ソラリスの時間 昭和見た見たワールド 映画・アニメ映画・映像作品

ソラリスの時間

昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜!

映像のクオリティとセンスに驚嘆!! 80年代のカルトSF「ブレードランナー」 

本題とは関係ありませんが・・・「たびねす」サイトに私の新しい記事が掲載されました
↓↓↓
体験型展示が楽しい!「京都鉄道博物館」はお子様連れ京都観光にイチオシ

先月、京都鉄道博物館に行った時の記事をブログに投稿しましたが、このたびねすの記事は、それに比べるとマニア度の低い記事になっています。 昭和レトロ趣味をもっと押し出した記事も考えましたが、実際に行った時に、「自分がもし子供だったらやってみたかったなあ〜と思える体験展示が多かったので、今回に限り、その子供目線の感想を素直に記事にしてみました^^

次回からは、またゴリゴリの(笑)「昭和レトロ」路線に戻る予定ですが、このブログをごらんいただいている方で、「家族旅行でいつか京都に行きたいけど、家族みんなが楽しめるいいスポットはないかな〜?」と思われている方には参考になる内容になっているかと思いますので、ぜひごらんくださいませ!!
それとやはり、SL系の展示はかなり充実していますよ!




さて、本題に入ります(笑) もう先々月になるかと思いますが・・・



「ブレードランナー」をDVDで見ました。
「ブレードランナー」は1982年公開のSF映画で、ハリソン・フォード主演作。 ハリソン・フォードというと、「スターウォーズ」や「インディージョーンズ」といった華々しい大ヒットシリーズ作品がまず浮かびますが、これにも主演されていました。 監督は「エイリアン」のリドリー・スコット。

私がこの映画のタイトルを初めて耳にしたのは、1987年頃であったと思います。「ブレードランナー」の上映会があるので観に行こうという話が所蔵していたサークル(映画研究会)の中で出ました。 1982年の封切り当時は不人気で興行的には大失敗に終わったものの、それから5年後の1987年の時点で既にジワジワとカルト的な人気が出始めていたということが、今になってみるとこの上映会開催の話から推測出来ます。
しかし、サークルから足が遠のきつつあったこともあって、上映会ツアーには不参加。 つまり、この時の本作との ‘ニアミス’ を、30年近くの時を経てやっと挽回したことになります。

(ところで、私は長らく本作をすでにテレビ放送された時に見たものと勘違いしていました。違う作品をなぜか「ブレードランナー」だと思い込んでいたようで(苦笑)、昨年になって、ようやくまだ未鑑賞であることが判明したということも付け加えておきます

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感想ですが・・・

ひとことで言うと、驚きました タイトルにも書きましたが、その映像のセンスとクオリティーに驚いたのです!!

昭和の頃の映画やドラマを見ると、映像技術、撮影技術のアラが目につくことがありますよね。
もちろん当時は映像をCG処理するなどというやり方はまだなかったですし、仕方のないことです。逆にそのアナログならではの拙さが、今にはない味が出ていていいと思うことも非常に多かったりしますが、ともすると美化されがちな脳内記憶とのギャップを感じることも往々にしてあるもの。

が、これは違いました。
1982年当時の技術でどうやってこれだけの映像を撮影出来たのだろうというぐらい、「アナログ」感をほとんど感じることがない  「今年、ミニシアター系で封切られたSF映画です」と言われても違和感を感じないぐらいのクオリティーでした。 私が手にしたDVDは数年前に発売されたデジタルリマスター版で、映像を美しく再処理してあるものだったとは思うのですが、それでもその映像美に関しては、他の同時代のSF映画と比べても別次元にあるように感じました。

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技術だけではなくて、センスもいい。 グロなシーンが多々登場しますが、アート性に優れたSFという印象を非常に強く受けましたね。 色々意見はあるようですが、女秘書が着ていたJ ・P・ゴルチェの衣装なども、この映画の舞台である退廃的でゴシック的な近未来都市に非常にマッチしているように思います。
あの80年代らしい異様に肩の張ったフォルムが、こういう映画では生きて来るんですよ(笑)


さて、残忍な描写とクールで美しい映像との間に横たわるのは、SFならではの「未来社会への警告」です。 人間によって生み出された「レプリカント」(人造人間)の狂暴と悲哀。 その人間ではないレプリカント・リーダーが最後に見せた、最もヒューマニックで人道的な行為と涙。 
この後。かすかな希望を感じるラストシーンで締めくくられますが、これを見た時に、これは続きがあることを匂わすような終わり方だなあと(つまり、クライマックス感を伴わない終わり方だった)いう印象を受けたので、作り手側は元々はそういうつもりではなかったにしても続編があったら良かったのにな、と思っていたら、来年、2017年の秋に35年ぶりの続編が公開されるようで・・・これは見てみたいなと思います!

