでとうございます〜! 
上は今年のリアル年賀状。 
少なくともここ10数年はずっと30日〜元日になってから慌てて年賀状を作っていたのに、なんとクリスマス頃には年賀状を投函出来たという大珍事に自分でもビックリ 
高い場所からの見晴らしの良い風景の写真を送るのがここ何年かの恒例なのですが、昨年はそういう高所には行ってないので、10年近く前に行った島旅の写真を引っ張り出して採用。 今年も良い旅、そして良い人生の旅ができることを願って☆


さてと、私めの昭和ずくめの年末年始の模様とは如何に。


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 遅まきながら、『ブレードランナー2049』を観に行きましたよ! MOVIX京都での最終上映にギリギリセーフで間に合いました。大阪のナンバでもやっていたのですが、京都に他の用事があったのでついでに。

で結果は・・・主演のイケメン俳優、ライアン・ゴズリングにハマってしまった!(笑)

ゴズリングが見せた繊細な表情や立ち居振る舞いから醸し出されるセクシーさと悲哀に撃沈してしまいました(//∇//) 
そりゃー、ハリソン・フォードが脚本を読んだ段階でこの人を主役に強く推すだけのことはあるわな、と大いに納得しました。 セリフの少ない場面で、何気ない立ち姿や表情だけで心情が伝わる演技ができる人、そしてなおかつセクシーである人に惹かれるのですが、彼はまさにそういう俳優さん^^(日本人俳優でいうと、40代前半頃の佐藤浩市さんが大好きでした。)

小学生の頃よりTVで放映される洋画を数多く見て来たものの、海外のイケメン俳優さんのファンになった経験がいまだかつて一度もなかったんですが・・・この歳になってはじめて、かなり好みど真ん中の俳優さんに出会ってしまったかも知れないワ(笑)
『ラ・ラ・ランド』をはじめとする、この人が出ている他の作品にも俄然興味が湧いて来たので見るしかないですね、これは

ゴズリングのことだけですとあまりにアレなんで、映画自体の感想も一応書いておきますと(笑)

いや、いろいろな評価がありますが、私は内容は良かったと思います。
ブレードランナーに限らずSF作品というのは現代社会に対する警告や風刺であったりする場合が多いのですが、ブレードランナーというのはやはり一貫して、社会全体への警告という以上により内省的で個人の内面にフューチャリングするスタンスをとっている作品だなと。 逆の見方をすれば、今は外的要因以上に、現代人ひとりひとりの心の在り方そのものが社会を危機的な状況へと導いてしまう恐れが大きいのではないかということを暗に言っているようにも思えます。

(注:ここの段落だけちょっとネタバレ入ります)
ゴズリング演じるK、あるきっかけによって肥大化した自分への過剰な期待(エゴとも言えるか?)が非情な現実によって叩きのめされ、自分が単なるレプリカントのひとりに過ぎないことを否が応でも再認識させられる。 自分がかすかな心の拠り所としていたもの、アイデンティティーみたいなものがいったん「無」になってしまったその上で、どのように自分が生きるか?どういう生き方をするか?ということを自分に問い、実行して行く。

かくいう私自身がエゴが肥大化しがちなタイプなので、内容を自分なりに読み解くうちに深く考えさせられてしまいましたね(汗)。
(こういう解釈自体がまた主観的な解釈であるので、果たしてこの作品が本当に訴えたかったことと合致しているのかどうかはわからないのですが。)
でもきっと、そういったアイデンティティーみたいなものが一度崩れ去った後に見せる生き方こそが、そういう生き方に自らを導いた心の根底にある意志や思いこそが実はその人の本当のアイデンティティーと呼べるものなんだろうな、という自分なりの結論に辿り着きました。

あ〜、でもこの手の映画は、見る人によって色んな解釈があるだろうから他の方の感想を聞いたら、「なるほど、そうだったのか!」とカンタンに納得してしまいそうだなぁ(笑) 
何をもって人間と定義するか?というテーマは、前作同様あるいはそれ以上に考えさせられるところではありましたよ。


さて、ブレランだけでかなり字数を割いてしまったので、ここからはできるだけサクサクと♪(ほんまかいなw)


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年末30日、31日の夜にローカルの京都テレビで放送された、『ウルトラセブン』の後半の代表作9作を見ました。
ウルトラセブンの本放送は1967-1968年。 私は夕方の再放送で見ていた世代です。

