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ソラリスの時間

昭和(1960-80年代)の懐かしいモノ、ヘンなモノ満載!!! 脱力系 or ココロトキめくノスタルジックワールドへご案内〜!

昭和の少女マンガのレビュー開始⭐初回は、大和和紀 「紀元2600年のプレイボール」

こんにちは、マナサビイです♥

先月初旬~中旬ぐらいまでは珍しく更新頻度が高まっていたのに、そこから日が開いてしまいましたネ。まぁ本来のペースに戻ったと言いますか😅🐢

この間、訳あって掲載予定の記事を2つボツにしたということは置いときまして、さて今日からもちろん毎回ではありませんが、昭和の少女マンガの一作品ごと(短編作品に関しては、単行本ごとの複数作品のくくりで)のレビューを綴っていくというワークを地道に始めたいと思います。

これまでも、昭和に買って今でも家に持っている少女マンガの単行本を何冊かまとめてご紹介したことはあったのですが、幾つかの偶発的な出来事をきっかけにして、個人的な感想文のレベルででもいいから、作品ごとの記録を残しておきたいと考えるようになりました。

家にまだあるカセットテープの曲の棚卸しや再発掘も遅々として進まない中ではありますが、まぁお気楽におつきあいくださいマセ✋ そして、三日坊主で終わったらごめんなさい(笑)


さて、少女マンガレビューの第1回目は、タイトルにもあるように、大和和紀さんの「紀元2600年のプレイボール」 です⭐
プレイボール、まさに新しい試みのスタートにふさわしいタイトルでもありますかネ。


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○ 紀元2600年のプレイボール/大和和紀
○ 週刊少女フレンド 1979~1980年連載
(単行本発行も同年 全5巻)


○ あらすじ

時は昭和14年。柳橋育ちの竹千代くんは、花の中学四年生。育ての親である、元芸者の花鳥かあさんが理想の女性。
ところが突然、旧藩主・青葉家の跡目をつぐハメとなったから、さぁたいへん! 恋しいおっかさんと別れ、青葉市とは名ばかりの山また山のド田舎へ。
ようやくたどりついた青葉学問所中学は、時代錯誤な奇人変人どもの巣窟で⁉
大和和紀の大型青春ラブコメディーの決定版!


(講談社漫画文庫「紀元2600年のプレイボール」の表紙カバーより引用)



昨年前半、一昨年だったでしょうか、梅田のまんだらけでこの懐かしい単行本を見つけました。

中2の時に同じクラスの友達から借りて読んだ本で、もう一度読みたいと探し続けていたというものではなく、まんだらけの棚で偶然目にしたことによって「そう言えばこれ、いいマンガだったな~💡」と思い出した作品。

即買いして早速読みましたが、その時に売られていた1~4巻で全巻と思っていたら、なんと5巻まであることがわかり、肝心の結末を読むことができないまま長らく悶々としておりました。
そうしていたところ、昨年の12月、

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またもやまんだらけにて、今度はこの漫画文庫版の同作を発見。
めでたく結末まで読み終えることが叶いました。
(漫画文庫版の発行年は、1997年)


この漫画文庫版から引用させて頂いた上記のあらすじにもあるように、全体的にはコメディーなんですよ。

昭和になってもいまだ戦国~江戸時代の慣習を引きずった暮らしを送る田舎町に「若様」として迎えられることになってしまう主人公。
この田舎町に暮らす登場人物が繰り広げる甚だしい時代錯誤っぷりが可笑しく、ヘタレな男子校を改革すべく主人公の発案で野球を始める時も、ルールを合戦になぞらえたりと全てがハチャメチャ(笑)

主人公含め、登場人物が皆かなりキャラ立ちしていて面白いのですが、そこは少女マンガだけあって、淡いラブストーリーの要素も中に盛り込まれています。
封建的な町であるはずなのに、男が弱小で女がやたら進歩的で強いというところも面白い(笑)

最後まで田舎町を巻き込んでの学園コメディー風の展開が繰り広げられると思いきや、終盤に向かうにつれてストーリーは意外にもシリアスな方向へ
戦前の不穏な時代背景が絡んでくるのですが、それが印象的な余韻が残るラスト30ページへと繋がっていきます。

出来の良い喜劇作品は一方でペーソスにも富んでいたりますが、この作品もそれまで笑えるシーンが多いだけに、余計に儚さとせつなさが感じられるんですよね。
それも、決して安っぽい号泣系の哀しさではないところが、大人になってから読んでも凄くいい。

例えば「カリオストロの城」のせつなさと爽やかさが入り交じった後味が好きという方は、これ嫌いじゃないと思うなあ。


大和和紀さんと言えば、「はいからさんが通る」や「あさきゆめみし」あたりが有名ですが、一般的にはあまり知られていない隠れた名作もまだまだありそうだなあと思います。
今回は昔読んだことのある作品でしたが、大和和紀さんの作品に限らず、過去に一度も読んだことのないマンガもどんどん読んで魅力を掘り起こしていけたらと思っておりますヨ!


〈この作品の感想orおすすめポイントをひと言で言うと〉

⭐ラストの余韻が心に残る作品。読後感が秀逸!
⭐戦争が壊すことができなかったものは何か?
⭐大和和紀先生の絵は、この単行本などのカバー画よりも実際はもう少し大人っぽいですよ(特に男性が美形)



あまり作品の肝となる部分を解説してしまったら(したくなるのですが)、この先読む機会があった時の面白さが半減してしまう可能性があるのでそのさじ加減は目下思案中です😄

今日の作品に関しては、もしかしたら語りすぎちゃったかなあ。まぁ、初回なので良しとしましょうか(笑)

それでは、今日はこのあたりでごきげんよう~🔔


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[ 2019/02/10 19:10 ] ●昭和の少女マンガ | TB(0) | CM(4)
プロフィール

MANASAVVY(マナサビイ)

Author:MANASAVVY(マナサビイ)
昭和40年代、岡山県生まれ。大阪在住。
昭和カルチャー以外にも、旅、写真、グルメ、 読書、映画、TV、野球観戦、超科学や超古代文明(ムー的なトピック)が好き。 ブログの内容からか男性と間違われる事が多々ありますが、女性です。
「佳後 マリ子」の名で、レトロ旅ライターとして取材・執筆活動を行っています。

写真と記事の無断転載を禁止します。
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