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それにしても、この映画が公開された30数年前とは世の中も大きく変化していて、クローンはもとより、「人工知能」が人間の知能を上回る事例が珍しいことではなくなり、今やその人工知能が「意志」すら持ちつつあるという状況にあります。  ‘レプリカント’ の存在が、映画の中だけではなくて、現実味を帯び始めている。 もし、意志を持ちつつある人工知能が暴走を始めたら、世界はとんでもないことになりますよね。 
来年公開の続編は、かなり近い未来への現実的な恐怖感を感じながら見てしまう事になるかも

ちなみにこの映画で描かれているのは2020年(2019年?)の世界。東京五輪の同年。本当にもうすぐなんですよね・・・。



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[ 2016/11/10 18:19 ] 昭和見た見たワールド 映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(14)

「だいじょうぶ、マイフレンド」は、昭和B級脱力映画の金字塔〜その2 

「だいじょうぶマイ・フレンド」、前回の続きです


名優ピーター・フォンダ演じる宇宙人、ゴンジー・トロイメライが、あのスーパーマンの従弟で、ある日突然飛べなくなってしまって空から地球(東京)に落ちて来たというのは、前回ご説明した通り。

ゴンジーは、東京で出会った3人の若者、モニカ、ミミミ、ハチに助けられながら、元のように飛べるようになるための訓練も行っていました。
本来はスーパーマン系なので、自分の身1つで飛べるのですが、普通の人間のようにハンググライダーの力を借りて地道に練習を行います。


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「お!飛べたぞ〜!!と本人も、見守っている若者達も大喜びしたものの、


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しばらく気持ち良く飛行した後に、墜落。 
あちゃ〜

ちなみにこの飛行練習シーンから、サイパン・ロケが敢行されています。
(お金、めちゃめちゃかかってます。こういうところがザ・80's。しかしサイパンに行く必要性は全くなかったと思う(笑))



さて、その頃、悪の組織「ドアーズ」(この組織名も、大昔のバンドっぽい名前ですよねえ^^;)はというと。


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当時のブームを取り入れたのか、YMOを少し思わせるテクノダンスを踊り出す黒眼鏡の男達。

このドアーズというのは、人間から意志や感情を奪って、徹底的に自分たちの都合のいいように管理するとともに、男女間の愛や生殖、出産という行為に対してもアンチの立場を取っている組織みたいなんですよね。
こういう設定だけを見ると、SF作品らしい匂い、近い将来への社会警告的な意味も感じられたりするんですが、その表現方法にどこまでもズレ感が否めない


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秘宝館に展示されているような、女性の人形相手に歌い踊るシーン。
シュールや〜



舞台はサイパンに戻ります。

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相変わらずの感じで、飛行練習に失敗しているゴンジーでしたが、


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ゴンジーの行方を追っていた、ドアーズ一味に発見され、ヘリとバイクで執拗に追跡されます。
危うし!ゴンジー達!


ちょうどその頃、サイパンのとある場所では、



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「トマト・フェスティバル」なる、催しが行われていました。


・・・・・・ ll(-_-;)ll

その後の展開が、あからさまに読めてしまった瞬間でした。


最初の方に、ゴンジーとモニカやミミミ達が一緒にスーパーに買い物に行くシーンがあったのですが、そこでゴンジーは売られているトマトを見るなり身震いします。
そして彼の耳に聞こえて来るのは、トマト達の声(幻聴)。

ゴンジーは、50センチ以内に「トマト」が来るとパワーが無くなってしまうのです
(だが、なぜかジュースになったら大丈夫らしい



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小松政夫さんも、タモリさん同様、チョイ役でのご出演

そもそも、トマト・フェスティバルという催し自体にも無理矢理感がある上に、ストーリーとは何ら関係のないギャグやボケを連発している小松氏と、その周りの人たちのもとへ、カーチェイスを繰り広げている例の一団が突っ込んで来ます。


そこで、会場にあるおびただしい数のトマトを目にしてしまったゴンジー、


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「トメート〜〜!!」
字幕まで、英語の発音に忠実に「トメート!!」(笑)