ファンやマニアの間では以前から知られていることですが、『ウルトラセブン』は敵の怪獣を倒すだけの単純明快なストーリーで終わらない、短編のSF小説的なコンセプトのものが多いんですよ。

今回テレビで放送されていた中で、私が最も印象に残ったのは、『ノンマルトの使者』という回。
人間が良かれと思って行っている海底開発が、実は人間よりも古くから海底に秘かに住んでいる先住人類ノンマルトにとっては侵略行為以外の何物でもなかったという話で、ラストで敵と海底都市を壊滅させて無邪気に喜ぶ他の隊員たちを横目に、ダンとアンヌが複雑な心境に陥るというシリアスなラストが印象的でした。

『第四惑星の悪夢』は、当時、近未来に訪れるであろうと予測されていた科学万能のコンピューター&ロボット社会への警告的な内容。 
当時の時代性や特撮ドラマということもあって大袈裟な内容にはなっていますが、昨今の状況を思うとこれって存外に無視出来ない内容だったりする。 社会や人間がコンピューターに操られてる感、今でもすでにありますよね。 で、その行き着く先はこの『第四惑星の悪夢』や奇しくも『ブレードランナー』で描かれている世界に意外と近いのではないか。 これは今見た方が怖いと思える作品のような気がします。

それにしてもロケ地に採用されている1967,8年頃のマンモス団地の景色を見ていると、いつものレトロ魂がメラメラと燃え上がりました(笑)
昔のドラマを見るたびに毎度毎度思うことではありますが、ロケ地の風景を見るだけでホントに萌えるんですよねー!
ブログを始めた頃からずっと、この時代の特撮に登場する団地巡りがしたいと思っていたのですが、今年こそは行くゾー! 変わってしまっている部分が多いとは思いますが。



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昨年末のブログに書いたこの本『バレエ星』も、お正月の間に無事読了し、


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今は、昨年購入したこのDVDを、ちょっとずつ見ております♪
『5年3組魔法組』! 
 懐かしいと思われる方もたくさんおられるでしょーー!ヽ(≧∀≦)ノ  ♬アバクラタラリン クラクラマカシン♪

これに関しては、全編見終わった後に感想をブログに書きますねー!

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今年は、例年にも増して音楽関連の記事をたくさん書いて行きますよ^^  今になって初めて知った 80年代の名曲がいくつかあるので(当時から知っていた方もいらっしゃるとは思いますが)、そのへんのこともどうしても書きたいです.゚+.(・∀・)゚+.

セブンにしても、5年3組魔法組にしても、谷ゆき子さんのマンガにしてもそうなんですが、子供の頃に見ていたという意味では「懐かしい」コンテンツではあるのですが、実際は内容については殆ど忘れてしまっているんですよ。

そういう意味では、最近初めて出会った当時の名曲と同じで、昭和文化を新たに発見・開拓していくような要素の方がむしろ強いんですよねーー^^  今はそういう要素が強い方がむしろ、楽しいです!

さぁて、今年もビビッドな昭和文化にドップリはまるゾーー!


こんな熱量過多のめんどくさいブログにお付き合いいただきまして、いつも本当にありがとうございます!
そして今年も、皆様、どうぞよろしくお願いいたします



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[ 2018/01/05 13:14 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(24)

映像のクオリティとセンスに驚嘆!! 80年代のカルトSF「ブレードランナー」 

本題とは関係ありませんが・・・「たびねす」サイトに私の新しい記事が掲載されました
↓↓↓
体験型展示が楽しい!「京都鉄道博物館」はお子様連れ京都観光にイチオシ

先月、京都鉄道博物館に行った時の記事をブログに投稿しましたが、このたびねすの記事は、それに比べるとマニア度の低い記事になっています。 昭和レトロ趣味をもっと押し出した記事も考えましたが、実際に行った時に、「自分がもし子供だったらやってみたかったなあ〜と思える体験展示が多かったので、今回に限り、その子供目線の感想を素直に記事にしてみました^^

次回からは、またゴリゴリの(笑)「昭和レトロ」路線に戻る予定ですが、このブログをごらんいただいている方で、「家族旅行でいつか京都に行きたいけど、家族みんなが楽しめるいいスポットはないかな〜?」と思われている方には参考になる内容になっているかと思いますので、ぜひごらんくださいませ!!
それとやはり、SL系の展示はかなり充実していますよ!




さて、本題に入ります(笑) もう先々月になるかと思いますが・・・



「ブレードランナー」をDVDで見ました。
「ブレードランナー」は1982年公開のSF映画で、ハリソン・フォード主演作。 ハリソン・フォードというと、「スターウォーズ」や「インディージョーンズ」といった華々しい大ヒットシリーズ作品がまず浮かびますが、これにも主演されていました。 監督は「エイリアン」のリドリー・スコット。

私がこの映画のタイトルを初めて耳にしたのは、1987年頃であったと思います。「ブレードランナー」の上映会があるので観に行こうという話が所蔵していたサークル(映画研究会)の中で出ました。 1982年の封切り当時は不人気で興行的には大失敗に終わったものの、それから5年後の1987年の時点で既にジワジワとカルト的な人気が出始めていたということが、今になってみるとこの上映会開催の話から推測出来ます。
しかし、サークルから足が遠のきつつあったこともあって、上映会ツアーには不参加。 つまり、この時の本作との ‘ニアミス’ を、30年近くの時を経てやっと挽回したことになります。

(ところで、私は長らく本作をすでにテレビ放送された時に見たものと勘違いしていました。違う作品をなぜか「ブレードランナー」だと思い込んでいたようで(苦笑)、昨年になって、ようやくまだ未鑑賞であることが判明したということも付け加えておきます

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感想ですが・・・

ひとことで言うと、驚きました タイトルにも書きましたが、その映像のセンスとクオリティーに驚いたのです!!

昭和の頃の映画やドラマを見ると、映像技術、撮影技術のアラが目につくことがありますよね。
もちろん当時は映像をCG処理するなどというやり方はまだなかったですし、仕方のないことです。逆にそのアナログならではの拙さが、今にはない味が出ていていいと思うことも非常に多かったりしますが、ともすると美化されがちな脳内記憶とのギャップを感じることも往々にしてあるもの。

が、これは違いました。
1982年当時の技術でどうやってこれだけの映像を撮影出来たのだろうというぐらい、「アナログ」感をほとんど感じることがない  「今年、ミニシアター系で封切られたSF映画です」と言われても違和感を感じないぐらいのクオリティーでした。 私が手にしたDVDは数年前に発売されたデジタルリマスター版で、映像を美しく再処理してあるものだったとは思うのですが、それでもその映像美に関しては、他の同時代のSF映画と比べても別次元にあるように感じました。

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技術だけではなくて、センスもいい。 グロなシーンが多々登場しますが、アート性に優れたSFという印象を非常に強く受けましたね。 色々意見はあるようですが、女秘書が着ていたJ ・P・ゴルチェの衣装なども、この映画の舞台である退廃的でゴシック的な近未来都市に非常にマッチしているように思います。
あの80年代らしい異様に肩の張ったフォルムが、こういう映画では生きて来るんですよ(笑)


さて、残忍な描写とクールで美しい映像との間に横たわるのは、SFならではの「未来社会への警告」です。 人間によって生み出された「レプリカント」(人造人間)の狂暴と悲哀。 その人間ではないレプリカント・リーダーが最後に見せた、最もヒューマニックで人道的な行為と涙。 
この後。かすかな希望を感じるラストシーンで締めくくられますが、これを見た時に、これは続きがあることを匂わすような終わり方だなあと(つまり、クライマックス感を伴わない終わり方だった)いう印象を受けたので、作り手側は元々はそういうつもりではなかったにしても続編があったら良かったのにな、と思っていたら、来年、2017年の秋に35年ぶりの続編が公開されるようで・・・これは見てみたいなと思います!

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それにしても、この映画が公開された30数年前とは世の中も大きく変化していて、クローンはもとより、「人工知能」が人間の知能を上回る事例が珍しいことではなくなり、今やその人工知能が「意志」すら持ちつつあるという状況にあります。  ‘レプリカント’ の存在が、映画の中だけではなくて、現実味を帯び始めている。 もし、意志を持ちつつある人工知能が暴走を始めたら、世界はとんでもないことになりますよね。 
来年公開の続編は、かなり近い未来への現実的な恐怖感を感じながら見てしまう事になるかも

ちなみにこの映画で描かれているのは2020年(2019年?)の世界。東京五輪の同年。本当にもうすぐなんですよね・・・。



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[ 2016/11/10 18:19 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(14)