とにもかくにも、トマトに完全にやられてしまったゴンジーは、


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抵抗もできず、白目をむき、


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いつのまにやら、こんなトマトのお面まで頭にかぶせられて、
ドアーズ一味に捕まってしまいました。

何度も言いますが、この役を演じている御仁は、アカデミー候補にもなった名優、ピーター・フォンダ氏です。


ゴンジーだけではなく、行動を共にしていたミミミとハチも捕まり(モニカだけは、ドアーズに捕まる前に車から脱出していた)、特に渡辺裕之さん演じるハチは脳にチップか何かを埋め込まれて、無感情な人間に改造され、工場で労働させられるはめに。



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武田鉄矢さんもご多分にもれず、ハチを監督・叱責する、この場面だけの役。


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こ、コワいんですけどっ!!(笑)



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その頃、ゴンジーは完全に監禁されて、身動き出来ない状態になっていました。
根津さん、岸部一徳さんなどなど、前回もご紹介した顔ぶれが勢揃いしています。

さて、皆さん、ストーリー展開や演出にすっかり翻弄されて、この映画のタイトルをお忘れになっていませんか
「だいじょうぶ マイ・フレンド」ですよ♪

そう、ここで、ゴンジーは地球でできた友達を助けるためにこんなことを、申し出ます。


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「・・・そのかわり、ミミミとハチを釈放してくれ」

どういう状況かを説明しますと、ドアーズは、ゴンジーの遺伝子が欲しいらしく、体の皮膚をはぎとろうとするものの、トマトに怯えているからなのか筋肉を硬くしていてうまくはぎとれない。
そんな中で白衣を着た中の誰か(岸辺一徳さんだったと思います)が、ボスの根津甚八氏に向かって、
「この人の筋力は空を飛んでいる時がベストなので、ロケットにくくりつけて空を飛ばしたらいい。そうすればいちばんいい状態の遺伝子が手に入る」という内容の(正直言って全く意味不明な)発言を行います。

しかし、即座にそれは名案だ ということになり、ゴンジーは、言う通りに協力するから、ミミミとハチだけは何とか助けてやってほしいと交換条件を願い出るのです。


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そんなゴンジーの頼みの甲斐あって、手術前日になって釈放される事になったミミミ。
(こういうところは、常に都合のいい展開になります)
サイパンで捕まった時には着ていなかったはずの着物をなぜかこの場面では着ており、ツジツマが合いません。
ドアーズからの釈放祝いの差し入れ??  バカな 笑
ハチも助けてやってほしいと言っていたはずなんですが、彼はすでに洗脳というか改造されてしまっているから、もう手遅れだったのか・・・・?



さて、釈放されたミミミ、町を歩いていると、スーパーの前でこんな出店を見つけます。


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研ナオコさん演じる店主が売っていたのは、リンゴならぬ、こんなリンゴでも一瞬にして溶かして液体にしてしまうという、謎のスプレー。

ミミミは、このスプレーでトマトをジュース化し(前にも書いたように、ゴンジーはトマトはダメでもトマトジュースなら大丈夫なのです)、ゴンジーを助けることを思いつきます



そうこうしているうちに、とうとう、ゴンジーがロケットにくくりつけられて発射される時がやってきてしまいました。


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ゴンジーは根津氏演じるドアーズのボスに、頼みます。
「最後の願いをどうか聞いて欲しい・・・。」

どうせ、一服、タバコを吸わせてほしい、なんて、何のヒネリもないお願いをするんだろうなあ。
そのスキをついて反撃をするんだろうけど(笑)

ぐらいに、私も思っていました。
この映画をナメていました。




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向こうに見えている赤白の市松模様は、ゴンジーが一緒に飛ばされる予定のロケットの胴体の一部。
その手前にいるのはもちろん、ドアーズの面々なのですが、怪訝な表情でゴンジーの方をマジマジと見つめています。



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この時、ゴンジーの右手は自身のズボンにありました。

(@O@)


・・・そう、そのまさか、なのです


ええ〜、説明しますと

ゴンジーが行うその行為のそれは(すみません!ストレートには書けないよ〜〜!だってオバハン女の子だモンっ(爆))、弾丸並みのスピードでロケットミサイルに命中し、発射台から煙が・・・・!
なんと、その威力でロケットを破壊する事に成功したのでした

実はゴンジーが「トマト」に尋常ならぬ恐怖を感じるようになったキッカケは、この弾丸スピードが災いして、女性を突き抜けて破壊してしまい、トマトがその後の女性の惨状と類似しているから、ということらしいのです。
(あえて、オブラートにくるんだ説明を試みています(汗))