「だいじょうぶ、マイフレンド」は、昭和B級脱力映画の金字塔〜その2 

「だいじょうぶマイ・フレンド」、前回の続きです


名優ピーター・フォンダ演じる宇宙人、ゴンジー・トロイメライが、あのスーパーマンの従弟で、ある日突然飛べなくなってしまって空から地球(東京)に落ちて来たというのは、前回ご説明した通り。

ゴンジーは、東京で出会った3人の若者、モニカ、ミミミ、ハチに助けられながら、元のように飛べるようになるための訓練も行っていました。
本来はスーパーマン系なので、自分の身1つで飛べるのですが、普通の人間のようにハンググライダーの力を借りて地道に練習を行います。


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「お!飛べたぞ〜!!と本人も、見守っている若者達も大喜びしたものの、


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しばらく気持ち良く飛行した後に、墜落。 
あちゃ〜

ちなみにこの飛行練習シーンから、サイパン・ロケが敢行されています。
(お金、めちゃめちゃかかってます。こういうところがザ・80's。しかしサイパンに行く必要性は全くなかったと思う(笑))



さて、その頃、悪の組織「ドアーズ」(この組織名も、大昔のバンドっぽい名前ですよねえ^^;)はというと。


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当時のブームを取り入れたのか、YMOを少し思わせるテクノダンスを踊り出す黒眼鏡の男達。

このドアーズというのは、人間から意志や感情を奪って、徹底的に自分たちの都合のいいように管理するとともに、男女間の愛や生殖、出産という行為に対してもアンチの立場を取っている組織みたいなんですよね。
こういう設定だけを見ると、SF作品らしい匂い、近い将来への社会警告的な意味も感じられたりするんですが、その表現方法にどこまでもズレ感が否めない


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秘宝館に展示されているような、女性の人形相手に歌い踊るシーン。
シュールや〜



舞台はサイパンに戻ります。

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相変わらずの感じで、飛行練習に失敗しているゴンジーでしたが、


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ゴンジーの行方を追っていた、ドアーズ一味に発見され、ヘリとバイクで執拗に追跡されます。
危うし!ゴンジー達!


ちょうどその頃、サイパンのとある場所では、



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「トマト・フェスティバル」なる、催しが行われていました。


・・・・・・ ll(-_-;)ll

その後の展開が、あからさまに読めてしまった瞬間でした。


最初の方に、ゴンジーとモニカやミミミ達が一緒にスーパーに買い物に行くシーンがあったのですが、そこでゴンジーは売られているトマトを見るなり身震いします。
そして彼の耳に聞こえて来るのは、トマト達の声(幻聴)。

ゴンジーは、50センチ以内に「トマト」が来るとパワーが無くなってしまうのです
(だが、なぜかジュースになったら大丈夫らしい



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小松政夫さんも、タモリさん同様、チョイ役でのご出演

そもそも、トマト・フェスティバルという催し自体にも無理矢理感がある上に、ストーリーとは何ら関係のないギャグやボケを連発している小松氏と、その周りの人たちのもとへ、カーチェイスを繰り広げている例の一団が突っ込んで来ます。


そこで、会場にあるおびただしい数のトマトを目にしてしまったゴンジー、


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「トメート〜〜!!」
字幕まで、英語の発音に忠実に「トメート!!」(笑)

とにもかくにも、トマトに完全にやられてしまったゴンジーは、


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抵抗もできず、白目をむき、


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いつのまにやら、こんなトマトのお面まで頭にかぶせられて、
ドアーズ一味に捕まってしまいました。

何度も言いますが、この役を演じている御仁は、アカデミー候補にもなった名優、ピーター・フォンダ氏です。


ゴンジーだけではなく、行動を共にしていたミミミとハチも捕まり(モニカだけは、ドアーズに捕まる前に車から脱出していた)、特に渡辺裕之さん演じるハチは脳にチップか何かを埋め込まれて、無感情な人間に改造され、工場で労働させられるはめに。



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武田鉄矢さんもご多分にもれず、ハチを監督・叱責する、この場面だけの役。


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こ、コワいんですけどっ!!(笑)



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その頃、ゴンジーは完全に監禁されて、身動き出来ない状態になっていました。
根津さん、岸部一徳さんなどなど、前回もご紹介した顔ぶれが勢揃いしています。