ちなみに、購入したパンフレットには、このシーンのピーター・フォンダの演技を絶賛する村上龍氏の言葉が載っています。
「まさか、本当にやってくれるとは思ってもいなかった」 
ははっ!(爆)




まるで納得はいきませんが、とにかくこれで本来のスーパーな能力が蘇ったゴンジーは、これまでの不甲斐なさが嘘のような大活躍を見せます。

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ミミミがゴンジーを助けるために持って来た、例の野菜類を液体化させるスプレーを、にっくきトマト目がけてプシューーーっツ
まるで殺虫剤です。


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ミミミとモニカ、ゴンジー、3人で力を合わせれば怖いものなどありません。
ドアーズをついにやっつけることに成功しました
良かった、良かった。




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ドアーズを壊滅させたところで、奥に潜んでいたらしき工場労働者たちがフラフラと3人の方へ向かって歩いてきました。
その先頭には、友人のハチの姿が。

しかし、頭に埋め込まれたチップみたいなものがまだ作動しているらしく、相変わらずのうつろな顔つきをしています。
それを見たモニカは、ハチに向かって、ハーモニカを吹き始めます。


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(この、いかにも〜な目つきからして、ゴンジーも超能力をハチたちの頭に送っていたと思われます(^_^;))

すると・・・・



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何と言う事でしょう!
ハチの手が、急にブルンブルンと生き返った生き物のように動き出したではありませんかっ!
意味のわからない動作でもいいんです(爆)



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ゴンジーの、この達成感に満ち満ちた表情を見よ!(笑)


かくして、当然ながら飛行能力も取り戻したゴンジーは、モニカ、ミミミ、ハチに別れを告げ、自分の星へと帰っていったのでありましたーーーーー。


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♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢


前回はスルーしましたが、この映画を象徴する、ある会話シーンを最後にお届けしたいと思います。
ゴンジーが落下して間もない頃の、ミミミとゴンジーとのやりとりです。

ゴンジー「私は遥か昔、米国東海岸のインスマウスで人間に拾われ、見世物にされた。
リミチカという名の美しい整形外科医に小屋で育てられた。・・・(中略)・・・初めて習った言葉はメリー・クリスマス。私には声帯が無いので、喉を振るわせて音を出した。
クリスマス・イブ、彼女は人々に訴えた。この子は化け物だが人間の言葉を喋ってるよ。聞いてやって。
私は言った、「メリー・クリスマス、メリー・クリスマス・・・」」


ミミミ「ロマンチックねえ・・・


え、ええええっ?!ロマンチック、とな?!
いや、どう考えてもその返しはおかしいでしょ(@@)

シュールなどという生やさしい概念を飛び越えて、見る人を支離滅裂・錯乱の境地に陥れてしまう、この破壊力。
ゴンジーの○○パワー以上のパワーを、ミミミのセリフに見る思いがしました。


途中でも書きましたが、村上龍氏がこの作品の中で言いたかったのは、「若者よ、おとなしく管理されるようないい子ちゃんにはなるな。もっと怒れ! 友情と愛を大事に!」みたいなことなのかと。
愛情(行為を含む)とそこから生まれるもの、管理されずに自由に生きること、そして友情が大事である、というのがもしも監督の主張だとしたら、それ自体は私も共感出来ます。
しかし、その表現方法には、果てしない疑問符が(爆)
見ている間、モヤモヤ感がずっとおさまらないんですよ。
「あ、なるほど」「そう来たか〜!」というような腑に落ちる感覚を味わう瞬間は皆無だと言っておきましょう(爆)


世にB級と評される映画作品は数あれど、こと、その意味不明さ=ナンセンスさにおいては(しかもあえて狙って演出したナンセンスではない、おそらく天然のナンセンスであるところが凄い)、この映画の右に出る作品はそうそうないのではないかと思います。
これに匹敵するのは、ずっと以前にブログでご紹介した、同じ80年代の映画「幻の湖」ぐらいでしょうか・・・


昭和の頃の雑誌やテレビ、映画などでの表現を今見ると、現在との感覚、センスの違いを再認識させられることが多いのですが、興行的に失敗したという事は、当時の感覚においてもきっと「??」なものがあったのでしょうね(笑)
でも、あっと言う間に内容もタイトルも記憶から消え去って行く、5、60点そこそこの作品を見るよりも、ここまで徹底して突き抜けた作品の方が、私は好きですよ。(これはホントです!)
こんな風に話のネタにもなりますし、何と言いますか、こんな私でも、何か出来るかもしれない・・・と、不思議な勇気を与えてくれますし、ネ(笑)


2回に渡り、記事におつきあいいただいた皆様、ありがとうございます
私が見落としているツッコミポイントが、まだまだこの作品の中にはあるような気がします。
B級、カルト映画好きの方限定で激しくおすすめしますので(笑)、ぜひぜひこの異色の世界観を一度ご体験下さいませ〜〜♪♪
ではでは〜〜♪♪


(追記)
駒鳥文庫で買ったはずの、この映画のパンフが行方不明になってしまいました。
これと一緒に買った、大好きだった映画「さよなら銀河鉄道999」のパンフも見当たらない 
なんでだ〜〜
ご紹介したいと思ってたんですけどねえ。 諦めきれないので、部屋の片付けをしがてら、探してみます。




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[ 2016/09/01 07:48 ] 昭和見た見たワールド 映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(12)

全然大丈夫じゃなかった!(爆)「だいじょうぶ、マイフレンド」は、昭和B級脱力映画の金字塔〜その1 

大阪の南森町に「駒鳥文庫」という映画関連の古書を扱っているお店があります。
古書だけではなくて、昔の映画のパンフレットなどもたくさん置いてあり、これを見るのが楽しみで2回目の訪問となりました。 
カフェもやっておられて、店主さんが入れてくれるコーヒーを飲めるところもお気に入り

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「想い出を売る店」という映画のパンフが前面に。
想い出を売る・・・こちらの古書店ともオーバーラップしますね。 さりげないこういうセンスもいいなあと思う


この日も、自分が好きだった昔の映画のパンフレットが埋もれていないか漁っていたのですが、



この映画のパンフレットが中から出て来ました。

「だいじょうぶ マイ・フレンド」。

1983年に公開されたこの映画を、覚えておられる方はいらっしゃるでしょうか

私は当時、この映画は見てはいませんが、タイトルは見知っていました。
おぼろげな記憶ではありますが、角川映画に負けないぐらい、メディアでの公開前の宣伝も大々的に行われていたような気がします。

原作・監督は、「限りなく透明に近いブルー」などのベストセラー小説で知られる村上龍氏
70年代のアメリカン・ニューシネマの代表作でアカデミー賞の候補になった「イージー・ライダー」の脚本・主演を務めたピーター・フォンダ氏を主演に配し、ワンシーンにしか登場しないチョイ役にも有名芸能人達をこぞって起用、また音楽は加藤和彦、来生たかお・高中正義・桑田佳祐、坂本龍一らが担当・・・・と、宣伝費だけではなく、巨額の人件費がかけられた、言わずもがなの超大作映画。
・・・のはずでしたが、興行的には大コケしてしまいました

こんな豪華メンバ—を揃えながらどうして派手に大コケしてしまったのか?ということにも、またそもそもこの作品自体にも特に興味を抱く事がないまま30年以上の歳月が過ぎましたが、迷作・珍作と呼ばれるカルト映画が好きな私としましては(このブログでも過去にいくつかご紹介しています。この記事の末尾にリンクあり)、その方面ではつとに知られたこの映画をやはり一度は見ておくべきではないか?と思い直し、ついにこのたび、DVDで鑑賞することとなったのです。


♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢


まず、カンタンにこの映画の概要を説明します

ある日、ピーター・フォンダ扮する宇宙人、ゴンジー・トロイメライが空から落ちて来ます。
あのスーパーマンの従弟で超人的な能力を持ちながら、突然飛行能力を失ってしまったゴンジーは、出会った若者たちにかくまわれたりしながら、ゴンジーの超人的な能力を欲する悪の組織「ドアーズ」から一緒に逃げることに・・・。

こういったさわりだけを聞くと、設定やネーミング・センス等にB級作品の要素がそこはかとなく感じられながらも、「宇宙人と地球人の若者の友情を描いた、お子様向け映画? ETをパクったような?」ぐらいの予想でまだ何とか済みますよね。
しかし、大人が見る映画としては、う〜ん、どうなんだろうか?・・・
実際に見ると、そんなヤワな懸念は、木っ端みじんになって異次元に飛び去って行きます(爆)



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冒頭の少し後に出て来る、ミュージカルもどきのシーン。 
「ミミミ」という女性役を演じる女優の広田玲央名(広田レオナ)さんと男性が、軽やかにダンスを舞い踊っています。