さて、皆さん、ストーリー展開や演出にすっかり翻弄されて、この映画のタイトルをお忘れになっていませんか
「だいじょうぶ マイ・フレンド」ですよ♪

そう、ここで、ゴンジーは地球でできた友達を助けるためにこんなことを、申し出ます。


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「・・・そのかわり、ミミミとハチを釈放してくれ」

どういう状況かを説明しますと、ドアーズは、ゴンジーの遺伝子が欲しいらしく、体の皮膚をはぎとろうとするものの、トマトに怯えているからなのか筋肉を硬くしていてうまくはぎとれない。
そんな中で白衣を着た中の誰か(岸辺一徳さんだったと思います)が、ボスの根津甚八氏に向かって、
「この人の筋力は空を飛んでいる時がベストなので、ロケットにくくりつけて空を飛ばしたらいい。そうすればいちばんいい状態の遺伝子が手に入る」という内容の(正直言って全く意味不明な)発言を行います。

しかし、即座にそれは名案だ ということになり、ゴンジーは、言う通りに協力するから、ミミミとハチだけは何とか助けてやってほしいと交換条件を願い出るのです。


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そんなゴンジーの頼みの甲斐あって、手術前日になって釈放される事になったミミミ。
(こういうところは、常に都合のいい展開になります)
サイパンで捕まった時には着ていなかったはずの着物をなぜかこの場面では着ており、ツジツマが合いません。
ドアーズからの釈放祝いの差し入れ??  バカな 笑
ハチも助けてやってほしいと言っていたはずなんですが、彼はすでに洗脳というか改造されてしまっているから、もう手遅れだったのか・・・・?



さて、釈放されたミミミ、町を歩いていると、スーパーの前でこんな出店を見つけます。


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研ナオコさん演じる店主が売っていたのは、リンゴならぬ、こんなリンゴでも一瞬にして溶かして液体にしてしまうという、謎のスプレー。

ミミミは、このスプレーでトマトをジュース化し(前にも書いたように、ゴンジーはトマトはダメでもトマトジュースなら大丈夫なのです)、ゴンジーを助けることを思いつきます



そうこうしているうちに、とうとう、ゴンジーがロケットにくくりつけられて発射される時がやってきてしまいました。


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ゴンジーは根津氏演じるドアーズのボスに、頼みます。
「最後の願いをどうか聞いて欲しい・・・。」

どうせ、一服、タバコを吸わせてほしい、なんて、何のヒネリもないお願いをするんだろうなあ。
そのスキをついて反撃をするんだろうけど(笑)

ぐらいに、私も思っていました。
この映画をナメていました。




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向こうに見えている赤白の市松模様は、ゴンジーが一緒に飛ばされる予定のロケットの胴体の一部。
その手前にいるのはもちろん、ドアーズの面々なのですが、怪訝な表情でゴンジーの方をマジマジと見つめています。



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この時、ゴンジーの右手は自身のズボンにありました。

(@O@)


・・・そう、そのまさか、なのです


ええ〜、説明しますと

ゴンジーが行うその行為のそれは(すみません!ストレートには書けないよ〜〜!だってオバハン女の子だモンっ(爆))、弾丸並みのスピードでロケットミサイルに命中し、発射台から煙が・・・・!
なんと、その威力でロケットを破壊する事に成功したのでした

実はゴンジーが「トマト」に尋常ならぬ恐怖を感じるようになったキッカケは、この弾丸スピードが災いして、女性を突き抜けて破壊してしまい、トマトがその後の女性の惨状と類似しているから、ということらしいのです。
(あえて、オブラートにくるんだ説明を試みています(汗))


ちなみに、購入したパンフレットには、このシーンのピーター・フォンダの演技を絶賛する村上龍氏の言葉が載っています。
「まさか、本当にやってくれるとは思ってもいなかった」 
ははっ!(爆)




まるで納得はいきませんが、とにかくこれで本来のスーパーな能力が蘇ったゴンジーは、これまでの不甲斐なさが嘘のような大活躍を見せます。

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ミミミがゴンジーを助けるために持って来た、例の野菜類を液体化させるスプレーを、にっくきトマト目がけてプシューーーっツ
まるで殺虫剤です。


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ミミミとモニカ、ゴンジー、3人で力を合わせれば怖いものなどありません。
ドアーズをついにやっつけることに成功しました
良かった、良かった。




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ドアーズを壊滅させたところで、奥に潜んでいたらしき工場労働者たちがフラフラと3人の方へ向かって歩いてきました。
その先頭には、友人のハチの姿が。

しかし、頭に埋め込まれたチップみたいなものがまだ作動しているらしく、相変わらずのうつろな顔つきをしています。
それを見たモニカは、ハチに向かって、ハーモニカを吹き始めます。


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(この、いかにも〜な目つきからして、ゴンジーも超能力をハチたちの頭に送っていたと思われます(^_^;))

すると・・・・



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何と言う事でしょう!
ハチの手が、急にブルンブルンと生き返った生き物のように動き出したではありませんかっ!
意味のわからない動作でもいいんです(爆)



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ゴンジーの、この達成感に満ち満ちた表情を見よ!(笑)


かくして、当然ながら飛行能力も取り戻したゴンジーは、モニカ、ミミミ、ハチに別れを告げ、自分の星へと帰っていったのでありましたーーーーー。


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♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢


前回はスルーしましたが、この映画を象徴する、ある会話シーンを最後にお届けしたいと思います。
ゴンジーが落下して間もない頃の、ミミミとゴンジーとのやりとりです。

ゴンジー「私は遥か昔、米国東海岸のインスマウスで人間に拾われ、見世物にされた。
リミチカという名の美しい整形外科医に小屋で育てられた。・・・(中略)・・・初めて習った言葉はメリー・クリスマス。私には声帯が無いので、喉を振るわせて音を出した。
クリスマス・イブ、彼女は人々に訴えた。この子は化け物だが人間の言葉を喋ってるよ。聞いてやって。
私は言った、「メリー・クリスマス、メリー・クリスマス・・・」」


ミミミ「ロマンチックねえ・・・


え、ええええっ?!ロマンチック、とな?!
いや、どう考えてもその返しはおかしいでしょ(@@)

シュールなどという生やさしい概念を飛び越えて、見る人を支離滅裂・錯乱の境地に陥れてしまう、この破壊力。
ゴンジーの○○パワー以上のパワーを、ミミミのセリフに見る思いがしました。


途中でも書きましたが、村上龍氏がこの作品の中で言いたかったのは、「若者よ、おとなしく管理されるようないい子ちゃんにはなるな。もっと怒れ! 友情と愛を大事に!」みたいなことなのかと。
愛情(行為を含む)とそこから生まれるもの、管理されずに自由に生きること、そして友情が大事である、というのがもしも監督の主張だとしたら、それ自体は私も共感出来ます。
しかし、その表現方法には、果てしない疑問符が(爆)
見ている間、モヤモヤ感がずっとおさまらないんですよ。
「あ、なるほど」「そう来たか〜!」というような腑に落ちる感覚を味わう瞬間は皆無だと言っておきましょう(爆)


世にB級と評される映画作品は数あれど、こと、その意味不明さ=ナンセンスさにおいては(しかもあえて狙って演出したナンセンスではない、おそらく天然のナンセンスであるところが凄い)、この映画の右に出る作品はそうそうないのではないかと思います。
これに匹敵するのは、ずっと以前にブログでご紹介した、同じ80年代の映画「幻の湖」ぐらいでしょうか・・・


昭和の頃の雑誌やテレビ、映画などでの表現を今見ると、現在との感覚、センスの違いを再認識させられることが多いのですが、興行的に失敗したという事は、当時の感覚においてもきっと「??」なものがあったのでしょうね(笑)
でも、あっと言う間に内容もタイトルも記憶から消え去って行く、5、60点そこそこの作品を見るよりも、ここまで徹底して突き抜けた作品の方が、私は好きですよ。(これはホントです!)
こんな風に話のネタにもなりますし、何と言いますか、こんな私でも、何か出来るかもしれない・・・と、不思議な勇気を与えてくれますし、ネ(笑)


2回に渡り、記事におつきあいいただいた皆様、ありがとうございます
私が見落としているツッコミポイントが、まだまだこの作品の中にはあるような気がします。
B級、カルト映画好きの方限定で激しくおすすめしますので(笑)、ぜひぜひこの異色の世界観を一度ご体験下さいませ〜〜♪♪
ではでは〜〜♪♪


(追記)
駒鳥文庫で買ったはずの、この映画のパンフが行方不明になってしまいました。
これと一緒に買った、大好きだった映画「さよなら銀河鉄道999」のパンフも見当たらない 
なんでだ〜〜
ご紹介したいと思ってたんですけどねえ。 諦めきれないので、部屋の片付けをしがてら、探してみます。




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[ 2016/09/01 07:48 ] ●懐かしの映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(12)
プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

写真と記事の無断転載を禁止します。
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