あれ?これって一応、SFじゃなかったの  
ミュージカルの舞台上で踊っているという設定シーンでもありません。

ちなみに映画の冒頭は、ミミミのベッド上での全裸に近いヌードシーンで始まりますw
つまり、この映画は決して子供向けではなく、大人をターゲットにした映画だったのでした


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「タモリ一義」という名前で出演されていたタモリさんほか、現在の各界のビッグネームが並ぶ。

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左のタモリさんは、このシーンだけの刑事役。
人間が落ちて来たように見えた、と言う若者3人の証言を、えーかげんに受け流すタモリ氏。
映画というよりも、完全に年末のオールスターかくし芸大会の中でやっていたコメディドラマのノリです。

この映画の準主役となる若者役は、左から乃生佳之さん(モニカ役)、前出の広田玲央名(広田レオナ)さん(ミミミ役)、そして、あの渡辺裕之さん(ハチ役)

この後、ロッカールームのロッカーの中に隠れていたゴンジーと遭遇します。
そして、「ここなら誰にも見つからないよ♪」と言って、ゴンジーが善意で連れて来られた場所がコチラ↓↓↓


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・・・アノぅ、ここってどういう場所かわかります・・・よね?!(爆)

撮影中のピーター・フォンダ氏、内心で何を考えていただろうか
スタッフや監督から、ここが日本ではどういう場所であるかということは説明を受けた上で演技をされていると思うんですが・・・
「・・・何だこれは?! とんでもない設定と演出だ・・・(オーマイガっ)」
(あくまでも、私の想像です)

ピーター・フォンダさん、よくこんな絵づらにしれっと収まってくれたものですよ(恥)



さて、一方、そんな哀れなゴンジーを付け狙う悪の組織「ドアーズ」の面々はというと、

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遺伝子工場とファミリーレストランと、精神病院の世界的なチェーン店を持っている「ドアーズ」
精神病院で人間の脳から怒りの感情を抹消して、無感情なロボットのような人間を再生産し、自社工場で労働させているという設定。

ミミミモニカの2人が、どういういきさつだったか(もうね、呆気に取られるシーンが多くて、ストーリーの脈絡立った流れが全然頭に入って来ないんですよ(爆))いったんは彼らに捕まって、この機械で恐怖と洗脳を与えられ、脳内を改造されそうになるものの、同じように「手術」を受けている人間を目の当たりにしながらも、なんとか抜け出す事ができた。
(そういえば、ゴンジーが壁を突き破って助けに来たんです、確か。今想い出した)

ドアーズのボスの役を演じているのは、根津甚八さん。
当時の根津さんは、渋くて女性からもめちゃめちゃ人気があった時期のはずなのに、なんでこの映画のオファーを受けたんだろうか?!
根津さんの白衣姿の部下役に、岸部一徳さん、「帰って来たウルトラマン」で郷秀樹役で主演した団時朗(団次郎)さんや、苅谷俊介さんの姿も


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あまりに意味不明な演出、内容に、心なしか放心状態にさえ見えて来てしまう、名優ピーター・フォンダ氏のお顔
こんな方のお顔まで間抜けに見えて来てしまう映画って、いったい・・・(@_@)
そんなアカデミー候補俳優の、危うい視線の先にあったのは



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駐車場で踊りまくる、相変わらずのミミミの姿でした。
♬目を閉じてごらん 愛が見えてくる ・・・だいじょうぶマイフレンド だいじょうぶマイフレンド♪
・・・・・


さて、この映画、ひとことで言うなら、とんでもない破壊力を持っている映画です(爆)
まさに、(爆)なのです

この映画が製作された昭和の時代は、後世に残る名作が現在よりも多く誕生した時代であると同時に、今だったら世に出ることはないであろう異色作、愛すべき?迷作・怪作が多く生まれた時代でもありました。
「だいじょうぶマイ・フレンド」もそんな作品の中のひとつ、と言ってしまえばそれまでなのですが、ある意味、私の想像の上を行っていました ll(-_-;)ll

まだこの続きがありますので、次回もストーリーを追いながら、ご紹介してまいります
今日は序の口、さらにカオスが加速して行く、後半をしばし待て!(笑)



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[ 2016/08/25 17:23 ] 昭和見た見たワールド 映画・アニメ映画・映像作品 | TB(0) | CM(10)
プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

写真と記事の無断転載を禁止します。
(C)ソラリスの時間
 

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